DocBase、AIに読ませる情報と人間が扱う情報を区分けする新機能を提供開始

DocBase、AIに読ませる情報と人間が扱う情報を区分けする新機能を提供開始

株式会社クレイは、情報共有ツール「DocBase」において、AIへのデータ送信をグループ単位で制御できる新機能の提供を開始しました。この機能は、企業の機密情報を保護しつつ、AI活用の柔軟性を両立させることを目指しています。

AI活用における企業の課題に対応

近年、AIを活用した業務効率化への期待が高まる一方で、機密情報や個人情報などをAIに送信することへの懸念も強まっています。DocBaseはこれまでも、AI機能の追加費用なしでの提供や、データの学習利用なし、メモ単位での制御(no-aiタグ)など、セキュリティを重視した設計を行ってきました。

今回、ユーザーからの「部門やプロジェクト単位でまとめて制御したい」という要望に応え、グループ単位でのAI利用制限機能が追加されました。これにより、組織のセキュリティポリシーに合わせた、より柔軟なAI活用が可能となります。

新機能「AIガバナンス機能」の概要

この新機能では、「AIに読ませるデータ」と「人間だけが扱うデータ」をグループ単位で明確に区分けできます。主な機能は以下の通りです。

  • グループ単位でAIへのデータ送信を制御できる。

  • DocBase AIだけでなく、ClaudeやChatGPTなどの外部AIアプリとの連携にも適用される。

  • セキュリティパックを契約しているチームで利用できる。

主な特徴

1. グループ単位での柔軟な制御

チーム管理者は、管理画面からAI機能を利用できるグループを選択できます。機密プロジェクト用や個人情報を扱うグループなど、特定のグループをAI利用対象外に設定することで、安全にAI機能を活用できます。

設定オプションは以下の二つです。

  • すべてのグループで有効にする(既存チーム向けの互換設定)

  • 指定したグループのみ許可する(新規推奨設定)

管理画面では、グループ名での検索や一括選択・解除、フィルタ表示など、多数のグループを持つチームでも効率的に設定できる機能が備わっています。

AI機能管理の設定画面

2. 安全性を優先した判定ロジック

メモが複数のグループに所属している場合、一つでもAI利用が許可されていないグループに含まれていれば、そのメモ全体でAI機能が無効化されます。これにより、意図しない情報漏洩を防ぎます。

3. わかりやすいユーザー体験

AI機能が制限されているメモでは、利用できない理由がツールチップで表示されます。また、メモ編集時にAI利用を許可していないグループを追加しようとすると、警告が表示され、AI機能が使えなくなることを事前に確認できます。

メモ編集画面での警告表示

設定変更の際も、影響範囲を確認できるダイアログが表示されるため、安心して変更が行えます。

4. 外部AI連携にも適用

グループ単位の利用制限は、DocBase AI機能だけでなく、Slack連携やMCP(Model Context Protocol)で連携するClaudeやCopilot Studioなどの外部AIアプリにも同様に適用されます。これにより、セキュリティポリシーを一貫して管理できます。

活用シーン

この新機能は、様々な部門でのAI活用を安全に進めるのに役立ちます。

  • 開発部門: 技術メモや設計資料はAIで要約したいが、機密性の高い新規プロジェクトの情報はAIに送信したくない場合に、新規プロジェクト専用グループをAI利用対象外に設定できます。

  • 人事・総務部門: 一般的な社内手続きのドキュメントはAI要約を活用しつつ、人事評価や給与情報などの個人情報を扱うグループはAI対象外にできます。

  • 営業・カスタマーサポート部門: 社内向けナレッジベースはAI機能で整理したいが、特定の大口顧客情報を扱うグループは慎重に管理したい場合に、顧客ごとのグループ設定で対応できます。

AIエージェント時代の「安全なデータソース」へ

生成AIの業務活用は、社内データを横断的に参照して業務を遂行する「AIエージェント」の段階へと移行しつつあります。DocBaseのようなナレッジ共有ツールは、AIが業務を行うための「記憶(外部メモリ)」としての役割を担うようになります。

今回の「グループ単位のAI利用制限機能」は、「AIに読ませるデータ」と「人間だけが扱うデータ」を明確に区分けするAIガバナンスの基盤機能です。これにより企業は、セキュリティリスクをコントロールしながら、DocBaseを「AIのための安全で信頼できるデータソース」として最大限に活用できるようになります。

今後の展開

DocBaseは今後も、安全性と利便性の両立を追求し、企業の情報共有をサポートしていきます。ユーザーからのフィードバックを基に、機能の継続的な改善を行うとともに、AI機能全体についてもさらなる拡充が予定されています。

DocBaseに関する詳細は、以下のサービスURLをご覧ください。

株式会社クレイについては、以下のURLから詳細を確認できます。

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