Cuebus株式会社が成田国際空港「エアポートシティ」構想の実証実験に参画

2025年12月19日、Cuebus株式会社は、成田国際空港「エアポートシティ」構想の一環として行われる「成田空港での実装に向けた自動物流道路実証実験」に正式に参画しました。この実証実験は、千葉県と成田国際空港株式会社(NAA)が設立したNRTエリアデザインセンター(NADC)が推進しています。

CUEBUS自動物流道路イメージ

実証実験の背景

NADCが2025年6月に発表した「エアポートシティ」構想では、成田空港内の貨物施設を起点とする自動物流道路の整備を通じて、物流分野の効率を高めることが目標とされています。この取り組みは、テクノロジーと制度の両面から物流の課題を解決し、国際的な競争力を強化することを目指しています。

なお、このプロジェクトは、国土交通省が進める全国規模の「自動物流道路(Autoflow Road)」構想とは異なるものです。今回の実証実験は、千葉県とNAAが主導する成田空港とその周辺地域に特化した取り組みである点が特徴です。

実証実験の内容

実証実験は2026年3月を予定しており、成田国際空港内の道路で実施されます。

Cuebusは、成田空港「エアポートシティ」構想が掲げる次世代物流インフラの実現に向け、自動搬送システムの技術検証と運用テストを担う民間パートナーとして参画します。

これまでに自動倉庫や搬送システムで培った技術を活用し、空港内外での貨物輸送プロセスを効率化するため、空港物流の自動化と省人化を支える技術の土台作りを目指します。具体的には、屋外環境でも安定して動く自動搬送システムの検証や、空港物流の実際の運用に合った自動化技術の検証、そして課題の整理などに取り組みます。

開始式典で登壇するCuebus代表の大久保氏

熊谷知事に実証実験の内容を説明する大久保氏

Cuebus株式会社について

Cuebus株式会社は、「加速する時間に応える」をミッションに掲げ、独自に開発したリニアモーターを核とする、全方位に走行可能な世界唯一の都市型立体ロボット倉庫「CUEBUS」を開発・提供しています。

「CUEBUS」は、「超収納効率」「超スループット」「超柔軟性」という三つの特徴を持っており、物流現場の生産性向上や空間利用の最適化といった業界の課題解決に貢献しています。

同社の事業内容は、リニア駆動型ロボット倉庫CUEBUSのハードウェアおよびソフトウェアの開発・販売です。

詳細については、Cuebus株式会社のウェブサイトをご覧ください。
https://cuebus.jp/

実証実験参加企業

  • Cuebus株式会社

  • 株式会社大林組

  • 大成建設株式会社

  • ナガセテクノサービス株式会社

  • ecoro GmbH

  • PLiBOT株式会社

  • Tracteasy社

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