ハードウェア・環境 wpmaster 2025年12月10日 0 コメント

新生amadanaブランドがディスプレイ3機種を国内発売、Acerの技術と融合したミニマルデザイン

amadana株式会社は、パソコン・ディスプレイメーカーAcerの傘下に入り、新生amadanaブランドとして活動を開始しました。その第1弾として、国内市場向けに3種類のディスプレイを2025年12月中旬より順次発売します。

今回発表されたのは、23.8インチのフルHDディスプレイ「DS10」、27インチのフルHDディスプレイ「DS20」、そして15.6インチのフルHDポータブルディスプレイ「DP10」です。これらの製品は、Acerが持つ高い技術力と、amadanaがこれまで大切にしてきた、生活に溶け込む機能美を追求したミニマルなデザイン哲学を組み合わせた新しいラインナップとなっています。これらのモデルは、2025年9月5日にドイツ・ベルリンで開催された世界最大級のエレクトロニクス展示会「IFA 2025」で先行して紹介されました。

amadanaは「新しい生活文化をデザインする」という使命を掲げ、日本の美意識に基づいたシンプルなデザインと、暮らしに馴染む家電製品で知られるライフスタイルブランドです。Acerグループに加わったことで、日本だけでなく世界市場での展開も視野に入れ、新たな成長段階に入ります。この取り組みは、世界の技術力と供給体制にamadanaのデザイン哲学を融合させ、生活空間に自然に溶け込む新しいカテゴリーのデザイン家電を世界中に届けることを目指しています。

据え置き型ディスプレイ「DS10」「DS20」

「DS10」と「DS20」は、それぞれ23.8インチと27インチのフルHD（1920 × 1080）IPSパネルを搭載したディスプレイです。これらは、日々の生活に自然に馴染むシンプルで上質なデザインが特徴です。画面の映り込みを抑える非光沢パネルを採用しているため、長時間作業しても目に優しく、100,000,000:1という高いコントラスト比により、写真や映像、文字がはっきりと表示されます。

独自のVisionCare技術も取り入れられており、ブルーライトの軽減や画面のちらつき（フリッカー）の削減など、長時間使用する際の目の負担を減らし、より快適な視聴環境を提供します。

デザイン面では、最も薄い部分が約8mmというスリムな設計と、画面周りのフレームを極限まで細くしたゼロフレームデザインが採用されています。白を基調としたデザインは、ワークスペースやリビング、書斎など、様々な空間に自然と溶け込む、amadanaらしい洗練された仕上がりです。本体には2W＋2Wのステレオスピーカーが内蔵されており、外付けスピーカーなしでも動画視聴やオンライン会議に対応できます。入力端子にはVGA×1、HDMI（1.4）×1、3.5mmステレオミニジャック×1を備え、パソコンやゲーム機、映像機器など多様なデバイスと接続できます。

ポータブルディスプレイ「DP10」

「DP10」は、15.6インチのフルHD（1920 × 1080）IPSパネルを搭載した、持ち運びに便利な超薄型ポータブルディスプレイです。約700gと軽量で、角度調整ができる専用スタンドが付いているため、自宅だけでなくカフェや出張先など、どこでも快適なデュアルディスプレイ環境を構築できます。

IPS（インプレーンスイッチング）パネルにより広い視野角が確保され、どの角度から見ても自然で鮮やかな色を再現します。1,677万色の表示に対応しており、写真の閲覧や映像の視聴、ビジネス用途まで幅広く活用できます。さらに、独自のVisionCare技術により、長時間の作業でも目の負担を軽減し、快適な作業環境をサポートします。

接続面では、USB Type-C（映像入力と給電に対応）とmini HDMI端子を備えており、ノートPC、タブレット、ゲーム機など様々なデバイスと簡単に接続できます。USB Type-Cからの給電に対応しているため、電源ケーブルなしでスマートに使用でき、デスク周りの配線もすっきりとまとまります。AdaptiveSync（FreeSync/G-SYNC Compatible）にも対応し、なめらかな映像表示を実現します。HDR10対応により、明るさの差が大きい映像もより自然なコントラストで楽しめます。

薄く、軽く、どこに置いても馴染むミニマルなデザインは、amadanaが長年大切にしてきた「生活に溶け込む美しさ」を受け継ぎながら、使う人の働き方や暮らし方に寄り添うポータブルディスプレイとして作られています。

今後の展開

amadanaが創業以来大切にしてきた「生活に寄り添う美しいデザイン」という価値観は、グローバルな技術力と開発体制と連携することで、より多くのユーザーに届けられるようになりました。今回の3機種は、ブランド再始動を象徴する製品であり、日々の暮らしに心地よく調和することを目指して丁寧に設計されています。

今回のディスプレイ発売を皮切りに、amadanaが掲げる「1%の熱狂を生む」というビジョンを実現する新しい製品を、インテリア・ホームアプライアンス、ミュージック・オーディオ、トラベル・ガジェットなど、様々な分野で計画しています。これらの製品は今後順次発表される予定ですので、今後のamadanaの動向に注目が集まります。