EIZO、産業機器組込みやラック取付けに対応する18.5型タッチパネルモニター「DuraVision FDF1983WT」を発売
EIZO株式会社は、産業機器への組み込みやIT機器の設置に使われる19インチラックへの取付けに対応した18.5型フルHDタッチパネル液晶モニター「DuraVision FDF1983WT」を2026年1月15日に発売すると発表しました。

新しい操作体験を提供する「DuraVision FDF1983WT」
「DuraVision FDF1983WT」(以下、FDF1983WT)は、PCAP(投影型静電容量)方式のタッチパネルモニターです。10点までのマルチタッチに対応しており、指でのドラッグやフリックといった直感的な操作はもちろん、ペンを使った文字や図表の書き込みも可能です。これにより、製造現場の操作盤、医療現場のシステム、セキュリティ監視など、さまざまな場面で活躍します。
18.5型というサイズは、EIZOのタッチパネルモニターとしては初めての採用です。省スペースでありながら、必要な情報を見やすく表示できるバランスの良さが特徴です。この新モデルの登場により、ユーザーは用途に合わせてさらに幅広い選択肢の中から最適なタッチパネルモニターを選べるようになります。
産業現場での使いやすさを追求
FDF1983WTは、各種システムや産業機械に組み込めるように、フレームがない「オープンフレーム」の設計を採用しています。

また、IT機器の設置に広く使われる19インチラックへの取付けにも対応しており、これに必要な専用のラックマウント金具「AR-06」も同時に発売されます。

FDF1983WTとAR-06はともにオープン価格で提供されます。
FDF1983WTの主な特長
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PCAP(投影型静電容量)方式タッチパネル: 10点同時タッチに対応し、指やペン、薄手の手袋での操作も可能です。
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オープンフレームモデル: 機器内部への組み込みがしやすく、別売りの取付ブラケット「OFB-01C-6」も用意されています。
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ラックマウント対応: 専用金具「AR-06」を使えば、EIA規格の19インチラックに取付け可能です。
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選べる電源方式: AC電源モデルと、DC12-24Vの幅広い電圧に対応したDC電源モデルが用意されています。

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見やすいIPSパネル: 斜めから見ても色の変化が少ないIPSパネルを採用しています。
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高い耐久性: 表面硬度7Hのガラス構造で傷がつきにくく、AF(アンチフィンガープリント)加工により指紋跡が目立ちにくくなっています。
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幅広い動作温度: 0~50℃の環境で性能が保証されています。
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調光機能: 最大輝度305cd/㎡から最小輝度0.3cd/㎡まで、細かく明るさを調整できます。
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誤入力防止機能: 手のひらが画面に触れても誤入力を防ぐ「パームリジェクション機能」を搭載しており、ペン入力時も安定した操作をサポートします。
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豊富な入力端子: DisplayPort™、HDMI®、D-Sub 15ピン(ミニ)の3系統の入力端子を備えています。
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長期保証: 24時間連続使用で3年間の長期保証が付いています。
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環境への配慮: 製品の外装の80%以上に、使用済みプラスチックをリサイクルした再生プラスチック材を使用しています。
EIZOのサステナビリティへの取り組み
EIZOは、「映像を通じて豊かな未来社会を実現する」という企業理念のもと、サステナビリティの取り組みを進めています。特に環境分野では、「循環型社会への対応」と「気候変動への対応」を重要な課題として掲げ、国際的な提言に基づいた情報開示を行っています。
2040年までのNet Zero達成を目指し、低炭素移行計画を推進するなど、バリューチェーン全体で環境に配慮した活動を行っています。
新製品「DuraVision FDF1983WT」の詳細は、以下の製品ページで確認できます。
DuraVision FDF1983WT製品ページ


