ドローン用LiDAR「FLUXシリーズ」国内出荷開始、測量・インフラ点検を効率化
株式会社イデオモータロボティクスは、本日よりFreefly Systems社製の高性能LiDARシステム「FLUXシリーズ」の国内出荷を開始しました。
この「FLUXシリーズ」は、ドローンを使った測量や森林管理、インフラ点検、空間モデリングといったさまざまな用途で活用されることを想定して開発されました。

高精度・小型軽量LiDARシステム FLUXシリーズの特長
米国Freefly Systems社が開発したFLUX LiDARシリーズは、測量に必要な高精度な位置情報取得やセンサーの統合が特徴です。最新のIMU(慣性計測装置)、デュアルアンテナGNSS(衛星測位システム)、20MPカラーカメラなどを備えており、複雑な地形や木々が多い場所でも正確な測量ができるように設計されています。

簡単な操作と現場での迅速なデータ処理
FLUXシリーズは、iPadアプリを使って飛行計画を簡単に作成できます。測量ミッションは「RECボタンを押すだけ」で開始でき、LiDARセンサーのキャリブレーション(調整)も不要なため、専門知識がなくてもスムーズに作業を進められます。
計測が終わった後も、現場で数分以内に点群データの処理と表示が可能です。これにより、作業の効率が大きく向上します。




多様なデータ出力と追加費用不要な運用
データはLAS/LAZ形式で出力でき、6,500以上の座標参照系に対応しています。後処理(PPK)にも対応しており、より高精度なデータ分析が可能です。
また、LiDAR本体やアプリケーションの使用に追加のライセンス費用は一切かからないため、購入後の運用コストを抑えられます。
ドローンとの連携を考慮した設計
「Smart Dovetail」というオープンソースのインターフェースにより、Freefly Systems社のドローン「Astroシリーズ」や「Alta X Gen2」とスムーズに連携できます。これにより、搭載や運用がより効率的になります。
FLUXシリーズのラインナップ
FLUXシリーズには、用途に合わせて3つのモデルが用意されています。
FLUX H1
エントリーモデルでありながら、非反復スキャン機能を搭載しています。反射が少ない対象物も正確に捉えることができ、測量精度は±3cmです。1秒あたり1,920,000ポイントのデータを取得し、重量は約690gです。

FLUX O1
NDAA(米国国防権限法)に準拠しており、高い信頼性と安全性を兼ね備えています。測量精度は±3cmで、1秒あたり5,242,880ポイントのデータを取得します。重量は約663gです。

FLUX L1
軽量でありながら高性能なモデルです。測量精度は±5cmで、1秒あたり720,000ポイントのデータを取得します。重量は約715gです。


製品の詳細は、以下のウェブサイトで確認できます。
株式会社イデオモータロボティクスについて
名称:株式会社イデオモータロボティクス
代表者:井出 大介
所在地:東京都府中市宮町1-36-4 府中フラット301
ホームページ:https://www.ideorobo.com/
FLUXシリーズに関するお問い合わせは、株式会社イデオモータロボティクスまで。


