無料AI資格「生成AI導入実務者検定」がスタート!企業でのAI活用を後押し

一般社団法人日本AIスキル認定協会は、企業で生成AI(人工知能)を導入し、業務を効率化・自動化する人材を育成・認定するため、無料のAI資格「生成AI導入実務者検定」を2026年2月17日より提供開始しました。

生成AI導入実務者検定とは

この検定は、企業内でAI(人工知能)を活用して仕事を進めるための実務能力を評価するものです。オンラインでいつでも受験でき、合否に関わらず、自分のAI導入や実務スキルの現在地を知ることができます。また、受験を通じて実務に必要な知識を学ぶ機会にもなります。

生成AI導入実務者検定の合格証

AX(AIトランスフォーメーション)時代の到来

近年、企業の変革はDX(デジタルトランスフォーメーション)から、AX(AIトランスフォーメーション)へと移り変わっています。多くの企業が生成AIの導入を進める中で、「導入したもののうまく使いこなせない」「現場に定着しない」といった課題に直面しています。

この背景には、AIツールの選び方、業務への組み込み方、社内での広め方、そして運用管理といった、AX推進に必要な一連の実務を担える人材が不足していることが挙げられます。

経済産業省の調査では、2030年までに最大79万人ものIT人材が不足すると予測されています。このため、「企業のAXを推進できる実務者」の育成が大変重要になっています。「生成AI導入実務者検定」は、このようなAX推進人材を育て、認定することで、日本企業全体のAI活用を加速させることを目指しています。

検定の主な特徴

「生成AI導入実務者検定」には、以下の特徴があります。

  1. 受験料が無料:費用を気にせず、誰でも挑戦できます。
  2. スキルの現在地を可視化:合否に関わらず、自分のAI実務スキルレベルを客観的に把握できます。
  3. AX推進に直結:AIの導入から運用まで、実践的な知識を習得できます。
  4. 短時間で完了:約30分から50分で受験が可能です。
  5. 即座に結果がわかる:合否はその場で判定されます。
  6. すぐに認定証を発行:合格者には、すぐに「生成AI導入・実務者認定証」(PDF形式)が発行されます。

試験の具体的な内容

この検定では、AX推進に必要とされる以下の実務スキルが評価されます。

  • 生成AIツールの選定と評価:業務の課題に合ったAIツールの選び方や評価方法。

  • 業務プロセスへの組み込み設計:既存の業務の流れにAIを導入する計画と、その効果の測り方。

  • プロンプトエンジニアリング実務:AIから望む成果を引き出すための指示(プロンプト)の作り方と、より良い指示にする方法。

  • 社内展開とチェンジマネジメント:AI活用を組織全体に広めるための進め方。

  • 運用管理とガバナンス:セキュリティやルール、品質管理に関する実務知識。

  • ROI(投資対効果)測定と継続改善:AIへの投資がどれだけの効果を生んだかを測り、業務を継続的に改善していく方法。

検定の対象者と企業にとっての価値

対象者

  • 社内でAX推進を担当するリーダーや実務者

  • DX推進部門、情報システム部門の担当者

  • 経営企画や事業企画でAI活用を検討する方

  • 業務改善プロジェクトを推進する方

  • AI導入コンサルタント、研修講師

企業にとっての価値

  • AX推進の成功率向上:認定された人材が社内にいることで、AI導入プロジェクトの成功につながりやすくなります。

  • AX人材育成の基準として活用:社内のAI人材育成プログラムの目安として利用できます。

  • 採用時の客観的評価:AX推進スキルを持つ人材を採用する際の基準として活用できます。

  • 投資対効果の最大化:適切な知識を持った実務者がAIを導入・運用することで、AIへの投資が最大限に活かされます。

今後の展望

日本AIスキル認定協会は、2030年までに100万人ものAI人材を育成し、認定することを目指しています。今後、以下のような取り組みを進めていく予定です。

  • 「生成AI導入・実務者検定」の上級レベル検定の公開

  • 企業向けのAX推進支援プログラムの提供

  • 業種別・職種別の専門検定の開発

  • 大学や企業と協力し、より実践的な教育プログラムの展開

無料のAI資格を通じて、日本全体のAX推進力を高め、AIを活用する企業の増加に貢献していくことでしょう。

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