スペースデータ、国連イベントで衛星データとAIを活用した3D都市モデル技術を発表

株式会社スペースデータは、2026年2月4日にオーストリア・ウィーンで開催された国連宇宙部(United Nations Office for Outer Space Affairs)主催のイベントに登壇しました。このイベントは、国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)傘下の「科学技術小委員会(STSC)」のサイドイベントとして行われ、宇宙の平和利用に関する国際協力について議論が深められました。
デジタルツインとAIで災害対応を強化
「Harnessing Japan’s Digital Twin, AI, Open Data in Disaster Management(デジタルツイン・AI・オープンデータを活用した防災・災害対応)」と題されたこのイベントでは、国土交通省の調査業務の一環として行われた、マレーシアのセメニ地区での取り組みが発表されました。

スペースデータ社の担当者は、以下の3つのポイントを中心に説明しました。
- デジタルツインの構築: 衛星データとAI解析技術を組み合わせることで、費用を抑えながら短期間で高精度な3D都市モデルを作る方法が紹介されました。
- シミュレーションによる可視化: 作成した3Dモデルを使って、洪水が起きた際の浸水状況をはっきりと見せる技術が示されました。
- 多角的な利活用: このデジタルツイン技術が、災害への備えや被害を減らすことだけでなく、都市開発や道路・橋などのインフラ管理といった、さまざまな分野で役立つ可能性が提案されました。
この発表は、宇宙データとAIを組み合わせた新しい方法が、世界中の都市の災害に強い街づくりや、スマートシティ化を進めるための重要な技術として、多くの関心を集めました。
マレーシアでの具体的な実証事例
マレーシアのセメニ地区で行われた実証では、以下の内容が示されています。
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衛星データ×AIによる都市デジタルツインの構築:
マレーシア・セメニ地区における洪水・浸水シミュレーション -
デジタルツインによるスマート防災:
マレーシア・セメニ地区における避難計画と重要施設モニタリング
今後の展望
スペースデータは、今回の発表で得られた意見を参考に、衛星データとAI解析技術をさらに発展させていく方針です。これからも宇宙技術を実際の社会で活用することで、世界中で持続可能な都市が作られることに貢献していくとのことです。
株式会社スペースデータについて
株式会社スペースデータは、「宇宙を誰もが活用できる社会へ」という理念のもと、宇宙とデジタル技術を融合させることで、新しい産業や社会の基盤を作り出すテクノロジースタートアップです。地球や宇宙環境を正確に再現するデジタルツイン技術を使い、宇宙から都市開発、防災、安全保障に至るまで、未来を支えるデジタルプラットフォームの構築を目指しています。また、宇宙ロボットや宇宙ステーションの運用基盤の開発を通じて、宇宙社会の実現にも取り組んでいます。
最新の取り組みや発表は、スペースデータの公式サイトで確認できます。


