建設DXを支援するChatBIM「ACIMUS」に、AIが間取りを数分で自動提案する新機能「AI自動プランニング」が登場

AIが間取りを数分で自動提案!ChatBIM「ACIMUS」に新機能「AI自動プランニング」が登場

建設DX(デジタルトランスフォーメーション)を進める株式会社ACIMUSは、対話形式でBIMモデルを作成できる「ACIMUS(アキムス)」に、新しい機能「AI自動プランニング」を発表しました。

この新機能は、建物の形や大きさを決めるだけで、AIが数分でフロアプラン(間取り)を自動で提案してくれるというものです。これにより、これまで時間と手間がかかっていた建物の企画や設計の初期段階の作業が、ぐっと楽になります。

建設DXを支援するChatBIM「ACIMUS」に、AIが間取りを数分で自動提案する新機能「AI自動プランニング」が登場

建設業界の課題:「BIM普及の壁」

建設業界では、建物の情報を一元管理する「BIM(Building Information Modeling)」という技術の導入が進んでいます。しかし、「BIMを導入しても、一部の人しか使いこなせない」「専門の操作ができる人が少なく、特定の担当者に仕事が集中してしまう」といった問題が多くの会社で起きています。

BIMを使う技術者が足りないことは、業界全体の大きな課題です。ACIMUSは、この「BIM普及の壁」を乗り越えるために、新しいアプローチを提案しています。

ChatBIM「ACIMUS」とは

「ACIMUS」は、生成AIとチャットで会話するようにBIMモデルを作成できるクラウドサービスです。パソコンにソフトをインストールする必要がなく、インターネットにつながっていれば、ウェブブラウザで使うことができます。

このサービスは、企画や基本的な設計に特化した「LiteBIM(ライトビム)」という考え方に基づいています。難しい操作を覚える必要がなく、日本語で指示するだけで、誰でも簡単にBIMモデルを作ったり、活用したりできるのが特徴です。

ACIMUSには、主に3つのコンセプトがあります。

  • AIネイティブ: AIを後から付け加えるのではなく、設計の土台からAI(生成AI)が使われることを前提に作られています。そのため、普段話す言葉で指示するだけで設計が進みます。

  • LiteBIM: 高機能な既存のBIMソフトと役割を分け、建物の企画や基本的な設計の段階に特化しています。シンプルなBIMモデルを簡単に作成し、国際標準規格であるIFC形式で、既存のBIMソフトへデータを引き継ぐことができます。

  • ChatBIM: チャット形式でBIMモデルを作る操作方法です。専門的なBIMの知識がなくても、日本語で指示するだけでモデリングが可能です。

新機能「AI自動プランニング」の詳細

ゾーニングからフロアプランを自動提案

通常の設計では、まず「ゾーニング」(エリア分け)を行い、次に「プランニング」(部屋の配置)と段階的に作業を進めます。しかし、「AI自動プランニング」では、これらの作業をAIが一気に自動で提案します。

例えば、「ビジネスホテルの1階にロビーやエレベーターホールなどを含めてプランニングしてほしい」とか、「分譲マンションで3LDKを6〜8戸くらいでプランニングしてほしい」といったチャットでの指示だけで、AIがフロアプランを自動で生成します。戸建て住宅、マンション、ホテル、オフィスビルなど、様々な建物の用途に対応しています。

生成AIによる用途に応じた自動プランニング提案

ACIMUSプロジェクトの3Dフロアプラン

これにより、複数のプランを比較検討する作業が大幅に効率化されます。

フロアプランから「建築要素」への自動変換

提案されたフロアプランは、マウスで簡単に修正できます。間取りが確定したら、「建築要素を設置して」と指示するだけで、チャットAIが各部屋の位置を理解し、柱や壁、床、天井といったBIMの部品を一括で自動配置します。

3D建築設計ソフトウェアのインターフェース

既存BIMソフトウェアとつながる「IFC」完全対応

作成したモデルは、BIMの国際標準規格であるIFC形式(2×3/4/4.3)で出力できます。これにより、Autodesk RevitやGraphisoft Archicadといった既存のBIMソフトへ、建物の情報を持ったままデータを引き継ぎ、さらに詳細な設計に進むことができます。

BIMワークフローの2段階プロセス

「AI自動プランニング」の今後の展望

ACIMUSは、「AI自動プランニング」をさらに進化させることを考えています。将来的には、各社の設計ルールや標準的な仕様をAIに学習させることで、その会社に合わせたプランを提案できるようになるでしょう。

例えば、過去のプロジェクトの情報を参考にしたり、企画書や要求仕様書の内容を取り込んだりして、プランを提案できるようになる可能性があります。これにより、会社ごとの設計の考え方やノウハウを組織全体で活用できる環境を目指しています。

新機能「AI自動プランニング」は、2026年春頃に正式リリースされる予定ですが、それに先駆けて先行利用も可能です。興味がある企業は、以下の窓口までお問い合わせください。

ACIMUSに関するよくある質問

  • Q: 既存のBIMソフトの操作経験や、高額なハイスペックPCは必要ですか?
    A: いいえ、必要ありません。ACIMUSはブラウザ上で動くため、インターネット環境があれば一般的なPCで利用できます。また、AIとの対話で操作できるため、専門的な知識も不要です。

  • Q: どのような用途に向いていますか?
    A: 建物の企画から基本的な設計までの初期段階での活用を推奨しています。シンプルなBIMモデルを作成し、様々なプランを検討したり、3Dモデルからすぐにパースを作成したりするのに役立ちます。

  • Q: 作成したデータは他のソフトで使えますか?
    A: はい、使えます。BIMモデルは「IFCファイル」として、CAD図面(平面・断面)は「DXFファイル」として出力できます。これにより、他のBIMソフトやCADソフトでデータを読み込み、詳細な設計に進むことが可能です。

会社概要

  • 会社名: 株式会社ACIMUS(アキムス)

  • 代表者: 代表取締役 菊池光貴

  • 設立: 2024年9月

  • 所在地: 東京都千代田区神田和泉町1番地6-16ヤマトビル405

  • URL: https://www.acimus.com/

お問い合わせ

ACIMUSに関するお問い合わせは、以下のいずれかの方法でご連絡ください。

受付時間: 平日10:00〜19:00

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