センシンロボティクス、ドローン自動航行ソフトに「飛行日誌」機能を追加し、現場の工数削減と法令遵守を強力に支援

センシンロボティクス、ドローン自動航行ソフトに「飛行日誌」機能を追加

株式会社センシンロボティクスは、ドローンの自動航行ソフトウェア「SENSYN CORE Pilot」に、新たに「飛行日誌」機能を追加しました。この機能は、ドローンを使った点検や整備の記録をデジタルで管理し、現場での作業を減らし、国のルール(法令)を守ることを強力にサポートします。

開発の背景

ドローンが社会で広く使われるようになる中で、ドローンの利用には、いろいろな申請や報告の作業が欠かせません。しかし、これらの作業には多くの手間がかかることが課題でした。特に、ドローンを飛ばす前に行う「DIPS(ドローン情報基盤システム)への通報」や、飛行の前後に作成する「飛行日誌」は、ドローンを運用する人たちにとって大きな負担となっています。

センシンロボティクスは、これまで多くの産業施設での点検作業を支援してきました。その経験から、点検作業の管理が人によってやり方がバラバラになりやすいという問題を見つけ、これを標準化して、組織全体で毎日使えるようにする知識と技術を蓄積してきました。これらの知識を活かして開発された「飛行日誌」機能は、記録の入力作業を一元化し、自動化を進めることで、現場の負担を軽くし、国のルールに沿った適切な管理体制を作るのに役立ちます。

アップデートの概要と特長

「SENSYN CORE Pilot」に追加された「飛行日誌」機能は、ドローン運用に必要な記録作業を効率化するための様々な特長を持っています。

様式1(飛行実績記録):飛行データの記録作業を効率化

飛行記録に必要な項目を画面に表示し、直接入力できます。「SENSYN CORE Pilot」に記録された飛行データをもとに、ドローンが離陸・着陸した場所や時刻を自動で入力することも可能です。

ドローン飛行日誌の入力フォーム画面。機体、飛行年月日、パイロット、飛行概要、飛行空域などの基本情報と、離陸・着陸時刻、場所のGPS座標を入力・確認できる。

様式2(日常点検整備記録):入力漏れを防ぎ、位置情報を自動で記録

点検項目ごとに「正常」か「異常」を選ぶボタンが用意されており、直感的に操作できます。入力漏れがあった場合には自動で知らせる機能も備わっており、正確な記録をサポートします。また、使用している機器のGPS機能を使って、現在の位置情報(緯度・経度)を自動で入力することもできます。

ドローンの日常点検記録を行うモバイルアプリの画面です。機体情報、飛行年月日、実施者、実施場所、点検項目(正常・異常)を入力し、保存するフォームが表示されています。

様式3(定期点検整備記録):記録の一元管理を実現

定期点検整備記録に必要な項目を画面に表示し、直接記録できます。PDFファイルをアップロードする機能も搭載されており、外部で作成された点検記録もまとめて管理することが可能です。

無人航空機の点検設備記録フォームを表示しています。機体情報、登録記号、飛行年月日、総飛行時間、点検・修理内容(プロペラ交換)、実施者、ファイルアップロード、備考欄など、詳細な情報を入力・保存する画面です。

飛行日誌のエクスポート:報告用の形式で一括出力

機体ごとに飛行日誌をエクスポートできます。出力されるファイルは、様式1、様式2、様式3それぞれ、国土交通省が定めた標準の形式に沿っています。

ドローンの飛行日誌管理画面を表示しており、特定の機体「飛行日誌テスト用ドローン」のフライトログがリスト形式で確認できます。2025年12月23日の15:00と12:00の記録が「完成」ステータスで表示され、エクスポート機能も提供されています。

この文書は、無人航空機(UAS)の日常点検記録です。機体、プロペラ、通信、推進、電源など主要項目が「正常」とされており、2025年12月23日に先進太郎が点検実施。飛行前の安全確認とメンテナンス状況が記載されています。

今後の展望

センシンロボティクスは今後も、DIPSなどの各種申請手続きとの連携をさらに強化したり、自動で離発着する「Dock型ドローン」との連携を進めたりするなど、現場のニーズに合わせた毎日の運用をより効率的で安全なものにしていきます。「SENSYN CORE」を技術の中心として、点検や保守の仕事に役立つ幅広い解決策を提供し続ける予定です。

注釈
1 「SENSYN CORE Pilot」:ソリューション開発の基盤となる「SENSYN CORE」を使った、地図上で簡単にドローンの飛行ルートを計画し、自動で飛ばすことができるソフトウェアです。
2 「DIPS」:国土交通省が運営する「ドローン情報基盤システム」の略称です。ドローンの登録、飛行の許可申請、飛行計画の通報、事故報告など、必要な手続きをオンラインで行うことができます。

センシンロボティクスについて

センシンロボティクスは、「社会の『当たり前』を進化させていく。」を目標に掲げ、社会や企業が抱える課題を、AI(人工知能)とデータの力で解決する、社会インフラDXのリーディングカンパニーです。

日本や世界の社会・産業を支える現場が抱える「人手不足、安全上のリスク、コストの増加」といった課題に対して、AIをはじめとする最新技術を使い、誰でも簡単にデータを活用できるソフトウェアソリューションで解決しています。多くのプロジェクトで得た知識と、独自のソフトウェア開発基盤「SENSYN CORE」を活用し、相談から計画、実現可能性の評価、技術・システムの開発、そして実際の業務への導入までを一貫して支援しています。これにより、古くなっていくインフラの点検、少子高齢化による労働人口の減少、激しくなる災害といった社会の課題を解決し、持続可能な未来の実現を目指しています。

  • 本社所在地:東京都品川区大井一丁目28番1号 住友不動産大井町駅前ビル4階

  • 設立:2015年10月

  • 代表:代表取締役社長 CEO 北村 卓也

  • 詳細はこちら:https://www.sensyn-robotics.com/

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