コマツ、Qt GroupのGUIテスト自動化ツール「Squish」を採用し、建設機械の品質向上とテスト効率化を実現
Qt GroupのGUIテスト自動化ツール「Squish」が、世界的な建設・鉱山機械メーカーであるコマツの建設機械に採用されました。このパートナーシップにより、コマツは建設機械のディスプレイ画面のテストを自動化し、グローバルな事業展開におけるテストの効率と品質保証を大きく改善しました。

コマツが直面していた課題とSquishによる解決
コマツの建設機械は190カ国以上で使われており、搭載されているICTモニターは27の言語に対応しています。Komtraxやスマートコンストラクション®など、コマツが機械に搭載するデジタル技術が増えるにつれて、テストプロセス全体をできるだけ効率良く進めることが重要になっていました。
コマツはすでにQtフレームワークを使ってソフトウェアを開発していたため、SquishとQtの連携がスムーズに進みました。これにより、制御機能や部品のテストを効率的に行えるようになりました。さらに、Squishはコマツが使う他のソフトウェアプラットフォームのテストにも対応しており、異なるアプリケーション間でテストを素早く柔軟に作成・管理できます。
Squishの導入により、コマツは手作業で行っていたテストを21.4%削減し、ソフトウェアの主要な部分で自動チェックを広げました。これにより、重要なソフトウェア機能を隅々までテストできるようになりました。また、SquishはOCR(文字認識)機能と連携できるため、異なる言語で文字が正しく表示されているかを自動で確認できます。これにより、世界中のオペレーターが、どの言語を使っていても、同じように分かりやすい操作画面を利用できるようになりました。
関係者のコメント
コマツ 開発本部 フィールドオートメーション開発センタ 建機自動化第三グループ グループマネージャの西畑 考志氏は、次のように述べています。
「以前は、何か変更があるたびに、画面の正確な位置を指定し、テストツールの設定を更新する必要がありました。Squishを使えば、オブジェクトの名前を指定するだけで済むため、Qtで開発されたアプリケーションのテストは、管理や再利用がとても簡単になります。多くの言語でテストを自動化できることで、主要な先進国のオペレーターに一貫した体験を提供できるということです。」
Qt Groupの上級副社長であるユハペッカ・ニエミ氏は、次のように述べています。
「コマツとの契約は、適切な自動化ツールが本当に生産性を高め、手作業によるテスト時間を短縮できることを示しています。より速く、より広範囲なテストを提供することで、私たちはコマツが世界規模で効率と品質の新しい基準を作るお手伝いをしています。」
Qt Groupについて
Qt Group(Nasdaq Helsinki:QTCOM)は、グローバルなソフトウェア企業です。産業界のリーダーや150万人以上の開発者が信頼を寄せ、ユーザーに愛されるアプリケーションやスマートデバイスの開発を支援しています。UIデザインやソフトウェア開発から品質管理、導入まで、製品開発の全サイクルを通じてお客様の生産性向上に貢献しています。Qt Groupのお客様は70以上の業界、180カ国以上に広がっています。2024年の売上は2億910万ユーロでした。
- Qt Group公式ホームページ: https://www.qt.io/ja-jp/


