歴史的建造物「横浜市大倉山記念館」をドローン等でデジタルアーカイブ化

横浜市大倉山記念館のデジタルアーカイブ化

横浜市にある歴史的建造物「横浜市大倉山記念館」が、ドローンなどの最新技術を使ってデジタルアーカイブ化されることが発表されました。この取り組みは、建物の記録を未来へ残し、維持管理に役立てることを目的としています。

横浜市大倉山記念館について

横浜市大倉山記念館は、実業家の大倉邦彦氏が豊かな人材を育てるために、大倉精神文化研究所の本館として1932年(昭和7年)に建てられました。今年で築94年を迎えるこの建物は、1991年(平成3年)に横浜市指定有形文化財となっています。

設計は、日本銀行の増改築などを手掛けた長野宇平治氏によるものです。大倉邦彦氏が考えた「東西文化の融合」をイメージしたプレ・ヘレニック様式という特別な建築様式が特徴です。鉄骨・鉄筋コンクリート造の3階建てで、その複雑な形から維持管理が難しいとされています。

詳細については、横浜市大倉山記念館のウェブサイトをご覧ください。
https://o-kurayama.com/

デジタルアーカイブ化の取り組み

公益財団法人大倉精神文化研究所と建物デジタル診断研究会が連携し、大倉山記念館のデジタルアーカイブ化を進めます。建物デジタル診断研究会は、ドローンや点群システムを活用し、建物診断や新しい維持管理方法を研究するグループです。

具体的には、建物の外側はドローンを使ってさまざまな高さや角度から撮影し、専用のソフトウェアで三次元モデルを作成します。建物の中については、衝突防止機能付きドローンと360度スキャニングカメラを組み合わせて三次元モデル化を行います。

このデジタルアーカイブ化は、2026年1月19日(月)から開始されます。

関係団体について

  • 公益財団法人大倉精神文化研究所
    創設者の大倉邦彦氏の精神を受け継ぎ、地域文化の振興に貢献しています。11万冊以上の専門書を持つ附属図書館も運営しています。
    https://www.okuraken.or.jp/

  • 建物デジタル診断研究会
    一般社団法人横浜市建築士事務所協会の有志を中心に活動しており、以下の企業が中心となっています。

    • 株式会社エー・エス・ディ:建設・建築業界向けにクラウドサービスを提供し、現場の課題解決を支援するITソリューション企業です。
      https://www.asd-inc.co.jp/

    • 株式会社ジャスト:ドローンや3D計測などのデジタル技術を使い、建築物や社会インフラの点検・調査を行っています。
      https://www.just-ltd.co.jp/

    • 合同会社INVAPL:建築・不動産分野で、設計から維持管理までを支援する技術系コンサルティング会社です。
      https://invapl.com/

デジタルアーカイブ化の活用

作成された三次元モデルは、歴史的建造物の記録としてだけでなく、将来の維持管理やメンテナンスにも活用される予定です。これにより、複雑な形状を持つ大倉山記念館の適切な管理が期待されます。

既存建築物の調査への活用に興味がある方は、以下のフォームから問い合わせが可能です。
https://forms.gle/qvjWNZJGVfweMQ3A7

このプロジェクトに関する詳細情報は、株式会社エー・エス・ディのウェブサイトでも確認できます。
https://www.asd-inc.co.jp/2026/01/13/post-id-14471/

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