NTTドコモビジネス、スマートスタジアム運営を支援する「24/7 Software」の提供を開始
NTTドコモビジネスがスマートスタジアムソリューションを提供開始
NTTドコモビジネスは、アメリカの施設管理SaaS(サース)大手である24/7 Software, Inc.と、日本・韓国・台湾における独占販売店契約を結び、スタジアム、アリーナ、そして大型商業施設向けの新しいソリューションの提供を始めました。このソリューションは、クラウド型でモバイルに対応したプラットフォーム「24/7 Software」を活用し、施設の運営をよりスマートにするものです。
この取り組みにより、施設運営で発生するさまざまな業務、例えば何か問題が起きたときの対応(インシデント管理)、忘れ物の管理、来場者からの要望への対応、設備のメンテナンスといった業務を一つにまとめます。リアルタイムで状況が見えるようになり、集まったデータを分析することで、運営の効率を高め、施設の安全性を向上させ、来場者の体験をより良いものにすることを目指します。
さらに、施設に導入されている情報通信技術(ICT)の設備やアプリケーション、サービスとの連携も提案し、スマートスタジアムを実現するための総合的なソリューションとして展開していく予定です。

ソリューション提供の背景
近年、スタジアムの市場は大きく成長しており、施設はどんどん大きく、多機能になっています。その一方で、運営現場では多くの種類の業務が発生し、これらを効率よく進めることが大きな課題となっています。
これまでの運営現場では、インシデント管理や忘れ物対応、設備保守といった業務ごとに別々のシステムが使われていることが多く、それぞれの現場に合わせてカスタマイズされていました。そのため、施設全体で共通のシステムを使って運営を最適化したり、データを分析したりすることが難しく、業務改善が個別の範囲にとどまってしまうことがよくありました。
今後は人手不足がさらに深刻になると予想されており、施設運営においても、従業員がより創造的な仕事に集中できるよう、業務のスマート化が強く求められています。
NTTドコモビジネスはこれまで、大規模な複合再開発やスタジアム、アリーナ、ホテルなど、さまざまな場所での街づくりをデジタルの力で支援してきました。今回「24/7 Software」を提供することで、スタジアムの運営管理をさらに効率化することを目指します。
「24/7 Software」とは
「24/7 Software」は、アメリカのプロスポーツリーグ(NFL、MLB、NHL、NBA)のホームスタジアムの約80%で導入されている実績を持つ施設管理プラットフォームです。このシステムは、複数の施設をまたぐ運営や、警備や清掃など多くの業者が関わる運営にも対応できるよう作られています。何か問題が発生してから、担当者が割り当てられ、対応が完了するまでの流れを、すべてまとめて記録し、管理することができます。
現場のスタッフは、スマートフォンアプリを使って問題を確認したり、対応状況を更新したりできます。また、中央の管理画面では、問題の一覧表示や進捗状況の管理が可能です。既存のトランシーバーなどの連絡手段と合わせて使えるように、使いやすい画面デザインが採用されているため、現場の実際の使い方に合わせてスムーズに導入・運用できます。さらに、外部のサービスと連携するためのAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)も備わっており、問題の検知や通知を自動で行うことも可能です。
これらの機能を使うことで、問題への対応時間を短縮できるだけでなく(実際に25%の時間削減の実績があります)、業務データをためて分析することで、施設の運営を効率化したり、来場者の体験価値を高めるための計画を立てたり、実行したりすることをサポートします。

今後の展開
NTTドコモビジネスは、「24/7 Software」のスムーズな導入や、これまでの運用からの切り替えを支援するだけでなく、オンラインチケットサービスやコミュニケーションアプリ、ロボット、監視カメラなどのICT(情報通信技術)と連携させ、スマートスタジアムを実現するための総合的なソリューションを展開していきます。
今後は、スタジアムだけでなく、アリーナ、商業施設、都市開発プロジェクトも対象に、ソリューションとインフラの両面から施設の運営をスマート化していく予定です。また、販売パートナーを増やすことで、アジアの国々への展開も考えているとのことです。
24/7 Software Inc.のセールス&マーケティング担当役員であるジャスティン・キング氏は、NTTドコモビジネスとの提携により、日本、韓国、台湾の3つの市場でプラットフォームを展開できることを大変喜んでいます。これらの国々は、スポーツやエンターテインメントに対する強い情熱を共有しており、世界レベルの会場運営の新しい形を切り開いていると述べています。
同社は、会場運営ITの世界的リーダーとして、世界中の500以上の施設を支援しており、北米のプロスポーツスタジアムやアリーナの約80%でサービスを提供しています。NTTドコモビジネスと共に、安全性の向上、ゲスト体験のさらなる充実、そして「世界最高峰の施設に安心を(TM)」を実現する革新的なデータ駆動型ソリューションを提供していく考えを示しています。

NTTコミュニケーションズ株式会社は、2025年7月1日に社名を「NTTドコモビジネス株式会社」に変更しました。同社は、企業と地域が持続的に成長できる社会を支える「産業・地域DXのプラットフォーマー」として、新たな価値を生み出し、豊かな社会の実現を目指しています。
- NTTドコモビジネス株式会社について: https://www.ntt.com/about-us/nttdocomobusiness.html


