SHO-CASEがAppSheetで開発したノーコード「安全管理アプリ」をリリース

SHO-CASEがノーコード「安全管理アプリ」をリリース

株式会社SHO-CASEは、Googleのノーコード開発プラットフォーム「AppSheet」を活用して開発した「安全管理アプリ」を2025年12月26日に正式リリースしました。このアプリは、建設・内装・イベント工事の現場における安全書類管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援します。

SHO-CASE Google AppSheet 安全書類アプリ

安全管理アプリについて

このアプリは、Googleが提供するノーコードアプリ開発ツール「AppSheet」を用いて開発されています。Googleアカウントがあれば無料で利用でき、Google Workspace契約ユーザーはメール招待やアクセス管理といった運用機能も利用可能です。

AppSheetの主な利点は以下の通りです。

  • 専門的なシステム開発の知識がなくてもアプリを作成・編集できる

  • Googleスプレッドシートとリアルタイムで情報を同期し、現場の情報を即座に共有できる

  • 既存の業務に合わせて、自社の仕様に柔軟にカスタマイズが可能

  • 初期費用がかからず、最小限のランニングコストで導入できる

今回リリースされた安全管理アプリには、現場で必要とされる基本的な機能が搭載されています。新規入場者帳票や施工体制台帳、各種安全書類をスマートフォンやタブレットから簡単に登録・管理できるのが特長です。

開発の背景

建設業界では、安全書類の作成、提出、管理が法律で義務付けられています。しかし、現場ごとにフォーマットや運用ルールが異なったり、既存サービスを導入してもExcelや紙での運用が残ったり、「使いにくいと感じても、やり方を変えられない」といった課題が多く存在しました。

現代においてAIやノーコード技術が急速に進む中でも、安全書類管理の分野では「業務をパッケージソフトに合わせる」運用が主流でした。SHO-CASEは、この状況に対して「現場の業務にアプリを合わせる」ことをノーコードで実現することを目指し、本アプリを開発しました。

ノーコード安全書類管理アプリの特長

  1. Google「AppSheet」によるノーコード開発
    プログラミングの知識がなくても構築されているため、現場や会社ごとの運用に合わせて項目を追加したり変更したりすることが可能です。
  2. スマートフォンで完結する安全書類登録
    新規入場者帳票や施工体制台帳などを現場から直接入力・確認できます。これにより、紙やExcelへの転記作業を減らすことができます。
  3. 既存SaaSとの違い
    「決められた機能を使う」だけでなく、「業務に合わせてアプリを作り替えられる」点が最大の特長です。すでにSaaSを導入している企業でも、乗り換えや併用が可能です。
  4. 現場監督自身が改善できるアプリ
    ITエンジニアに頼らず、現場監督や管理者が自らアプリを改善できるような設計思想が採用されています。

動画による情報公開

本アプリのリリースに合わせて、以下の2本の動画が公開されています。

これらの動画は、「導入したら終わり」ではなく、アプリを使いこなし、改善していくことまで含めたDXを支援することを目的としています。

さらに、以下の情報も公開されています。

今後の展開

SHO-CASEは今後も、施工管理、安全管理、労務管理など、建設現場の実際の業務に根ざしたアプリをノーコードで開発・提供していく予定です。現場で働く人々が「ITに振り回される」のではなく、「ITを使いこなせる」環境を整えることで、建設業界の価値向上に貢献していくとしています。

株式会社SHO-CASEについて

株式会社SHO-CASEは、「建設・内装・イベントの現場をDXする会社」として活動しています。Googleが提供するノーコードアプリ「Appsheet」を用いたノーコードアプリ開発を行っており、建設業界向けのノーコードアプリを無料でダウンロードできる「Appsheetアプリマーケット」を運営しています。

本件に関するお問い合わせ先は以下の通りです。

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