ミツモアの「プロワン」、川崎設備工業に導入決定 – 創業70年の設備企業が業務効率化へ
株式会社ミツモアが提供する現場業務支援ソフトウェア「プロワン」が、川崎設備工業株式会社に導入されることが発表されました。

川崎設備工業は創業70年の歴史を持つ総合設備企業で、今回の導入により、拠点ごとの異なるExcel管理や情報が特定の担当者に集中する「属人化」、同じ情報を何度も入力する「二重入力」といった課題の解決を目指します。
川崎設備工業について
川崎設備工業株式会社は、1951年(昭和26年)に設立されました。空気調和設備、冷暖房設備、給排水衛生設備、消防設備、環境設備などの設計施工を中心に、社会インフラを支える設備工事を展開している総合設備企業です。
名古屋に本社を置き、全国の主要施設、大規模建築物、自治体・公共施設、産業施設など、幅広い工事を手がけています。社員数441名(2025年4月時点)を抱える、中部圏の設備工事大手の一つです。

「プロワン」とは
ミツモアが開発・提供する「プロワン」は、国内初の短期工事やリフォーム、設備工事、保守メンテナンスなど、現場仕事の業務支援に特化したオールインワンのソフトウェアです。顧客管理、営業支援、差配、分析レポート、収支管理など、現場から事務作業までさまざまな業務を自動化し、一元管理することが可能です。
現場で働く従業員は、作業後にオフィスに戻ることなく、その場でタブレットを使って見積もりや請求書、完了報告などの書類を作成できます。これにより、顧客対応のスピードアップや業務効率化が図られます。その結果、事務作業が約30%減り、売上が約20%向上したという実績があります。

導入の背景
川崎設備工業では、案件管理、見積もり作成、進捗管理を主に自社の基幹システムやExcelで行っていました。しかし、拠点ごとにフォーマットや管理ルールが異なっていたため、以下のような課題に直面していました。
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情報のバラつきや特定の担当者に情報が集中する「属人化」
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案件の数や進捗状況がリアルタイムで把握できない
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同じ情報を複数のシステムに入力する「二重入力」が発生
これらの課題により、案件情報が一箇所にまとまらず、会社全体での状況把握が難しい状態でした。

導入の決め手
「プロワン」の導入は、主に以下の3点が評価されました。
- 現場が迷わない操作性
見積もり、進捗、案件の流れが一つの画面で把握できる構造は、設備工事の現場での実務と相性が良く、導入のハードルを大きく下げました。 - 現場別のフローに合わせた柔軟なチューニングが可能
大規模な開発をすることなく、自社の基幹システムと連携し、業務フローに合わせて最適化できる点が評価されました。 - 採算管理・原価把握を可能にする高精度なレポート機能
「プロワン」内部の全てのデータを集計できるため、実績分析など、経営判断に必要な指標をリアルタイムで把握できます。

導入後に期待する効果
「プロワン」の導入により、川崎設備工業では以下の効果が期待されています。
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情報が特定の担当者に集中することの解消と、案件情報の一元管理による管理作業の工数削減。
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拠点間で異なっていた管理方法を統一し、管理工数を大幅に削減すること。
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二重入力の解消によるミス削減と作業負担の軽減。
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リアルタイムに案件状況や採算が把握できる「共通言語」の確立。
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分析レポートにより、経営層や管理者が瞬時に判断できる環境の構築。
株式会社ミツモアについて
株式会社ミツモアは、「日本のGDPを増やし 明日がもっといい日になる と思える社会に」をミッションに掲げるスタートアップ企業です。全国10万以上の事業者ネットワークを基盤に、生活インフラ産業の生産性向上を通じて、事業者エコシステムの構造的な変革と持続的な発展を目指しています。
2017年2月の創業以来、オンラインで見積もり比較から受発注までワンストップで完結するサービス「ミツモア」や、現場業界特化のオールインワンSaaSサービス「プロワン」、法人の調達・発注業務を支援する「ハッチュー」などを開発・提供しています。2023年には、経済産業省主催の「日本スタートアップ大賞2023」にて経済産業大臣賞(ダイバーシティ賞)を受賞し、週刊東洋経済が主催する「すごいベンチャー100」2023年版にも選出されました。

詳細については、以下のミツモアの企業情報をご覧ください。
https://meetsmore.com/company
また、「プロワン」の詳細はこちらから確認できます。
https://meetsone.com/


