鹿児島高専とmonoDuki合同会社が連携し、学生の起業家精神を育む伴走支援を開始

鹿児島工業高等専門学校(以下、鹿児島高専)は、monoDuki合同会社(本社:鹿児島県鹿児島市、代表:村上将太郎)と協力し、学生の起業家精神(アントレプレナーシップ)を育む伴走型支援を進めています。

鹿児島高専とmonoDuki合同会社が紡ぐアントレプレナーシップ教育

この取り組みは、教育現場で求められる実践的な学びや起業家教育に対応するため、学校の状況に合わせた継続的な学習の仕組みづくりを支援するものです。monoDuki合同会社は、起業クラブの運営から実践的なハッカソンの企画・運営まで、幅広くサポートしています。

支援の背景と目的

鹿児島高専は、創造性豊かなエンジニアの育成を目指す教育機関です。しかし、現代社会の変化に対応し、「何にでもなれる」人材を育てるため、起業家精神教育の充実が必要だと考えていました。専門教育のプロフェッショナルは揃っていても、実践的な起業家精神を教える体制には課題がありました。

そこで、鹿児島高専の卒業生でもある村上氏が代表を務めるmonoDuki合同会社が、最新技術を用いた人材育成の強みを活かし、伴走支援を開始しました。この支援の目的は、学生の起業家精神教育を推進し、実践的な課題解決能力を育成すること、そして学校の外部への発信力を高めることにあります。

monoDuki合同会社による具体的な支援内容

1. 起業クラブの運営支援

3DプリンターやVRゴーグルといった最新設備が整った環境で、学生のアイデア出しから試作品開発までを、メンターとして日常的にサポートしています。

起業クラブで活動する学生たち

2. 課題解決型ワークショップ・ハッカソンの開催

地域の企業と連携し、実際の社会課題をテーマにしたアイデアソンやハッカソンを実施しています。これにより、学生が自らの手で社会課題を解決する体験を提供しています。

ハッカソンでプレゼンテーションを行う学生

3. アントレプレナーシップ講演会・外部イベント参加支援

起業家を招いた講演会を開催したり、メンターとして「DCON(高専生による事業創出コンテスト)」や「高専起業家サミット」、「鹿児島県ビジネスプランコンテスト」への出場を支援したりしています。これによって、学生が学校の外の世界とつながり、刺激を受ける機会を創出しています。

高専起業家サミットに参加する学生たち

伴走型支援の流れ

monoDuki合同会社が提供する支援は、以下の5段階で構成されています。

  1. ヒアリング・目的整理: 学校の教育方針や生徒の傾向を分析し、デジタルの活用目的を明確にします。
  2. プログラム設計・機材選定: AIやXRなどを活用したデジタルものづくり環境を設計し、授業や課外活動に接続可能なプログラムと機材を選定します。
  3. 研修・プログラム実施: 教職員向け研修や生徒向け実践型講義を実施し、XR・AI分野の専門家が技術面をサポートします。
  4. 成果発表・事例発信: 校内発表会やオープンスクールでの成果展示、対外広報素材の制作を通じて、学びの成果を社会に発信します。
  5. 振り返り・今後の活用提案: 実施したプログラムを振り返り、今後の教育活動への活用を提案します。

導入校の先生・学生の声

鹿児島高専の校長先生のインタビュー

鹿児島高専の上田校長は、monoDuki合同会社との連携により、アントレプレナーシップ教育の専門家が不在だった課題が解決されたことに感謝の意を表しています。また、学生が最新設備のある起業クラブで挑戦できる環境は、高専ならではの大きな強みだと述べています。

学生たちからも、起業クラブでの活動を通じて、VRホラーゲーム制作、日陰を通れるマップアプリの考案、観光地のマナー違反解決プロダクト「manavi」の企画など、具体的な成果が生まれています。また、「一人では難しいことも、仲間と一緒なら実現できる」「将来の選択肢に『起業』が加わった」といった声が聞かれ、活動が学生たちの成長に繋がっていることが分かります。

今後の展望

鹿児島高専は、令和8年4月の「創造デザイン工学科」への改組を見据え、monoDuki合同会社と連携し、授業カリキュラム(PBL:課題解決型学習)の企画段階から伴走支援を行います。地域社会と学生が直接連携し、テクノロジーを使って課題を解決する新しい人材育成モデルを展開していく予定です。

monoDuki合同会社について

monoDuki合同会社のロゴ

monoDuki合同会社は、現場DXの推進を軸に、XR技術を活用した体験・業務の革新と、その技術を推進する人材育成を目指して2023年2月に創業しました。2024年からは、DXハイスクール採択校の教育支援など、デジタル人材育成事業を本格的に展開しています。

monoDuki合同会社の提供するプログラムは、単発の体験やイベントではなく、学校の教育活動として継続し、定着することを重視しています。

DXハイスクール活用や授業実施に関するご相談は、下記よりお問い合わせください。

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