鹿児島情報高等学校がXR部活動を立ち上げ、2ヶ月で「XR Kaigi」出展を実現 – monoDuki合同会社が実践的なデジタル人材育成を伴走支援 –

鹿児島情報高等学校がXR部活動を立ち上げ、2ヶ月で「XR Kaigi」出展を実現

鹿児島情報高校とmonoDukiの協業プロジェクトを紹介する画像。スーツ姿の男性と若い女性が笑顔で写っており、未経験から2ヶ月で「XR Kaigi」に出展した実践的な学びについて語られている。

monoDuki合同会社は、DXハイスクール(令和7年度 継続2年目)認定校である学校法人 原田学園 鹿児島情報高等学校において、XR(拡張現実)分野の部活動立ち上げを核とした実践的なデジタル人材育成を伴走支援しました。

この取り組みでは、マルチメディア科や情報システム科など学科の異なる生徒たちが集まり、「XR部活動を立ち上げたい」という生徒たちの声からスタートしました。未経験の状態からわずか2ヶ月の制作期間で、国内最大級のカンファレンス「XR Kaigi」への出展を実現し、次世代のクリエイターを育てる新しい教育モデルが作られました。

支援の概要

monoDuki合同会社は、2025年7月から2026年3月にかけて、鹿児島情報高等学校(URL:https://ka-joho.jp/)に対し、研修会や体験会の企画、制作の伴走支援、XR Kaigiへの出展支援などを行いました。

DXハイスクールにおける課題と本事例の意義

DXハイスクールではデジタル機材の整備が進む一方で、「高度な機材を実際の授業や探究活動にどう活かすか」「教員の指導負担をどう減らすか」といった課題が見られます。

今回の事例では、「部活動」という枠組みとmonoDuki合同会社の専門的な伴走支援を組み合わせることで、教員の負担を抑えながら、生徒たちが自ら進んで制作活動を行うことを可能にしました。この取り組みは、今後の教育DX推進における参考モデルとなることを目指しています。

導入の背景と経緯

鹿児島情報高等学校では、次のような課題や構想がありました。

  • 生徒たちの「XR系の部活動を立ち上げたい」という希望に応えること。

  • 教育機関では珍しいXR分野で、学校全体の教育改革を象徴する「先進的な事例」を共に作ること。

  • 生徒が主体となって実践的なデジタル人材育成を実現すること。

しかし、ゼロからの立ち上げには専門的な知識が必要でした。そこでmonoDuki合同会社は、教育活動への導入を前提とした伴走型支援を提案し、この取り組みが始まりました。

monoDuki合同会社による鹿児島情報高校への支援内容

研修体験会の企画・実施 (2025年7月)

XRに関心を持つ生徒とmonoDuki合同会社のスタッフが協力し、教職員向けの研修体験会を企画しました。最新技術の導入にあたり、「教員と生徒が共に学ぶ」姿勢を育むことを目的とし、マルチメディア科だけでなく普通科や商業科などの教員にも「活用できる」と感じてもらうことを目指して実施されました。企画に携わった生徒たちもサポートスタッフとして体験会に参加しました。

VRヘッドセットとマスクを着用した男性がコントローラーを操作し、VR体験をしている様子。若者が観察し、別の人物もVRヘッドセットを装着。仮想現実技術のデモンストレーションか研修の場面と推測される。

「部員募集体験会」の企画・実施 (2025年10月)

生徒に向けてXR・AIの紹介と体験が行われました。アンケートの結果、参加した生徒28名のうち11名が即座に入部を希望し、14名が検討中と回答するなど、3Dモデリングやプログラミングへの高い関心が示されました。

鹿児島情報高校の教室でXR活用ワークショップが開催されている様子。講師が前に立ち、生徒たちが熱心に話を聞いている。

「XR Kaigi」への作品制作や出展等の支援 (2025年11月〜12月)

立ち上がった部活動では、チームでの制作活動を開始し、国内最大級のXRカンファレンス「XR Kaigi」への出展や、XR写真撮影会の開催など、社会との接点を持ちながら実践的な探究活動を行いました。

イベント会場で、スーツを着てマスクをした男性が、白いシャツを着た男性と話している様子。背景には他の参加者やディスプレイが見えます。

出展後は、担当教員とmonoDuki合同会社代表との質疑応答を通じて、生徒自身が体験を単なる出来事で終わらせず、学びや経験として捉え直せるよう、部活動内で振り返りが実施されました。

教室のような空間で、一人の人物が立って話しており、他の二人が座ってノートパソコンやタブレットを使用している様子です。

定期的な活動支援と次年度に向けた計画支援 (2026年1月〜3月)

部活動の生徒たちへの制作に関する技術的支援や、monoDuki合同会社代表によるAI活用に関する講演が行われました。

制服を着た若者たちがテーブルを囲み、スマートフォンを操作している様子。背景にはゲーミングPCが見え、部活動や学内での集まりのようだ。

伴走型支援の流れ

monoDuki合同会社が提供する支援は、主に以下の5段階で構成されています。

  1. ヒアリング・目的整理

    • 学校の教育方針・探究テーマの整理

    • 生徒層・進路傾向の分析

    • 「何のためにXR・AIを活用するのか」の明確化

    • プログラム設計・機材選定

    • 活用を前提としたXR・AI環境の設計

    • 授業・探究・課外活動へ接続可能な設計

    • 目的から逆算した機材選定(機材ありきではなく、「どのような学びを実現したいか」から設計を行います。)

    • 研修・プログラム実施

    • 教職員向け研修

    • 生徒向け実践型講義

    • 制作・検証・改善を繰り返す探究型プログラム

    • 専門性の高いXR・AI分野は外部専門家とAIが技術面をサポートし、教職員は生徒の学びを支える役割に集中できる体制を整えています。

    • 成果発表・事例発信

    • 校内発表会

    • オープンスクールでの成果展示

    • 対外広報素材の制作

    • 学びの成果を社会へ発信することで、教育価値の可視化とブランド強化につなげます。

    • 振り返り・今後の活用提案

導入校の先生・生徒の声

先生のコメント

校長先生

「『XR Kaigi』に出展するという目標までの過程で、生徒たちは多くの難しさを感じたと思います。実際に企業のブースを見て刺激を受け、自分たちのブースでも来場者に説明を行った3日間で、生徒たちは大きく成長しました。

これからの世代には課題解決能力が求められます。AIやXRなど最適な技術を選択して活用できる環境を学校として整え、生徒たちが新しいビジネスや仕組みを生み出してくれることに最も期待しています。そのためにも、学校の教師だけでは伝えきれない『生きた現場の知恵』に触れる機会を設けることが重要だと認識しています。」

中村先生

「最初は『コンテンツに触れる』段階でしたが、きっかけをいただいたことで『自分たちで制作する』方向へ大きく進むことができました。

当初は『2ヶ月という期間で何ができるか』という不安もありましたが、マルチメディア科や情報システム科の生徒たちが、学科の枠を超えて楽しみながら活動し、一つの形として発表するところまでたどり着くことができました。これは通常の授業よりもはるかに実践的な内容であり、生徒たち自身から『もっとこうしたかった』と前向きな反省の言葉が自発的に出てきた点からも、このプロジェクトの大きな教育効果を感じています。」

スーツ姿の男性とセーターを着た女性がテーブルに座り、真剣な表情で話し合っている様子。室内での会議か対談の場面と見られる。

生徒のコメント

XR部 部長 / 山中遥花 さん

「活動を通して、まだXR業界について知らない人が本当に多いことに気がつきました。その気づきから、これからの活動にやりがいを感じています。今後は、自分自身をはじめ、部員たちに楽しんでもらうことを一番大事にしながら、イベント等へも積極的に参加していきたいです。」

XR部 副部長 / 石原悠成さん

「僕たちもはじめはXRについて知らないことが多く、これまでの活動を通して『新しいことを勉強できている』という実感が得られたことが一番良かったと感じています。XR会議などを通じて、今まで触れてこなかったソフトウェアを使った制作に取り組み、さまざまな方からフィードバックをいただく中で、自分にも少しずつできることが増えたという点で成長を実感しています。」

制服とマスク姿の男女学生が、VRヘッドセットを前に笑顔で座っています。学校のラボや教室のような場所で、最新技術に触れる教育活動の一場面を捉えた写真です。

今後の展望

鹿児島情報高等学校では、来年度もXR部活動への参加を希望する生徒を受け入れ、多くの先生方にXR技術を体験してもらう機会を創出していく予定です。monoDuki合同会社は引き続き同校と連携し、技術への「やってみよう」という動機付けから実践まで、XR教育の広がりを伴走支援していく考えです。

monoDuki合同会社の支援について

「monoDuki」という文字と、3本の水平線がジグザグに重なり合ったような幾何学的なシンボルが組み合わされたロゴ画像です。白背景に黒い文字とシンボルが配置されており、シンプルでモダンな印象を与えます。

monoDuki合同会社は、現場DXの推進を軸に「リアルとデジタルが融合する空間共有の技術」であるXR技術を活用した体験・業務の革新と、XR技術を活用・推進する人材育成を目指して2023年2月に創業しました。2024年からは、DXハイスクール採択校の教育支援など、デジタル人材育成の事業を本格的に開始しています。

monoDuki合同会社が提供するプログラムは、単発の体験やイベントではなく、学校の教育活動として継続・定着することを重視しています。

  • 活用を前提としたXR・AI環境設計

    • 機材ありきではなく、「どのような学びを実現したいか」から逆算して環境を設計します。
  • 教職員の負担を増やさない伴走体制

    • 外部専門家とAIが技術面をサポートし、教育現場の負担を最小化します。
  • 生徒主体の実践・探究型プログラム

    • 制作・検証・発表を繰り返す、実践型学習を設計します。
  • 成果の可視化と対外発信

    • 教育成果を社会へ発信し、学校ブランド向上を支援します。

DXハイスクール活用・授業実装に関するご相談

monoDuki合同会社では、DXハイスクール活用に関する機材選定、授業企画、外部講師としての講義実施、校内説明に向けた整理など、学校ごとの状況に応じた支援を行っています。機材選定前の検討段階からの相談や、講義のみ・企画のみの相談も可能です。まずは現状・目的・実施時期の整理から気軽に相談できます。

ご相談は、下記よりお問い合わせください。

https://forms.gle/fUYpDoWYWSNXrYrU9

コーポレートサイト:

https://www.monoduki.com/

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