自然言語で地球を解析。専門知識なしで衛星データを活用できる「Helios Platform」β版が提供開始

株式会社Heliosは、自然言語による対話型インターフェースを備えた地理空間解析プラットフォーム「Helios Platform(ヘリオス・プラットフォーム)」のβ版を、2026年2月2日(月)より提供開始しました。

このプラットフォームは、大規模言語モデル(LLM)と独自の「大規模地球モデル(LEM)構想」を組み合わせることで、これまで高度な専門知識が必要だった衛星データやGIS(地理情報システム)データの解析を、チャット形式で手軽に行えるようにします。

Helios Platform

背景:地球規模での迅速な状況把握が求められる時代

近年、気候変動による災害の増加や、世界情勢の変化により、地球規模で素早く状況を把握し、判断することが重要になっています。しかし、衛星データやドローンデータといった地理空間情報は増え続けているものの、その解析には専門的な知識と複雑なツールの操作が不可欠でした。このため、現場でのデータ活用が進まず、災害対応やインフラ管理における判断の遅れが大きな損失につながるケースがあります。

「Helios Platform」の主な特徴

Heliosは、「地球を理解し、未来を予測し、行動を選べる社会をつくる」という目標のもと、解析の専門性という壁をなくす解決策を開発しました。

1. 対話型UI/UXによる解析の民主化

LLMをシステムの中核に採用することで、ユーザーは自然な言葉で質問するだけで、AIがその課題を分析し、結果を地図上にすぐに表示します。

2. 多様なデータの統合(マルチモーダル・フュージョン)

光学衛星、SAR(合成開口レーダー)、ドローン、気象データ、地上データなど、異なる種類のデータを統合して解析する技術に強みを持っています。これにより、データに不足があったり、ノイズがあったりしても正確な解析が可能になり、一つのデータだけでは見えなかった新しい情報を提供します。

3. 圧倒的なスピードとコストパフォーマンス

これまで専門家が数週間から数ヶ月かけて行っていたデータ取得から解析、そして結果の確認までの作業を、数時間から数日へと大幅に短縮します。これにより、素早い判断をサポートします。

β版の今後の展開

今回のβ版では、以下の段階に分けて機能を順次公開していく予定です。開発が終わり次第、予定よりも早く機能をリリースし、早期に価値を提供することを目指しています。

  • フェーズ1(〜2026年4月): 使いやすさ(UI/UX)の最適化、データ検索・閲覧機能の強化を進め、スムーズにデータにアクセスできる基本的な環境を整えます。

  • フェーズ2(2026年5月以降): 複数の種類のデータを組み合わせた高度な解析機能や、LLMエージェントによる自動化機能の本格的なテストを実施します。

β版ユーザーの募集

Helios Platformのβ版を利用し、感想や意見を提供してくれるパートナー企業、自治体、研究機関を募集しています。特に、建設コンサルタント、インフラ事業者、自治体の防災・都市計画担当者との実証実験(PoC)を積極的に進めています。

お問い合わせや申し込みは、以下のウェブサイトから行うことができます。

株式会社Heliosについて

株式会社Heliosは「Integrating Sky, Land, and Ocean」を掲げ、衛星データ解析技術とAIを組み合わせたソリューションを提供する東京科学大学(旧:東京工業大学)発のベンチャー企業です。

  • 会社名: 株式会社Helios (Helios Inc.)

  • 所在地: 東京都墨田区業平1-8-3

  • 設立: 2024年8月30日

  • 代表者: 代表取締役 八島 京平 / 取締役CEO 佐々木 謙一

  • 事業内容: リモートセンシングデータ解析、解析プラットフォームの開発

  • URL: https://www.helios-rs.com/

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