測量効率を劇的に向上させる、軽量・高精度なUAV搭載型LiDAR「EchoONE」が登場

株式会社FLIGHTSは、ドローンに搭載して使う新しいLiDAR(ライダー)システム「Teledyne Geospatial EchoONE Powered by Inertial Labs RESEPI(以下:EchoONE)」の取り扱いを始めました。この「EchoONE」は、建設業界が抱える人手不足などの問題に対応するため、測量の効率を大幅に向上させることを目指しています。

EchoONE

測量現場に革新をもたらす「EchoONE」

「EchoONE」は、高精度な点群データを素早く集められるだけでなく、高いセキュリティ性能も持っており、データの活用範囲を広げます。この製品は、LiDARとIMU(慣性航法装置)の分野で世界的に知られるTeledyne Geospatial社とInertial Labs社が協力して開発しました。

高精度なレーザーセンサーと高性能なINS(慣性航法装置)が一つにまとまっているため、ドローンを使って広い範囲を測量する際に、これまで以上に正確かつ短い時間で作業を終えることができます。

特に、アメリカの国防権限法(NDAA)に沿ったしっかりとしたセキュリティ設計がされているため、機密性の高い仕事でも安心して利用可能です。測量、森林資源の管理、インフラの点検など、様々な分野で役立つ汎用性と信頼性を持った、次世代のLiDARソリューションと言えるでしょう。

主な特長

シャープで正確な3D計測

Teledyne Geospatial社製の高性能レーザーセンサーと、Inertial Labs社製のタクティカルグレードIMU「KERNEL-210」の組み合わせにより、高度120メートルからの計測でも、絶対精度RMSE1.5cmという高い精度を実現します。これにより、ノイズが少なくクリアなデータが得られ、幅広い用途に対応できます。

最大測距270m・最大8リターンで高精度を実現

反射率20%の計測対象物に対して、最大270メートルの測距距離を持つ強力なレーザーセンサーを搭載しています(推奨される最大対地高度は205メートル)。また、最大8回のリターンデータを得られるため、植物が多い場所でも地表を正確に捉えたり、樹木の形をより正確に再現したりすることが可能です。これにより、広い空間を高精度で計測できます。

わずか1.4kgの軽量設計

この製品は、多くの機能を持ちながらも、わずか1.4kgという軽さを実現しています。小型のドローンにも簡単に載せることができ、一度の飛行でより長く飛んだり、広い範囲のデータを集めたりすることが可能です。現場での作業負担を減らし、よりスムーズな運用をサポートします。

NDAA準拠のハイセキュリティ

最新のアメリカ国防権限法(NDAA)に完全に準拠しており、アメリカの厳しいセキュリティ基準を満たしています。そのため、機密性の高い業務でも安心して利用できます。設計、開発、製造のすべてにおいてセキュリティが重視されています。

EchoONEの側面

株式会社FLIGHTSについて

株式会社FLIGHTSは、建設業界の専門的な計測業務に特化し、ドローンなどの技術を活用して「計測業務の効率化」と「計測成果のデジタル化」を進めるテクノロジースタートアップです。

同社は、大手の建設コンサルタントや航空測量会社での事業開発や研究開発の経験を持つメンバーを中心に、既存業務の内容や役割、計測方法、求められる成果、関連する法律などを深く理解した上で製品開発を行っています。主な事業として、測量業務向けのLiDAR「FLIGHTS SCAN」や橋梁点検向けのソフトウェア「FLIGHTS CONTROL」を開発・提供しています。

【製品・サービスに関するお問い合わせ】
株式会社FLIGHTS LiDAR事業部:pr@droneagent.jp

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