横浜市「YOKOHAMA Hack!」が建築物の劣化度調査アイデアを募集開始

横浜市は、デジタル技術を活用して行政の課題を解決する「YOKOHAMA Hack!」というプラットフォームを運営しています。この度、「YOKOHAMA Hack!」は、建築物の劣化度調査に関するアイデアの募集を開始しました。

横浜市の南部市場を空撮した画像

課題の背景

募集の背景には、金沢臨海部にある南部市場の建物が抱える課題があります。南部市場は、昭和48年の開場以来、加工・配送・流通の拠点として24時間稼働しており、当時の建物が現在も使われています。

これまで、日常的な点検や法律に基づく点検は行われてきましたが、市場の建物は非常に広範囲にわたっています。さらに、狭い場所や目に見えない死角が多く、現在の目視や叩いて調べる方法だけでは、建物全体を詳しく調査することが難しい状況です。

南部市場の水産施設と駐車場

南部市場の倉庫と荷積みドック

求められるデジタル技術

横浜市は、建物の状態を把握し、修理が必要かどうかを判断するまでの一連の流れを助けるデジタル技術を求めています。特に、以下の3つのプロセスにおける幅広いアイデアを期待しています。一部の工程のみを対象とした技術や、建築事務所とデジタル技術を持つ事業者による共同提案も歓迎されています。

  1. データの取得
    直接見ることができない死角部分について、目視や打検と同じように劣化を判断できるデータ(画像、映像、計測値など)を手に入れる技術です。例えば、赤外線カメラ、ドローン、一般的なカメラ、LiDAR(光による測量技術)などが考えられます。

  2. データの処理
    広範囲から集められた大量のデータを、建築士が短い時間で確認できるようにする技術です。具体的には、AI(人工知能)による画像判定や、撮影した映像や点群データから建物の3Dモデルを作る技術などが挙げられます。

  3. 詳細診断
    将来の修理や改修計画を立てる際に役立つ、具体的な数値を把握できる技術です。例えば、電磁波や超音波を使った調査技術が考えられます。

この募集に関する詳しい資料は、以下のサイトで確認できます。資料を見るためには、「YOKOHAMA Hack!」への会員登録が必要です。

提案のスケジュールと方法

提案の受付期間は、令和8年1月23日(金)から令和8年2月20日(金)までです。

提案を希望する方は、「YOKOHAMA Hack!」に会員登録した後、ウェブサイト内の「建築物の劣化度調査」案件詳細ページから提案してください。応募された提案については、後日ヒアリングが行われる予定です。

YOKOHAMA Hack!とは

YOKOHAMA Hack!のロゴ

「YOKOHAMA Hack!」は、横浜市がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるために運営しているオープンなプラットフォームです。行政の仕事やサービスにある課題(ニーズ)と、それを解決できる民間企業などのデジタル技術(シーズ)を結びつけ、課題の解決を目指しています。

「YOKOHAMA Hack!」ウェブサイト: https://hack.city.yokohama.lg.jp/

横浜市は、この取り組みを通じて、より効率的で安全な都市づくりを目指しています。デジタル技術を持つ企業の皆様からの積極的な提案が期待されます。

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