建設DX・i-Construction wpmaster 2025年12月8日 0 コメント

株式会社クアンド、建設DX展で現場の技術継承を加速する「SynQ Remote」を展示

株式会社クアンドは、2025年12月10日（水）から12日（金）まで東京ビッグサイトで開催される「ジャパンビルド－建設DX展」に、現場向けコミュニケーションツール「SynQ Remote（シンクリモート）」を出展します。この展示会では、建設現場が直面する人手不足や技術継承といった課題に対し、「SynQ Remote」がいかに貢献できるかを紹介します。

展示会概要

「第10回 JAPAN BUILD TOKYO『建設DX展』」の詳細は以下の通りです。

日程: 2025年12月10日（水）～12日（金）10：00-17：00
出展ブース: 東京ビッグサイト南展示場 4階【47-26】
公式HP: https://www.japan-build.jp/tokyo/ja-jp.html

※ご来場には、展示会公式サイトからの事前登録が必要です。

建設現場が抱える技術継承の課題

少子高齢化が進む現在、建設業界では経験豊富な熟練技能者が多く引退する時期を迎えており、技術が次の世代に伝わらない「技術継承の危機」が深刻な問題となっています。これは、現場の生産性や品質、安全性に直接影響を及ぼす可能性があります。

特に、以下の3つの点は、現場で日々感じられている課題です。

移動や立ち会いによる時間の無駄: 事務所と現場の往復や複数の現場を巡回することで、管理者の貴重な時間が移動だけで終わってしまうことがあります。
報告書や是正指示作成の手間: 記録をエクセルに入力したり、写真を整理したりする作業に追われ、本来重要な指導や確認作業が後回しになることがあります。
技術の伝達や若手の育成が現場任せになりがち: 若手社員が質問しにくかったり、確認をためらったりすることで、正しい知識や技術が身につかず、誤った作業が進んでしまうケースも見られます。

「SynQ Remote」が実現する次世代の技術継承

「SynQ Remote」は、現場の状況を共有しながら指示を受けるリアルタイムのやりとりを、映像と音声で録画・自動保存します。これにより、後から「何をどのように指示したか」を正確に振り返ることができ、OJT（職場内訓練）の記録としても活用可能です。

建設現場で本当に大切なのは、図面やマニュアルに書かれている作業手順だけではありません。熟練技術者が経験を通じて培ってきた「勘所」や「判断基準」といった、言葉では伝えにくい「暗黙知」です。これまでは、ベテランの作業に同行して学ぶしかなかったノウハウを、「SynQ Remote」は「映像＋音声＋AI議事録」として記録し、デジタルな資産として残すことを可能にします。

展示ブースの見どころ

ブースでは、「話すだけ」で議事録が完成する「AI議事録機能」のデモ体験や、次世代OJTの活用事例を動画で紹介します。また、双方向ポインタ、録画、書き込みといった「SynQ Remote」の主要な操作を実際に体験できます。未来の技術継承のあり方を、目で見て触れて体験できる機会です。

株式会社クアンドについて

株式会社クアンドは、「地域産業・レガシー産業のアップデート」を目標に掲げる福岡・北九州発のスタートアップ企業です。経済産業省のスタートアップ育成プログラム「J-Startup2023」にも選定されています。同社は、SaaSとリアル産業の融合を通じて、人手不足の解決と新たな価値創造に取り組んでいます。