東京貿易テクノシステムと奥村組土木興業、レーザートラッカーを使った橋脚工事の効率化システムがNETISに登録

レーザートラッカー活用システムがNETISに登録

東京貿易テクノシステム株式会社(TTS)と奥村組土木興業株式会社が共同で開発した「レーザートラッカーによる鋼板巻立て工の効率化システム」が、国土交通省の新しい技術情報システムNETISに登録されました。

鋼板巻立て工の効率化システムとは

このシステムは、レーザートラッカー「Leica Absolute Tracker ATS600」という高精度な測定器を使って、橋の土台となる橋脚と、そこに巻きつける鋼板との間の距離を効率よく測るためのものです。とても正確に、そしてリアルタイムで測定できるため、作業がスムーズに進みます。

このレーザートラッカーは、国際的な性能評価基準であるISO10360-10という規格にもしっかり対応しており、遠くからでも正確な測定が可能です。角柱、丸柱、門型角柱の3種類の橋脚に対応しています。

レーザースキャナーで橋梁を計測する様子

施工性が大きく向上

これまでの高所足場の上でスケールや下げ振りを使って測る方法と比べて、この効率化システムを使うことで、いくつかの良い点があります。

  • 足場を使わずに正確な測定ができるため、費用を節約できます。

  • 測定にかかる時間が短くなり、足場も不要になるため、工事全体の期間を短くできます。

  • 高い場所での作業がなくなるため、作業員の安全性が向上します。

このシステムの計測や操作の様子は、以下の動画で確認できます。
東京貿易テクノシステム YouTubeチャンネル

NETIS登録情報

このシステムのNETIS登録情報は以下の通りです。

  • 登録番号:KK-250048-A

  • 登録日:2025年11月5日

  • 技術名称:レーザートラッカーによる鋼板巻立て工の効率化システム

ノートパソコンの画面を共同で確認する作業員

詳細な情報は、国土交通省のNETISウェブサイトでご覧いただけます。
NETIS登録情報

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ロボットがレーシングカーを検査する様子

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