応用技術とSUGIKOが共同開発、Autodesk Revitアドイン「BooT.one」に内部足場機能を追加

応用技術株式会社と仮設機材レンタル事業を展開する株式会社杉孝(SUGIKO)は、共同開発したAutodesk Revit用アドインツール「BooT.one」の「内部足場機能」を、2026年3月31日より先行提供を開始しました。この機能は、現場からのフィードバックを迅速に反映させるため先行提供されるものです。

この機能の追加により、これまでBIMモデルの作成が難しかった内部足場の計画が大幅に効率化され、建設現場における仮設BIMの活用がより一層進むことでしょう。

BooT.one 内部足場機能の共同開発

開発の背景:BIMを利用した仮設計画のニーズに応える

建設業界ではBIM(Building Information Modeling)の利用が進んでおり、施工現場でもBIMを使った仮設計画の需要が高まっています。しかし、階段上部、吹抜け、エスカレーター設置場所といった複雑な内部足場のBIMモデルを作ることは、これまで難しいとされていました。

この課題に対し、応用技術は年間100件以上の足場BIMを提供するSUGIKOの豊富な知識をシステム化しました。SUGIKOが提供する次世代足場「アルバトロス」に対応し、Autodesk Revitの操作に慣れていない担当者でも、直感的に、かつ安全なルールに基づいた足場の配置ができるようになりました。

内部足場機能の主な特長

新しい内部足場機能には、使いやすさと効率性を追求した様々な特長があります。

直感的なUI

必要な部材を画面上で選び、ドラッグ&ドロップするような感覚で操作できるインターフェースが提供されています。

自動配置にも対応した豊富な機能

足場部材配置シミュレーション画面

  • 支柱自動配置: 指定した位置に、設定した条件に合わせて支柱を自動で配置します。

  • 部材配置: 配置された支柱に対して、足場の各部材を自由に配置できます。

  • 単管配置: 自由度が高く、仮に配置されることが多い単管(一本のパイプ)を、指定した場所に簡単に配置し、接触する支柱には自動でクランプ(固定具)を配置します。

  • 壁つなぎ配置: 状況によって設置場所が変わる壁つなぎを簡単に設置でき、支柱だけでなく、支柱と支柱の間にも配置できます。

  • ステージ自動配置: 配置された足場に対し、各種設定条件に応じてステージ(作業床)を自動で配置します。配置状況に合わせて、ステージ手摺や異なる配置方向での設置、隙間を埋める板の配置も行われます。

  • 足場自動配置: あらかじめ設定した範囲に対して、一度に足場全体を配置できます。

製品・サービス概要

  • 製品名: BooT.one

  • リリース機能名: 内部足場機能

  • リリース日: 2026年3月31日(火)

  • 対応プラットフォーム: Autodesk Revit

  • サービス詳細URL: https://tobim.apptec.co.jp/solution/bootone/

今後の展開:数量拾い出しツール「.one QS」との連携を予定

応用技術は、今後も「BooT.one」を中心としたBIMのエコシステムを広げていく計画です。

次の展開として、2026年5月末には、応用技術が提供するBIMモデルから数量や体積を自動で拾い出せるツール「.one QS」との連携が予定されています。また、配置ルールや描画精度(図面の細かさ)の最適化・高精度化といった機能アップデートも計画されており、実用性と使いやすさがさらに向上するでしょう。

「.one QS」との連携により、内部足場機能で作成したBIMモデルから、必要な部材の数をすぐに自動で計算できるようになります。これにより、設計から見積もり、発注までを一連のデータでつなぎ、建設現場のさらなる生産性向上に貢献していく見込みです。

BooT.oneについて

「BooT.one」は、Autodesk Revitの操作をより簡単にするためのアドインツールです。Revitの標準機能では複数の操作やコマンド入力が必要な作業も、「BooT.one」を使えば一つのコマンドで実行できます。直感的な操作と分かりやすい画面で、Revitの初心者から上級者まで、幅広いユーザーに利用されています。

「BooT.one」サービス詳細:https://tobim.apptec.co.jp/solution/bootone/

応用技術株式会社について

応用技術は1984年の設立以来、ものづくり支援やBIM/CIM、GIS(地理情報システム)を活用した「ソリューションサービス事業」と、防災・環境分野の「エンジニアリングサービス事業」を二つの柱としています。お客様の課題を価値に変えるイノベーションカンパニーとして成長を続けています。BIM分野では、「BooT.one」の開発・販売をはじめ、コンサルティング、トレーニング、システム開発など、BIMの導入から活用までを総合的に支援しています。

応用技術株式会社:https://www.apptec.co.jp/

株式会社杉孝について

SUGIKOは1953年の創業以来、建設現場、プラント、橋梁などの現場に仮設機材を提供してきました。お客様のニーズに応え、評価される仮設機材(ハード)と、安全や効率のための安全コンサルティングやデジタル技術などのサービス(ソフト)の両方に力を入れています。BIMにおいては、足場BIMの提供だけでなく、現場でのBIM活用を推進するための「BIM施工支援サービス」も実施し、お客様から好評を得ています。

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