埼玉県、高等技術専門校の入校資格とカリキュラムを刷新 – 幅広い世代が専門技術を習得可能に
埼玉県は、専門技術を学び、企業の即戦力として活躍したいと考える人々を支援するため、高等技術専門校(以下、高技専)の制度を大きく見直しました。今回の変更により、より幅広い世代の人々が専門的な職業訓練を受けられるようになります。

入校資格の変更点
これまでの高技専では、一部のコースに年齢制限が設けられていましたが、今回の見直しにより「2年コース」と「機械科(デュアルシステム)」の年齢制限がなくなります。これにより、若い世代から経験豊富な方まで、あらゆる年齢層の人が入校できるようになります。
さらに、全ての訓練科で、現在仕事を探している「求職者」だけでなく、すでに企業で働いている「在職者」も入校できるようになります。この変更は、企業の若手社員研修やスキルアップ、配置転換に伴う再訓練など、さまざまな人材育成の場面で活用されることが期待されます。
実践的なカリキュラムの導入
企業が求める人材を育成するため、より実践的な訓練が導入されます。
企業実習を取り入れた「ハイブリッド型訓練」
高技専での座学や実習と、企業での実習(約1か月間)を組み合わせた「ハイブリッド型訓練」がスタートします。これにより、訓練生は実際の職場で技能を習得できるため、就職後のミスマッチを防ぎ、職場への定着を促す効果が期待されます。この訓練は、まず金属加工科(川越校・春日部校)で導入されます。
デジタル技術を活用した最先端の訓練
ものづくり分野で不可欠なデジタル技術を活用した訓練も拡充されます。
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バーチャル溶接機器の活用: 初心者でも安全かつ効率的に溶接の技術を学べるバーチャル溶接機器が導入されます。
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3DプリンタやCAD/CAM: 3DプリンタやCAD/CAMなどのデジタルものづくり技術を使い、設計から加工まで、ものづくりの一連の流れを段階的に習得できます。
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IoT技術の向上: 通信や制御系のモジュールを取り入れた訓練や、POSシステム、タブレット端末などの実務機器を使うことで、幅広い分野で必要とされるIoT技術やデジタル実務スキルを身に付けます。
高等技術専門校(高技専)について
高技専は、職業能力開発促進法に基づき埼玉県が設置している職業能力開発施設です。県内には中央校(上尾市)、川口校、川越校、熊谷校、秩父分校、春日部校、職業能力開発センター(さいたま市)の7校があり、機械・金属加工といったものづくり分野を中心に、ITや介護など、合計21の訓練科が設置されています。
ものづくりの世界に興味がある方や、ものづくり分野でのスキルアップを目指す方は、高技専での学びを検討してみてはいかがでしょうか。
募集情報など、詳しくは以下の埼玉県ホームページをご覧ください。


