三菱地所ホーム、新築注文住宅の現場に「コネクトカメラ」導入でDXを推進

三菱地所ホームが新築注文住宅の施工現場に「コネクトカメラ」を導入

三菱地所ホーム株式会社は、新築注文住宅事業の施工現場管理業務を効率化し、生産性を高めるため、ピクトグラム株式会社が提供する建設現場DXサービス「コネクトカメラ」の導入を決めました。

CONNECTCAMERAと三菱地所ホームのロゴ

導入の背景

建設現場では、毎日現場を巡回して状況を確認する業務が欠かせません。しかし、建築・住宅業界では2024年4月から、時間外労働の規制が厳しくなりました。

このため、現場での管理業務を効率よく進めることが、これまで以上に大切な課題となっています。

また、国がアナログな規制を見直したことで、カメラやモニターを使った遠隔での巡回が可能になるなど、現場のデジタル化が急速に進んでいます。時間外労働の上限規制については、厚生労働省のウェブサイトで詳しく確認できます。

三菱地所ホームでは、このような状況に対応し、現場監督の負担を減らしながら、工事の品質をさらに高める新しい仕組みを考えていました。以前に他のサービスを試した際には、「常に動画で撮影されている」ことが現場で働く人たちの心理的な負担になり、なかなか定着しなかったという課題がありました。

そこで、現場の環境や作業員の気持ちに配慮しつつ、遠隔での巡回や情報の共有をスムーズに進められる仕組みとして、「コネクトカメラ」の導入に至りました。

「コネクトカメラ」導入の概要

三菱地所ホームは、担当者が複数の現場を管理することが多く、遠い現場への移動に時間と負担がかかっていました。「コネクトカメラ」を導入することで、現場の巡回や進捗確認にかかる移動時間を減らし、遠くからでも現場の状況を把握できる環境を整えています。

電柱に設置された監視カメラ

設置されるカメラは360°全てを一度に撮影できるため、これまでのカメラと比べて設置する台数を少なくしながら、現場全体を見渡すことができます。狭い場所や見通しの悪い現場でも、毎日の安全確認や工事の進み具合の把握に役立っています。

さらに、建設・建築業界向けのクラウド型プロジェクト管理サービス「ANDPAD」と連携することで、監督者や協力会社、現場作業員など、工事に関わる様々な関係者が同じアカウントで映像を見られるようになりました。これにより、アカウント管理の手間を減らしつつ、関係者が簡単に情報にアクセスできる環境が整っています。現場作業員も映像を確認できるようになったため、自分たちで作業の進捗を把握し、作業内容を調整するといった工程を減らすことにもつながると期待されています。

タブレットで現場映像を確認する女性

また、駐車スペースの空き状況や人の動き、その日の天気などを事前に把握できるようになり、現場に到着してからの準備や段取りをスムーズに進められる体制づくりも進められています。

撮影は、5分間隔の静止画撮影を中心に運用されています。これにより、現場で働く作業員が過度に監視されていると感じないよう配慮されています。静止画は作業状況や環境の変化を記録するのに使われ、連続する画像をまとめて表示するタイムラプス機能を使えば、短時間で現場の一日の流れを確認することもできます。

会議室でタブレットやラップトップを使う人物

これらの機能を組み合わせることで、現場への移動時間を減らしつつ、よりこまめに現場の状況を確認できる体制が作られています。その結果、工事の品質向上や工期を守ることにつながるだけでなく、近隣への配慮や、現場作業員とのコミュニケーションを円滑にすることにも役立っています。

導入担当者からのコメント

三菱地所ホームでは、ANDPADの導入に合わせて、現場管理業務のデジタル化と安全管理体制の強化を進めています。これまで、建設担当者は複数の現場を同時に担当し、毎日の管理業務を行っていましたが、現場間の移動時間が大きな負担となり、業務効率を妨げていました。この問題を解決するため、コネクトカメラを各物件に設置し、遠くから現場の進捗をリアルタイムで確認できる体制を整えました。

これにより、担当者は移動時間を減らしながら、複数の現場を効率よく管理できるようになりました。さらに、三菱地所ホームだけでなく、協力施工店もANDPADを通じて現場状況を確認できるようになり、社内外両方で現場管理業務の効率化に加え、安全管理や品質管理の強化、協力施工店との情報共有によるコミュニケーションの円滑化が期待されています。

「コネクトカメラ 360°」の製品特徴

「コネクトカメラ 360°」は、建築現場に最適なカメラとアプリを提供し、工事関係者の情報伝達の行き違いをなくし、現場の「非効率」を減らして「顧客満足」を生み出すサービスです。

白いドーム型防犯カメラ

主な特徴は以下の通りです。

  • 水平・垂直ともに180°の魚眼レンズで、広い範囲を撮影できます。

  • 専用のビューアーを使うと、歪みを直した映像を確認できます。

  • LTEを内蔵しているため、Wi-Fi環境がない現場でも利用できます。

  • 1分間隔の静止画像をクラウドに保存します。

  • カメラ本体に動画を保存できます。

  • 赤外線機能で夜間も撮影可能です。

  • IP66の防水防塵に対応しており、屋外でも使えます。

サービスの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

ピクトグラム株式会社について

ピクトグラム株式会社は、「デスクレスワークをハックする」をミッションに掲げ、建築業界のリモート現場管理を支援する「コネクトカメラ」を提供しています。労働人口が減り続ける日本社会において、「映像コミュニケーション」による新しい働き方を提案し、無理のない働き方ができる優しい社会の実現を目指しています。

会社名:ピクトグラム株式会社
所在地:愛媛県伊予郡砥部町重光19番地5
事業内容:建築現場向け業務支援カメラサービス「コネクトカメラ」の開発及び提供
代表者:代表取締役 峰岡 孝平

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