難関「一級建築士」試験、Monoxerで記憶を定着させ合格率69.8%を達成

一級建築士試験の難しさ

「一級建築士」は、建物の設計や工事監理を行うための国家資格で、非常に難しいことで知られています。特に「学科の試験」は、令和7年の合格率が16.5%と低く、国内でもトップクラスの難関試験の一つです。

この試験では、5つの科目から幅広い専門知識が問われます。合格するためには、平均して700時間から1,500時間もの勉強が必要だと言われています。そのため、効率よく学習し、学んだ知識を試験当日までしっかり覚えておくことが大切です。

総合資格学院とMonoxerの連携

総合資格学院は、「一級建築士」試験対策で多くの合格者を輩出している専門学校です。同学院は、ただ知識を詰め込むだけでなく、学んだ内容を確実に身につけ、学び続けることを重視しています。そのために、質の高い対面授業と、試験によく出る内容をまとめた独自の教材を提供し、受講生が得点力を高められるようサポートしています。

モノグサ株式会社が提供する「Monoxer(モノグサ)」は、記憶を定着させるための学習プラットフォームです。このシステムは、一人ひとりの学習進度に合わせてAI(人工知能)が最適な問題を作り出します。利用者は、問題を繰り返し解くことで自分の苦手な部分に集中して学べ、効率的に知識を身につけられます。また、スマートフォンからも利用できるため、通勤や通学などのちょっとした時間を使って勉強を続けられるのも特徴です。

総合資格学院は、このMonoxerが目指す学習方法である「知識の定着」に役立つと評価し、2024年11月から本格的に導入しました。この導入については、2024年10月24日のリリースで詳細が紹介されています。
Monoxer本格導入に関するリリース

総合資格学院は、自社の授業内容や教材をもとに、Monoxer上でオリジナルの学習コンテンツを作成。これにより、授業で学んだ知識をMonoxerを使って長期的に記憶に残す学習プロセスを実現しています。

建築施工に関する問題と居住施設の設計概念

Monoxer活用で合格率が大幅アップ

令和7年の「一級建築士」学科の試験において、総合資格学院の受講生がMonoxerを積極的に活用した結果、記憶の定着度が高いほど合格率が上がる傾向が見られました。

特に、総合資格学院がMonoxer上で提供した学習コンテンツの約90%を記憶できた受講生の合格率は69.8%に達しました。これは、全国の合格率(16.5%)と比べると、約4.2倍もの高い合格率です。この結果から、知識をしっかり記憶することと合格率の間には強い関係があることが分かります。

Monoxer上の学習コンテンツの累計記憶定着度と学科試験合格率の関係を示すグラフ

この成果は、総合資格学院の質の高い授業と、試験によく出る内容をまとめた教材、さらにMonoxerによる一人ひとりに合った記憶定着のサポートが組み合わさることで、合格率の向上につながったと考えられます。

関係者の声

総合資格学院の講座開発部 執行役員/部長である坂井映二氏は、多くの受講生が仕事と勉強を両立しながら努力している中で、Monoxerが隙間時間の活用や学習内容の記憶度を「見える化」できる点に魅力を感じたとコメントしています。この「見える化」によって、受講生自身が学習計画を立てやすくなり、高い合格率につながったと述べています。

モノグサ株式会社の代表取締役CEOである竹内孝太朗氏は、「一級建築士」学科の試験のような高度な専門知識が求められる難関試験において、Monoxerが受講生の記憶定着に貢献できたことを光栄に感じていると述べています。質の高い授業と教材、そしてMonoxerの組み合わせが成果につながったことは、専門性の高い分野でもMonoxerが有効であることを示す例となりました。

総合資格学院とMONOXERの提携を示すビジュアル

まとめ

今回の結果は、難関国家資格である「一級建築士」の「学科の試験」において、デジタルツールを活用した効率的な記憶定着が、合格率を大きく高める可能性を示しました。仕事と勉強を両立する受講生にとって、Monoxerは学習の継続と質を高める有効な手段となるでしょう。

総合資格学院は、今後も受講生一人ひとりの期待に応えられるよう、より良い学習環境づくりに努めていくとしています。モノグサ株式会社は、「記憶をもっと容易に、より日常にすること」を目標に、これからも学び続けるすべての人をサポートしていくとのことです。

×