ファクテムとオルリンクが資本業務提携、電池工場向け搬送設備の標準化を強化
ファクテムとオルリンクが資本業務提携、電池工場向け搬送設備の標準化を強化
電池製造のトータルエンジニアリングを行う株式会社ファクテムは、ロボットなどの自動搬送制御システムを開発する株式会社OrLinK(オルリンク)と資本業務提携を行いました。この提携により、ファクテムが持つハードウェア技術とオルリンクのソフトウェア技術を組み合わせ、世界の電池製造現場で需要が高まる自動搬送制御システムの「標準化」と「製品・システムの一体提供」を進めていきます。

提携の背景と目的
スマートフォンや電気自動車、再生可能エネルギーの蓄電システムなど、二次電池は私たちの生活に欠かせないものとなっています。近年では、生成AIの進化に伴いデータセンターの建設が加速しており、電池工場の建設需要も非常に高まっています。
ファクテムが提供する製造ラインには、高度な専門スキルが必要な自動搬送制御システムが不可欠です。しかし、この分野ではシステムを開発できる人材が不足していることが業界全体の課題となっています。
これまでファクテムは、オルリンクの高い技術力を頼りに、国内外の自動搬送プロジェクトを共同で進めてきました。今回の資本業務提携では、オルリンク内に「ファクテム専属の充放電システムチーム」を作ります。これにより、大型プロジェクトのスケジュールが変わっても、必要な人材を安定して確保できるようになり、長期にわたる技術サポート体制が整います。
本提携による具体的な効果
今回の提携によって、以下の3つの具体的な効果が期待されます。
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自動搬送制御システムの「パッケージ化(標準化)」
- これまではプロジェクトごとに個別の調整が必要だった制御システムを、決まった形(パッケージ)にすることで、導入にかかる時間を短くし、品質を安定させます。
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「ハード × ソフト」のワンパッケージ提供
- ファクテムの得意とする自動搬送装置(ハードウェア)と、オルリンクの制御システム(ソフトウェア)を一つにまとめた解決策を電池メーカーに提供します。これにより、お客様は窓口を一本化でき、工場の立ち上げがスムーズになります。
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グローバル対応力の強化
- 海外へのエンジニア派遣を含めて連携を強化し、北米やヨーロッパなどで建設が進む大規模な工場(ギガファクトリー)の需要に素早く対応できるようになります。
オルリンク社の概要と今後の展望
オルリンクは、代表の相澤氏をはじめ、システム開発の経験が豊富なエンジニアが多く在籍しています。産業用ロボットや周辺機器の高度な自動化制御において、特に優れた技術力を持っています。あらゆる業界で人手不足を解消し、自動化を進める投資が増える中で、オルリンクの技術は製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支える大切な要素となっています。
ファクテムの自動搬送装置とオルリンクの制御システムを組み合わせ、電池メーカーに一つのパッケージとして提供することで、導入のしやすさ、立ち上げの速さ、そして安定した稼働を支える体制を強化します。将来的には、「再エネスマートファクトリー」という、再生可能エネルギーを活用したスマート工場のシステム統合を目指しています。
資本業務提携企業の詳細
株式会社オルリンクについて
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社名:株式会社オルリンク
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代表者:代表取締役 相澤 賢一
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設立:2022年9月
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所在地:福岡県福岡市博多区祇園町4-61 いちご博多祇園ビル7階
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事業内容:制御ソフト技術を中心に、工場や物流センターの庫内物流を自動化・最適化するソリューションを提供
株式会社ファクテムについて
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社名:株式会社ファクテム
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代表者:代表取締役 川越 健二
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設立:2015年11月
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所在地:福岡県北九州市小倉南区中曽根新町1番13号
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事業内容:FA(工場自動化)設備のエンジニアリング、生産ライン/自動搬送・検査設備の開発・導入支援、自動化設備の制御・システム開発、FA関連部材・機器の商社事業、海外拠点を活用した調達・プロジェクト支援


