ドローンによるクマAI検知機能、DJI最新機種に対応し無料体験版を提供開始

ドローンによるクマAI検知機能とは

株式会社NSi真岡は、ドローンを使ったクマの自動検知機能を開発しました。この機能は、DJIの最新ドローンシリーズ「Matrice400」「Matrice4シリーズ」「Dock3」に対応しており、純正アプリ「DJI Pilot2」や「FlightHub2」に直接導入できます。これにより、クマによる被害を防ぐための「空からのリアルタイム監視体制」を築くことが期待されます。

ドローンによるクマの検知イメージ

5つのポイント

  1. DJI最新機種・純正アプリに対応
    DJI Matrice400、Matrice4シリーズ、Dock3といった最新ドローンや、純正アプリPilot2、FlightHub2にインストールできるため、これまでのドローンの使い方を変えることなく利用を開始できます。

  2. 検知から通知までを自動化
    Dock3や自動飛行機能と組み合わせることで、クマの検知から、写真や位置情報を含んだメール通知までを自動で行えます。

  3. スピーカー・ライト連携で威嚇や注意喚起
    クマを見つけると、ドローンに搭載されたスピーカーから警告音を出したり、ライトを点灯させたりして、クマを威嚇したり、周囲に注意を促したりすることが可能です。これにより、被害が起こる前に対応できる可能性があります。

  4. 高倍率ズーム・可視光カメラ対応
    現在は可視光カメラに最適化されており、高倍率ズームを使うことで、遠くからでも安全にクマを監視し、特定できます。

  5. 3ヶ月間の無料体験版を提供
    この機能を多くの人に試してもらうため、3ヶ月間の無料体験ライセンスが用意されています。申し込みはウェブサイトのフォームから可能です。無料体験版の提供は6月末で終了し、その後は有料となる予定です。

無料体験版のアイコン

対応機種:最新DJIドローンへ簡単インストール

DJI製ドローンの既存システムを最大限に活用し、特別な外部機器なしで純正アプリケーションに機能を追加するだけで、すぐにAI検知を始められます。

高性能なドローンは、10kmを超える長距離通信や4G LTEネットワークによる安定した遠隔操作に対応しており、場所や時間を選ばずに、さまざまな環境で確実に操作できることが特徴です。

また、自動で離着陸ができる設置型全自動ソリューション「DJI Dock 3」と連携すれば、定期的な無人パトロールを自動化できます。クマを検知した際には、リアルタイムで通知が届くほか、高出力スピーカーやライトを使って「音と光」で即座に威嚇・注意喚起が可能です。

検知したクマの座標を元に、既存のアプリやシステムと連携する機能も、要望に応じて開発できるとのことです。

DJI製産業用ドローン

  • Matrice400
    DJIの最上位機種で、最大59分の飛行時間、IP55の防水防塵性能、400倍ズーム、高解像度赤外線カメラ、高出力スピーカーとライトを搭載しています。
    Matrice 400

  • Matrice4シリーズ
    持ち運びやすい小型の機種で、最大49分の飛行時間、ズーム、赤外線カメラ、スピーカーとライトを備えています。
    Matrice 4シリーズ

  • Dock3
    車載も可能な最新の設置型遠隔ソリューションで、ネットワークを通じて遠隔操作ができます。
    Dock 3

AI検知機能について

ドローンに標準で搭載されているAI検知機能は、現在「人」「車」「船舶」を識別できます。これらの検知は、ドローンのワイド・ズーム・赤外線カメラで行われます。ただし、今回のクマAI検知機能は、現在のところ赤外線カメラには対応していません。

駐車場での車両・人物検知の様子
ドローンからの赤外線映像での人物・車両検知

動作ツールと利用イメージ

検知はドローン本体のコンピューター(オンボード処理)で行われるため、外部のコンピューターやインターネット環境に頼る必要がありません。そのため、送信機で操作する純正アプリ「DJI Pilot2」や、クラウドでドローンを管理する「DJI FlightHub2」でスムーズに機能します。

Pilot2を使う場合はネットワーク通信が不要なので、通信が不安定な山間部でも利用できます。
なお、検知したクマをドローンが自動で追いかける機能は、予期せぬトラブルを避けるため、安全上の理由から搭載されていません。

ドローン操作アプリ画面での設定
ドローンアプリの警告発信画面

簡単インストール

DJI Pilot2やFlightHub2への導入は簡単です。

ご利用・導入の手順

本機能を利用するには、ライセンス発行のために「機体シリアルナンバー」の登録が必要です。詳細は申し込みフォームで確認できます。

  • DJI Pilot 2 を利用する場合
    提供されるAIアルゴリズムデータを、送信機の内蔵ストレージまたはSDカードに保存します。その後、Pilot 2アプリ内でデータをインポートすると、検知機能が使えるようになります。
    Pilot2へのアルゴリズムインポート画面

  • DJI FlightHub 2 を利用する場合
    機体シリアルナンバーを連絡すると、クラウド上での認証(ライセンスの紐づけ)が行われます。設定が完了次第、サービスを利用できるようになります。(事前にFlightHub2アカウントの作成と機体との接続が必要です。)
    FlightHub2ログイン画面

3カ月無料体験版 提供方法について

本機能の導入を希望する場合は、以下のリンク先のフォームから必要事項を記入してください。
クマAIアルゴリズムデータ提供に関するご案内(外部フォーム)

申し込み完了後、入力されたメールアドレス宛に、AIアルゴリズムデータとインストール手順、運用方法、安全上の注意点などのガイドラインが送付されます。
実機を使った性能体験会も随時開催されています。

撮影データ協力のお願い

このAIアルゴリズムは、より多くの現場データを取り込むことで、検知の精度をさらに高めることができます。そのため、「クマの空撮映像・写真」の提供が呼びかけられています。
提供されたデータは、AIの学習に役立ち、人々の安全を守る力となります。申し込み後、アルゴリズムの提供と合わせて、データの共有方法について案内されます。

協力企業様

本システムの提供や利用方法、機材販売に関する詳細説明や相談は、以下の協力企業でも可能です。

お問い合わせ先

株式会社 NSi真岡
https://nsimoka.com/
TEL:0285-81-6675
問い合わせフォーム:https://nsimoka.com/contact/
担当:田村

DJI正規代理店として、ドローン機材やソフトウェアの販売、導入コンサルティング、国家資格や専門分野の講習、システム開発、業務オペレーターなどの業務を行っています。

×