スキルアップ

デジタルハリウッド、2026年春にクリエイティブスキル横断型選抜クラス「HONKA RE:FRAME!」を新設

デジタルハリウッドが新選抜クラス「HONKA RE:FRAME!」を発表

HONKA RE:FRAME!のイメージ画像

デジタルハリウッドは、2026年4月にクリエイティブスキル横断型選抜クラス「HONKA RE:FRAME!―世界を問い直せるかー」を新設すると発表しました。このクラスは、本科に入学する特待生を対象とし、CG/VFX、XR、UI/UXデザインの3つの分野を横断して学ぶことができます。

デジタルコミュニケーションアーティストを育成

新設される選抜クラスでは、これからの時代に求められるトップ人材を「デジタルコミュニケーションアーティスト（digital communication artist：DCA）」と定義しています。マーケティング、デザイン、テクノロジーにアートの考え方を取り入れ、デジタル空間での体験、物語、価値をデザインできるクリエイターを育てることを目標としています。

クリエイティブ教育の転換点

これまでのデジタルハリウッドでは、CG/VFXやWeb、動画など、それぞれの専門スキルを学ぶカリキュラムを提供してきました。しかし、生成AIの登場やデジタル表現の融合、社会の変化が速くなったことで、クリエイティブの分野は一つのスキルだけでは完結しない時代になっています。

たとえば、映像とUX、CGとサービス設計、AIとクリエイティブディレクションのように、複数の分野を理解し、組み合わせる力が求められています。このような時代に対応するため、デジタルハリウッドはCG/VFX、XR、UI/UXの分野を横断し、AIやアート的思考を統合した「HONKA RE:FRAME!」を立ち上げました。

本科特待生制度について

デジタルハリウッドの「本科」では、専門学校や美術系大学、理工系大学の卒業生、あるいはクリエイティブ業界での実務経験者などを対象に「特待生制度」を設けています。この制度は、選考基準を満たした受講生に対し、卒業後の活動をサポートするためのものです。今回新設される「HONKA RE:FRAME!」は、この特待生制度に選ばれた方だけが参加できる特別な学びの場となります。

※特待生制度の利用には、書類選考と面接が必要です。

選抜クラス「HONKA RE:FRAME!」の特徴

この選抜クラスは、デジタル技術やスキルのさらに奥にある「観察」「対話」「想像」「編む」「探究」といったアート的な考え方を通じて、物事の意味を言葉にし、デザインできる「意味を創造できる人材」を育成することを目的としています。世界で活躍するデジタルコミュニケーションアーティストを目指します。

Digital Communication Artistの概念図

クラスの核となるのは、アート的思考に基づいて「価値を問い直す力」を育てる学習体験です。選抜された受講生は、本科カリキュラムで学ぶ専門スキルに加え、この選抜クラスを通じて、視点、考え方、作品の質を大きく向上させる機会を得られます。

このクラスは、入学者のうち約10名のみが参加できる、全8回（予定）の集中的なカリキュラムとして実施されます。

選抜クラスの概要

  • 名称: 「HONKA RE:FRAME! ―世界を問い直せるかー」

  • 内容: 全8回の授業（予定）

  • 開設: 2026年4月生より

  • 定員: 10名程度

  • 実施校舎: 東京本校・大阪本校またはフィールドワーク

クラスの詳細はこちらをご覧ください。
https://school.dhw.co.jp/support/learning/honkareframe.html

ワークショップのような空間
巨大LEDディスプレイの裏側

対象者

デジタルハリウッド（専門スクール）の以下の3コースに入学し、「特待生制度」を利用する方のうち、選抜クラス「HONKA RE:FRAME!」への参加を希望する方が対象です。

【対象コース】

  • 本科XR専攻

  • 本科CG/VFX専攻

  • 本科UI/UXデザイン専攻

【選抜対象者】

  • A：経験者層（理工系、美大出身者、実務経験者など）

  • B：本科在学生（受講中の「3ヶ月課題」の作品で選抜予定）

カリキュラム

  • アート的思考: 素材に触れる、アートの歴史を知る、ディスカッションをする、ストーリーをつくる

  • フィールドワーク: ベネッセアートサイト直島、山口情報芸術センター［YCAM］

  • AIとの共創思考: チューターAI「Ututor」を使った学習機会
    https://school.dhw.co.jp/p/ututor/

カリキュラム監修

会田大也氏（山口情報芸術センター［YCAM］アーティスティック・ディレクター、多摩美術大学非常勤講師 ほか）がカリキュラムを監修します。

会田大也先生からのメッセージ：
「長い人類の歴史の中で連綿と続く『アート』という営みは、改めて『何の役割があるの』と問うても簡単な答えを示してくれません。それなのに続いてきた。この大きな謎に、皆さんとともに挑んでみたいと思います。」

会田大也氏のポートレート

スケジュール

  • 2025年12月～2026年3月：経験者枠選抜

  • 2026年4月生：本科入学開始

  • 2026年8月頃：在学生枠選抜

  • 2026年夏頃：選抜クラス「HONKA RE:FRAME!」開講（全8回予定）

※選抜クラス「HONKA RE:FRAME!」に参加するための費用はかかりません。
※スケジュールおよびカリキュラムは変更になる可能性があります。

お問い合わせ先

【選抜クラスに関するお問い合わせ】

  • デジタルハリウッド東京本校
    TEL：0120-386-810
    mail: tokyo@dhw.co.jp

  • デジタルハリウッド大阪本校
    TEL：0120-804-810
    mail: osaka@dhw.co.jp

【説明会、カウンセリングのお問い合わせについて】
受講に関する相談や各コースの詳細、第四次産業革命スキル習得講座、リスキリング支援事業に関する案内を行っています。通学しやすい校舎を選び、ご予約ください。

【関連情報】

デジタルハリウッドは1994年に開校し、社会人を対象にWeb、デザイン、3DCG、VFX、映像、グラフィックなどのプロを育成しています。卒業生は各業界への就職や独立を目指しています。

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