建設DX・i-Construction wpmaster 2025年12月8日 0 コメント

セーフィーとEARTHBRAINが連携、建設現場のDXを加速する新ソリューションを提供開始

クラウド録画サービスを提供するセーフィー株式会社と、建設業向けデジタルソリューション「Smart Construction®」を提供する株式会社EARTHBRAINは、建設現場の遠隔管理と生産性向上を目的としたシステム連携を開始しました。これにより、建設現場のDXを加速するソリューションの提供が始まります。複数の現場を統括する管理者は、遠隔から現場の状況をリアルタイムで確認できるようになり、迅速な判断を支援します。

システム連携の背景

建設業界では、2024年4月から適用された時間外労働の上限規制への対応が続いており、業務の効率化と生産性の向上が強く求められています。また、2040年には15歳から64歳までの生産労働人口が現在の8割に減少する「8掛け社会」が予測されており、建設業界では必要な労働力が22.0％不足すると見込まれています。これらの課題を解決するため、各企業はAI、BIM/CIM、IoTといった新しい技術を使ったシステムやクラウドベースの施工管理ツールの導入を急いでいます。

時間外労働の上限規制について：厚生労働省
2040年の労働力不足について：リクルートワークス研究所「未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる｜報告書」

システム連携の概要

セーフィーは、映像データを防犯だけでなく、遠隔での状況確認や業務効率化、映像解析による異常検知・予測など、さまざまなソリューションを提供し、建設業界の課題解決に貢献してきました。EARTHBRAINは、「Smart Construction®」を通じて、施工の全工程をデジタルでつなぐ「横のデジタル化」を進め、現場全体の最適化を図ることで、生産性・安全性・環境性の向上に取り組んでいます。

今回の連携では、「Smart Construction®」のクラウドプラットフォームに、セーフィーの高解像度で遅延の少ないリアルタイム映像が統合されます。これにより、「現場の”今”を遠隔で、正確に手間をかけずに確認したい」という管理者の要望に応え、現場への移動を減らし、迅速な判断を支援することが可能になります。

現場状況をリアルタイムに統合把握

「Smart Construction®」のホーム画面に表示される地図情報に、セーフィーの屋外向けクラウドカメラ「Safie GO」シリーズとウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket」シリーズの映像が統合されます。これにより、現場の建設機械（トラクターやクレーンなど）の位置情報と、カメラのライブ映像を一つの画面で同時に確認できます。現場全体を広い視点から把握でき、遠隔地からでも作業状況や安全面のチェックが可能となります。

遠隔からの現場確認・管理を支援

遠隔から現場状況を俯瞰して確認できるため、現場への移動時間を大幅に減らすことができます。特に、広い現場や山間部など、移動の負担が大きい現場管理の効率化に役立ちます。

異常発生時の迅速な判断・対応を支援

建設機械の稼働データと連動したカメラ映像を確認することで、工事の遅れやトラブルが発生した際でも、「Smart Construction®」上で即座に現場映像を確認できます。これにより、現場の状況共有や最初の対応をスムーズに行うことが可能です。映像を通じて関係者間で同じ情報をリアルタイムに把握できるため、対応の正確さとスピードを高めます。

「Japan Build－建築の先端技術展－内第4回建設DX展」出展概要

セーフィーは、本連携ソリューションを「Japan Build－建築の先端技術展－内第4回建設DX展」で紹介します。この展示会では、BIM、CIM、CAD、ICT建機、現場管理システム、建設ロボットなど、建設業のDX技術が集まります。セーフィーは、連携ソリューションの他にも、クラウドカメラの映像とAIを組み合わせた不安全行動検知や不法侵入対処といった現場課題を解決する最新ソリューションを展示します。また、映像と音声・センサーの連携ソリューション、「Safie Pocket」シリーズ、「Safie GO」シリーズのデモ展示も予定されています。

URL：Japan Build－建築の先端技術展－内第4回建設DX展
会期：2025年12月10日（水）〜12月12日（金）10:00〜17:00
会場：東京ビッグサイト（〒135-0063 東京都江東区有明3丁目11-1）
ブース小間番号：48-1

クラウド録画サービス「Safie（セーフィー）」について

セーフィーは、カメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスです。「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像が役立つ未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売、土木・建築、製造、医療など、さまざまな現場のDXを積極的に推進しています。