ケンブリッジのビジネスアーキテクト育成講座が経済産業省・IPA運営の「マナビDX」に掲載

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社の企業向け研修サービス「プロジェクトリーダーおよびプロジェクトチーム養成学校」の講座「Scope コース(システム開発上流)」が、2025年10月29日付で、経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する「マナビDX」に、ビジネスアーキテクト育成講座として掲載されました。

ワークショップでスライドを説明する様子

「マナビDX」とは

「マナビDX」は、経済産業省とIPAが共同で運営するデジタル人材育成のためのプラットフォームです。デジタルスキル標準(DSS)などのスキル基準に沿っているか、経済産業省とIPAが審査し、基準を満たした講座だけが掲載されています。

今回「Scope コース」が該当した「レベル4」は、「専門的なスキルを活用して、仕事上の課題を見つけ、解決へと導くプロフェッショナルな人材」と定義されており、経験を知識に変え、後進の育成にも貢献するレベルとされています。

ケンブリッジの「プロジェクトリーダーおよびプロジェクトチーム養成学校」

この養成学校は、DX(デジタルトランスフォーメーション)や会社の変革を伴うプロジェクトを成功させることを得意とするコンサルティングファーム、ケンブリッジが提供する企業向け研修サービスです。

ケンブリッジは、20年以上にわたるプロジェクト支援の経験から、変革を進める人材(ビジネスアーキテクト)には、デジタル技術の知識だけでなく、課題を見つけ出す力や、みんなの意見をまとめる力といった「ソフトスキル」がとても重要だと考えています。

会議でホワイトボードに書き込む様子

この学校では、これらのスキルを体系的に学べる講座を提供しており、ただ座って話を聞くだけでなく、実際の業務に近い形で徹底的に実践するカリキュラムが特徴です。これまでに、製造業、小売業、金融業、情報通信業など、様々な企業で変革を担う社員の育成に活用されています。

ケンブリッジでのスキル定義

導入事例

  • 三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社(システム部門が「超上流工程」からプロジェクトを主導できるよう、実践型研修でノウハウを組織に定着)

  • 株式会社ファミリーマート(社内の実務課題を題材に、DX人材育成と業務改革を同時に実現)

マナビDXに掲載されているケンブリッジの講座

ビジネスアーキテクトに必要なスキルを習得するため、「Foundationコース(プロジェクトワークにおける基本動作)」でソフトスキルを、「Planningコース(変革構想策定)」と「Scopeコース(システム要求定義)」でハードスキルを学ぶことができます。

Foundationコース(プロジェクトワークにおける基本動作)

プロジェクトや仕事を進める上で大切なソフトスキルを学びます。目標の決め方、考え方、周りを巻き込む力など、変革を担う人材の土台となる能力を育てます。

項目 詳細
対象者 入社5年目の現場担当者~管理職クラスの全ビジネスパーソン
習得できるスキル(デジタルスキル標準に対応) 【戦略・マネジメント・システム】 プロジェクトマネジメント
マナビDXのレベル ビジネスアーキテクト(レベル2)
開催形式 ・対面のみ(ケンブリッジ赤坂オフィス) ・個社専用プラン、合同開催プランを選択可能
期間 1回3時間の授業を全8回(約4か月間)
価格 58万円/人(税抜き)

Planningコース(変革構想策定)

プロジェクトの「超上流(構想を立てる段階)」の進め方を、実際のプロジェクトを題材に学びます。関係者を巻き込みながら、目標設定、課題調査、具体的な計画の作成を行い、変革プロジェクトを立ち上げるリーダーを育てます。

項目 詳細
対象者 ・事業会社で変革のリードが求められる方 ・SEなど、大規模ITプロジェクトに携わる方
習得できるスキル 【戦略・マネジメント・システム】 変革マネジメント、システムズエンジニアリング、プロジェクトマネジメント 【ビジネスモデル・プロセス】 ビジネスアナリシス
マナビDXのレベル ビジネスアーキテクト(レベル4)
開催形式 ・対面のみ(ケンブリッジ赤坂オフィス) ・個社専用プラン、合同開催プランを選択可能
期間 1回3時間の授業を全8回(約4か月間)
価格 2026年5月期開校コースまで:58万円/人(税抜き) 2026年8月期開校コース以降:70万円/人(税抜き)

Scopeコース(システム要求定義)

DXを進める上で非常に重要でありながら、うまくいきにくい「要求定義」に特化した講座です。業務部門とIT部門が協力して、どんなシステムを作るかを整理し、RFP(提案依頼書)にまとめるまでの一連の流れを習得します。関係者とどんなシステムを作るのかを漏れなく検討し、合意できる人材を育てます。

項目 詳細
対象者 ・DXなど、システムを伴う変革をリードする方(業務部門・システム部門問わず) ・これから基幹システム刷新のような大規模プロジェクトに参画する予定がある方
習得できるスキル 【戦略・マネジメント・システム】 変革マネジメント、システムズエンジニアリング、プロジェクトマネジメント 【ビジネスモデル・プロセス】 ビジネスアナリシス
マナビDXのレベル ビジネスアーキテクト(レベル4)
開催形式 ・対面のみ(ケンブリッジ赤坂オフィス) ・個社専用プラン、合同開催プランを選択可能
期間 1回3時間の授業を全8回(約4か月間)
価格 58万円/人(税抜き)

2026年度の講座スケジュールは以下の通りです。共同開催プランは、研修開始月の前月15日が申し込み期限ですが、定員に達し次第締め切られます。

2026年度全体スケジュール

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ 代表取締役 榊巻亮氏のコメント

榊巻亮氏は、長年企業の変革プロジェクトを支援する中で、ビジネスアーキテクトの重要性を強く感じてきたと述べています。ビジネスアーキテクトは、データサイエンティストやサイバーセキュリティの専門家と同じように、企業の変革を支える大切な役割ですが、これまではその重要性が十分に認識されず、「なんとなく器用な人」に任されがちでした。また、「育てたいけれど、何を教えればよいか分からない」という声も多く聞かれたといいます。

こうした課題に対応するため、プロジェクト現場で培った知識をもとに、実践を通じてスキルが身につく研修サービスとしてこの学校を開校したとのことです。今後も、企業や行政とともに、日本の変革を担う人材の育成に貢献していく方針です。

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社について

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズは、「変革プロジェクトを成功させる」ことを得意とする、日本とアメリカで活動するコンサルティングファームです。会社独自のやり方を押し付けるのではなく、顧客自身の変革への意欲を引き出し、実現可能で納得感のある目標を顧客と共に設定します。そして、部門を横断する難しい課題や、変革を妨げる要素を乗り越えながら、プロジェクトを成功へと導きます。

本お知らせに関するお問い合わせ

プロジェクトリーダーおよびプロジェクトチーム養成学校チーム(担当:田窪)

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