アラヤ、建設DX展に最新ソリューションを出展 – 4DシミュレーターやAI空調最適化など

株式会社アラヤは、2025年12月10日(水)から12日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「第5回 建設DX展 東京(JAPAN BUILD 内)」に出展します。

建設現場の様々な課題に対応する最新のソリューションが多数展示され、特にシミュレーション技術、重機の自律化、AIを活用した空調の最適化といった技術が紹介される予定です。また、AI空調最適化システム「ConsciousAir」に関する公式セミナーやブースでの講演も行われます。

建設DX展の告知とARAYA社のソリューション

主な展示内容

BIM/CIM連携4Dシミュレーター「ARACOM CRANE」

このシステムは、クレーンを使った作業を4D(3Dの空間情報に時間の要素を加えたもの)で確認できるシミュレーションツールです。作業の安全性や効率を高めることを目的としています。

  • 経路確認: クレーンで吊り荷を運ぶ最適なルートを自動で作成し、スムーズな4D動画で確認できます。

  • 衝突確認: クレーン本体、吊り荷、建物などがぶつかる可能性がないかを確認し、立ち入り禁止エリアも表示します。

  • 操作体験会: 会場では、ゲームコントローラーを使って実際にシミュレーションを体験できるデモンストレーションが行われます。

重機自律化支援(強化学習/模倣学習/SLAM)

建設現場の状況に合わせて、重機を自動で動かすためのAI技術が紹介されます。

  • これまでに国土交通省や民間企業とのプロジェクトで培われた、多くの自律化の実績があります。

  • AIが自分で学習する「強化学習」や、人間の動きを真似て学習する「模倣学習」によって、重機を正確に制御する技術が蓄積されています。

  • 会場では、模倣学習を使った掘削作業の自動化デモ機が展示されます。

AI空調最適化「ConsciousAir」

このソリューションは、ビルや地域冷暖房(DHC)の熱源設備に対し、AIがエネルギーの使用量と快適さのバランスを最も良い状態に調整します。エネルギーの削減や運用の改善につながった事例が紹介されます。

建設向けカスタマイズAIソリューション

現場ごとの具体的な課題に合わせて、AIアプリケーションが提案されます。

  • 4Dシミュレーターを使った、工事を始める前の危険予測

  • 画像認識技術による、建物のひび割れの発見

  • 模倣学習や強化学習を使った、人がいない状態での工事(無人化施工)

  • 特許を取得したアルゴリズムによる、複数の目的を同時に最適化する技術

  • 風の動きを目で見てわかるようにし、吹き付け材料の飛び散りを防ぐ風速アラートシステム(こちらも当日展示されます)

セミナー・講演情報

「ConsciousAir」に関するセミナーが開催されます。

  • 日時: 2025年12月11日(水)12:30〜13:15

  • 会場: 南1・2ホール セミナー会場G(事前登録が必要です)

  • 内容: 「AI × 空調最適化:ConsciousAirで実現する次世代の施設運用」と題し、AI空調最適化技術「ConsciousAir」の仕組みと、実際に導入した際の効果について説明されます。

  • 参加登録はこちら: https://biz.q-pass.jp/f/11137/jb_seminar_tokyo_25/seminar_register

イベント詳細

ARAYAブースの場所を示すフロアマップ

株式会社アラヤは、今回の展示会を通じて、建設現場の生産性向上や安全確保に貢献するAI技術を紹介します。

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