アドバンテック、コンパクトなエッジAIシステム「AIR-120」を発表 ―迅速なAI導入を実現

アドバンテックは、コンパクトなエッジAI推論システム「AIR-120」の発表をしました。この新しいシステムは、AI(人工知能)を現場に素早く導入できるよう設計されています。

AIR-120の紹介

AIR-120の主な特徴

AIR-120は、Intel® Atom™ x7433RE、Core™ i3-N305、Processor N97といったプロセッサに加え、Hailo-8 AIアクセラレータを搭載しています。これにより、最大8コアと26テラオペレーション/秒(TOPS)という高いAI計算能力を発揮し、効率よく、すぐに結果が出るAI推論が可能です。性能、電力の効率、そしてコストのバランスが良く、軽いAIアプリケーションに適しています。

このシステムは、工場などの産業現場での使用を考えて作られており、マイナス20度から60度までの幅広い温度で動作します。また、重い工業環境向けの電磁波に関する規格(IEC 61000-6-4およびIEC 61000-6-2)にも対応しているため、厳しい環境でも安心して使えます。

サイズは176 x 112.35 x 66.4 mmとコンパクトながら、ビジョンカメラや機器の制御、通信インターフェースなど、幅広い用途に対応できる12以上の多様な入出力ポートを備えています。具体的には、2.5GbE×1、1GbE×1のイーサネットポート、COM×2、USB 3.2×2、USB 2.0×2、そしてオプションでデュアルCANバスやM.2スロット×3を装備しています。内部のM.2スロットには、Hailo-8 AIモジュールやストレージ、Wi-Fi、4G LTEモジュールなどを追加できます。また、特別な放熱設計により、高い負荷がかかるAI処理でも安定した性能を保ち、熱による問題を防ぎます。

AIR-120のポート構成

AI導入をスムーズにするソフトウェア

AIR-120は、AI導入を簡単にするためのソフトウェアツールも充実しています。アドバンテックのEdge AI SDKとHailo AI Software Suiteが搭載されており、AIモデルの最適化や展開、遠隔での監視・管理が効率的に行えます。これにより、安全管理やAIによるセキュリティ検査、労働災害の防止といったアプリケーションに役立ちます。

Hailo AI Software Suiteには、開発を加速させるための「Model Zoo」(すぐに使えるAIモデル集)、「Dataflow Compiler」(AIモデルを変換・最適化するツール)、そして「TAPPAS Toolkit」(物体検出や分類など、主要なAIアプリケーション向けのモデル)が含まれています。

Edge AI SDKには、ハードウェアの性能を手軽に確認できる性能チェックツールやAIデモプログラムも搭載されています。さらに、EdgeBMCチップにより、離れた場所からでもシステムの監視や管理ができるため、運用やメンテナンスがより簡単になります。

製品情報

AIR-120は、低消費電力、AIアクセラレータ、産業グレードの耐久性を兼ね備えた、コストパフォーマンスに優れたエッジAI推論システムです。既存の設備にも簡単に組み込むことができ、導入も容易です。

製品の詳細については、以下のリンクをご覧ください。

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