DX wpmaster 2025年12月12日 0 コメント

アシストが「Oracle Database@AWS導入支援サービス」を開始、AWSとOracle AI Databaseの連携を支援

株式会社アシストは、2025年12月12日より「Oracle Database@AWS導入支援サービス」の提供を開始しました。このサービスは、アマゾンウェブサービス（AWS）上でOracle Cloud Infrastructure（OCI）を動かし、その上でOracle AI Databaseを利用する環境の構築をサポートするものです。

Oracle Database@AWSとは

多くの企業がシステムの最適化や業務要件を満たすため、AWSの多様なサービスとOracle AI Databaseの強みを組み合わせた環境を求めています。「Oracle Database@AWS」は、AWSのクラウド上でOCIを稼働させることで、Oracle AI Databaseを利用可能にします。

これにより、これまでAWS上で利用が難しかったOracle Exadata Database Serviceや、自律型データベースのOracle Autonomous AI Database、さらには利用ニーズの高いOracle Real Application Clusters（RAC）といった機能が使えるようになります。また、Zero-ETLやCloudWatchなど、AWSのさまざまなサービスとの連携もスムーズに行えます。AWSのクラウド内でOCIのOracle AI Databaseが動くため、AWS上に構築されたアプリケーションとOracle Database@AWSの間で、データのやり取りが速やかに行えることも特長です。

しかし、この技術を利用するには、Oracle AI Database、OCI、AWSそれぞれの専門知識が必要となる点が課題となる場合があります。

アシストによる支援サービスの内容

アシストが提供する「Oracle Database@AWS導入支援サービス」は、この「Oracle Database@AWS」の利点を最大限に引き出すために、「アセスメント」「構築・移行」「運用」の3つの段階で企業を支援します。

アセスメントフェーズ

現状の調査を行い、ライセンス費用を含めたコストの試算や、システムの性能に関する要件を整理します。その上で、Oracle AI Databaseの移行先として最も適したクラウドサービスを選びます。

構築・移行フェーズ

実際のシステム構築やデータ移行作業を行います。Oracle AI DatabaseとAWSの両方に詳しい技術者が、必要なテストや設計作業をサポートします。

運用フェーズ

システムが安定して動き続けるよう、サポート窓口を一本化して提供します。また、AWSの運用代行や、システムの性能診断、パッチの適用などを通じて、運用を支援します。

このサービスの価格は、環境や規模によって異なるため、問い合わせが必要です。
詳細については、以下のURLで確認できます。
https://www.ashisuto.co.jp/cloud/aws/service/oracle-database-at-aws.html

アシストの専門知識と今後の展望

アシストは、AWS環境でのOracleワークロードの設計、移行、管理、最適化に関する高い技術力と実績が認められ、「AWS Oracleコンピテンシー」認定を取得しています。さらに、オラクル社の「Best Oracle Cloud Infrastructure Partner of the Year：Oracle Japan Award 2025」も受賞しており、AWSとOCI両方のノウハウを提供できる体制で支援にあたります。

アシストは今後も、現在提供している以下のAWS支援メニューに本サービスを加え、企業のクラウド導入検討から環境構築・移行、そして運用活用まで、トータルでサポートしていく方針です。