さいたま市アクセラレータープログラム(SCAP)最終成果発表会が開催、5社のスタートアップが成果を報告

さいたま市アクセラレータープログラム(SCAP)最終成果発表会が開催

2026年2月4日、公益財団法人さいたま市産業創造財団は、さいたま市アクセラレータープログラム(SCAP)の最終成果発表会を「まるまるひがしにほん2階 東日本連携センター」で開催しました。このプログラムは、さいたま市内のスタートアップを対象とした短期集中支援を行うもので、初開催となる2025年度は、選抜された5社が約7ヶ月間の集中支援を受けました。

今回の成果発表会は、採択スタートアップ5社のプログラム期間中の活動と成果を、さいたま市内外のサポーター(金融機関、大学、公的支援機関、メディア、事業会社など)に向けて紹介し、地域のスタートアップ支援者とのネットワークを築き、さいたま市内の創業をさらに盛り上げることを目的としています。

SCAP成果発表会の集合写真

成果発表会の内容

当日は約30名のサポーターが来場し、以下の内容でイベントが実施されました。

  • 主催者挨拶: 公益財団法人さいたま市産業創造財団の会田 浩一 常務理事より、支援への感謝と、卒業後のスタートアップのさらなる成長への期待が述べられました。

  • 基調講演: 株式会社AIメディカルサービスの代表取締役である多田 智裕 氏が登壇し、「埼玉から世界へ、累計138億調達したAIスタートアップの行動哲学」と題して講演を行いました。自身の創業ストーリーや困難を乗り越えた経験、そして起業家へのエールが送られました。

  • SCAP概要紹介: SCAP運営事務局の小板橋 直也氏が、プログラムの概要を説明しました。専任コーディネーターによる伴走支援、15名のメンターによる個別メンタリング(全131回実施)、セミナー開催、補助金支給、展示会運営サポート、プレスリリース配信代行、ウェブサイト制作支援など、多岐にわたるサポートが提供されたことが紹介されました。

SCAP成果発表会の様子

採択スタートアップ5社の最終成果

SCAPに採択された5社は、来場したサポーターに対して、事業内容、プログラム期間中の目標、活動、最終成果、そして中長期的なビジョンを発表しました。各社の成果は以下の通りです。

採択者名 事業内容 最終成果
株式会社AI共創総研 AIの安全・公正な活用を支援する「AIガバナンス支援サービス」を展開。 ・VCより5,000万円資金調達
・取締役CTOを獲得
・広島県「⼦供の予防的⽀援構築事業AIモデル検証業務」をコンペ最高得点で受託
・大手企業のAIガバナンス体制構築を支援
・⽇本能率協会主催のAIマネジメントシステム(ISO42001)セミナー登壇
・AI World 2025秋 出展
・ウェビナー開催
株式会社スカイブリッジ ドローンと3次元測量を軸に、点検、測量、データ活用、内製化支援の4つの事業を展開。 ・新規名刺獲得820枚(目標1,000枚)
・新規顧客具体的案件60件(目標50件)
・新規顧客受注(内示)件数22件(目標20件)
・メンテナンスレジリエンス展、INCHEM TOKYOなど展示会出展(合計約500名来場)
・ドローンジャーナルコンファレンス登壇(約300名来場)
・東急グループ、栃木県との実証実験がYahoo!ニュースなど約30メディアに掲載
・インプレス総合研究所「ドローンビジネス調査報告書2026」に掲載
・MAツール導入、マンスリーメルマガ開始
・マンスリーウェビナー開始
Smoke-i-freet 醤油粕を用いた燻製材のアップサイクルビジネス。 ・埼玉県サーキュラーエコノミースタートアップビジネスプランコンテスト(CSUP)にて優秀賞(賞金50万円)
・埼玉県産業技術総合センター、食品微生物センターの協力のもと醤油粕燻製材の性能証明を実施
・新製品の低塩分調味料「圧倒的満足感」の試作品開発
・大阪関西万博、食品開発展などに出展
・コエドテラスにて燻製食品のテストマーケティング実施
・新ホームページ公開(10月)
・記事掲載4件
ツナグッド 在宅で障害児者を介護する家族や障がいのある方を対象に、社会とつながり働くためのビジネスサポート講座を開催。 ・新規事業スモビズ10月開講講座:受講生6名獲得(目標6名)
・Instagram運用代行新規事業:協力企業決定
・オンラインおしゃべり会(8~10月):延べ42名参加
・メディア掲載(10/1日本経済新聞、10/15埼玉新聞)
ライフサポートジャパン株式会社 賃貸住宅に「終身」という選択肢を提供するサービス。見守りや万一の際の解約・残置物対応をサポート。 ・契約件数が対前年比18.2倍
・家賃債務保証業のK-net 株式会社と業務協定を締結(1/14)
・電力のヴィジョナリーパワー株式会社と業務協定を締結(近日発表予定)
・主催セミナー開催(8/26)
・セミナー後の問合せ120件、協定業者26社獲得
・現役アスリート2名を契約社員として雇用

発表後にはネットワーキングの時間が設けられ、採択スタートアップと来場サポーターの間で活発な情報交換が行われました。

採択スタートアップからのコメント

採択者からは、プログラムに対する感謝と今後の意気込みが寄せられました。

  • 「経営や各分野の専門家による実践的なメンタリングに大きな価値を感じました。自治体のネットワークを活かした具体的なサポートも事業を前に進める上で魅力的でした。」

  • 「設定した目標に対して全面的な支援をいただきました。メンターに伴走いただくことで、営業力の強化を実感できました。同期の存在や事務局の熱心なサポートも心強かったです。」

  • 「SCAPに参加することで『社会実装』を強く意識して行動できました。良い商品があっても人に使ってもらうにはどうすれば良いか、集客の方法、必要な物など、予算だけでなくその使い方もアドバイスいただける、唯一無二の伴走プログラムだと思います。」

  • 「イベント・講座開催、メディア掲載を達成し、受講生の満足度も高く手応えを感じました。多方面で活躍される皆様からのアドバイスや、同じ目標を持つ同期メンバーの存在に感謝しています。」

  • 「SCAPに採択されたことがスタートではなく、大会参加資格を得ただけだと感じました。自身の行動や思いつきを常にSCAPの方々に報告し相談することで、同期との成果発表に大きく差が出ると感じます。このチャンスを最大限に活用すべきです。」

2026年度SCAPについて

2026年度のSCAPは、5月頃の公募開始に向けて現在企画が進められています。公募開始の詳細は、SCAP公式ウェブサイトにてお知らせされる予定です。

公益財団法人さいたま市産業創造財団について

公益財団法人さいたま市産業創造財団は、さいたま市の特性を活かし、市内中小企業や創業者の支援、そして中小企業等に勤務する方の福祉向上を通じて、地域産業の振興と豊かな市民生活の形成に貢献しています。2004年3月にさいたま市の全額出資により設立され、同年4月1日からさいたま市における中小企業支援センターとして活動しています。

  • 法人名:公益財団法人さいたま市産業創造財団

  • 所在地:埼玉県さいたま市中央区下落合5丁目4番3号 さいたま市産業文化センター4階

  • 代表者:中村 雅範(理事長)

  • URL:https://www.sozo-saitama.or.jp/

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