「learningBOX」に診断テスト結果から最適な教材を自動提示する新機能が追加

learningBOX株式会社は、クラウド型eラーニングシステム「learningBOX」に、「診断テスト結果に基づくコンテンツ表示(連動型コンテンツ)」の新機能を2025年12月10日に搭載します。この機能は、性格診断や理解度テストの結果をもとに、学習者それぞれに最適な教材を自動で提供するものです。社員研修や学校教育の現場において、個々の学習者の特性に合わせた効率的な学習をサポートし、学習意欲と学習成果の向上に貢献します。
開発の背景:オンライン教材の増加と「学びの迷子」
オンライン学習の普及により、利用できる教材の数は大きく増えました。しかし、「どの教材を選べば良いか分からない」「自分に合った学習方法が見つけられない」といった声が多く聞かれるようになり、結果として学習への意欲や受講率の低下、非効率な学習につながる課題がありました。
特に、動画コンテンツを多く活用する企業からは、「診断テストの結果によって、学習者に最も適した教材を提供したい」という要望がありました。例えば、コンプライアンス診断の結果、理解度が低い分野の補足教材を自動で提示するといった活用が期待されています。
新機能の概要:診断テストの結果で教材を自動切り替え
新機能では、学習者が受けた診断テストの結果に基づいて、表示される教材が自動で変わります。管理者は条件を設定するだけで、学習者一人ひとりに合った教材を提供できるようになります。この診断と教材を直接結びつける仕組みは、国内のeラーニングシステムの中でも新しい試みです。

主な特徴
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診断結果に応じて、特定のコース、フォルダ、教材を自動で表示したり非表示にしたりできます。
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複数の条件を細かく設定でき、結果に応じた個別最適な学習が可能です。
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管理者が教材を手動で割り当てる手間が減ります。
応用例
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コンプライアンス研修で、診断結果が基準に満たない学習者にのみ「情報セキュリティ補講動画」を自動で表示します。
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スキル研修で、基礎レベルの学習者には「基礎解説教材」を、応用レベルの学習者には「実践課題」を自動で提示します。
これにより、管理者の負担を大きく減らしつつ、学習者は常に自分に合った教材にアクセスできるため、より質の高い個別最適化学習(アダプティブ・ラーニング)が実現します。
教育効果
1. 学びの迷いをなくし、自律的な成長をサポート
この機能により、学習者はテスト結果から自分の課題をはっきりと知り、「今、何を学ぶべきか」が分かりやすくなります。単に教材を分けるだけでなく、学習者が自分の成長を感じながら学び続けられる仕組みを提供します。
2. 社員研修から学校教育まで、幅広いシーンで学びの質を向上
社員研修では、新入社員のスキル診断結果に応じて配属部門別の研修コースを自動で割り振ったり、既存社員の習熟度テスト結果に応じて必要なスキルアップ講座を推奨したりするなど、効率的な人材育成を支援します。
学校教育でも、生徒の学力テストの結果に基づいて、苦手分野を克服するためのドリルや解説教材を個別に提供することが可能になります。
learningBOX株式会社は、「誰もが自分のペースで学びを進められる環境」を目指し、アダプティブ・ラーニングを支える機能強化を進めています。今後も、学習者一人ひとりの「できた!」をサポートする教育プラットフォームとして、企業や学校のニーズに応える機能開発を続けていくとのことです。
「learningBOX」(ラーニングボックス)について

「learningBOX」は、価格と使いやすさにこだわったeラーニングシステムです。専門的なIT知識がなくても直感的に操作できるデザインで、教材の作成・管理、学習者の進捗や成績の管理がスムーズに行えます。2025年8月末日時点で、登録者数85万人以上、利用企業数1,600社以上に達しており、検定・資格試験、社員研修、学校・塾など、様々な用途で活用されています。
関連リンク
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会社概要
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会社名:learningBOX株式会社
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所在地:〒679-4129 兵庫県たつの市龍野町堂本216-1
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代表者:西村 洋一郎
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設立:2012年7月23日


