TOMPLAとCOBALTが統合し「株式会社ERI Robotics」に社名変更、ドローン・ロボティクス事業を強化

新会社「株式会社ERI Robotics」が2026年1月1日に始動

ドローンと人の共生を目指すTOMPLA株式会社(本社:神奈川県川崎市幸区)と、ドローンに関するワンストップサービスを提供する株式会社COBALT(本社:熊本県熊本市北区)は、2026年1月1日(木)に統合し、新たに「株式会社ERI Robotics」として事業を開始することを発表しました。この統合により、COBALTがこれまで行ってきた各事業は、新会社のERI Roboticsが引き継ぎ、事業展開を進めていきます。

企業ロゴ

統合の背景と両社の強み

COBALTは、2021年1月の設立以来、ドローンオペレーション、パイロット育成、点検機材開発など、多岐にわたるドローン関連サービスを提供してきました。プラントや土木インフラの点検が難しい高所や狭隘な場所、環境的に点検が困難な場所などでのドローンを用いた点検撮影事業や、写真・レーザーによる計測事業、ドローンパイロット養成トレーニングなどを展開しています。

一方、TOMPLAは、屋内点検用小型ドローンのエントリーモデル「Small Doctor シリーズ」や、工場やプラント設備の管理とメンテナンス上の課題をドローンやロボティクスの活用で解決する「TOMPLA Enterprise Solution」を提供し、ドローンと人の共生社会の実現を目指してきました。

今回の統合は、COBALTが持つノウハウや技術とTOMPLAの事業を組み合わせることで、ドローンおよびロボティクスの社会実装をさらに加速させることを目的としています。COBALTの代表取締役であった中田浩毅氏は、ERI Roboticsの執行役員として引き続きソリューション提供に尽力する予定です。

新会社が目指す未来

TOMPLAの代表取締役である藤本高史氏は、今回の統合について「深刻化する日本の人手不足という社会課題に対し、両社の現場力と技術を結集し、ロボティクスの力で持続可能な産業構造の実現に貢献してまいります。ドローンをはじめ多様なロボティクスの可能性を拓き、社会基盤の未来を支える価値創出に一層取り組んでまいります。」とコメントしています。

藤本高史氏

また、COBALTの代表取締役であった中田浩毅氏は、「ERI Roboticsとしての新たな体制のもと、統合により現場へのロボティクス適用を加速できる仕組みを整えて、お客様により安心してご利用いただけるサービスへと進化させてまいります。これからも課題に寄り添い、産業の未来を支える確かなソリューションを提供してまいります。我々の挑戦にご期待ください。」と述べています。

中田浩毅氏

「ERI Robotics」に込められた意味

新社名「株式会社ERI Robotics」は、TOMPLAが2025年10月27日にERIホールディングス株式会社の連結子会社となったことに由来します。ERIグループの一員であることが社名から明確に伝わるようにするとともに、ドローンだけでなくAIやさまざまな先端技術を活用し、各業界の発展・成長に貢献していくという強い思いが込められています。

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