NTT東日本、パーソナルモビリティとARナビで新たな施設体験を提供開始

NTT東日本は、地域の移動に関する課題を解決するため、2026年1月28日より、NTTe-City Labo(東京都調布市)でパーソナルモビリティとデジタルツインを使ったARナビゲーションの実証実験を始めました。

パーソナルモビリティとARナビゲーションの利用イメージ

この取り組みでは、3Dのデータと画像情報をもとに作った「デジタルツイン」と、ARナビゲーションアプリ「e-City Navi」を組み合わせて、NTTe-City Laboを訪れる人の施設内の移動をサポートします。ARグラスをつけることで、施設内の案内だけでなく、NTTe-City Laboの実証環境や展示内容、社会での活用イメージをARコンテンツとして見たり体験したりできます。これにより、現実の世界と仮想の世界が一緒になった、新しい施設巡りを体験できるでしょう。

また、ARグラスを使うと両手が自由になるため、コンテンツを楽しんでいる時の「歩きスマホ」や、モビリティに乗っている時の「ながらスマホ」を防ぐことができます。これにより、利用する人の安全性が高まることが期待されます。

取り組みの背景と目的

NTTe-City Laboは、地域の未来づくりを考える自治体や、新しいビジネスに取り組む企業が、NTT東日本グループが提供する解決策を体験できる場所です。2022年5月の開設以来、多くの来場者が地域の課題解決に向けた取り組みを体験してきました。

これまで、NTTe-City Laboの視察では、来場者が屋内や屋外の移動で負担を感じ、予定を短くするようなことがありました。地域全体を見ても、商業施設や観光地では、体の不自由などから移動に困る人々が快適に移動できる環境を整えることが、地域を活性化させる上で大切な課題となっています。

こうした課題に対し、自分の意思で自由に移動できる手段として注目されているパーソナルモビリティと、AR技術を使って目的地までの移動や場所の説明ができるARナビゲーションを組み合わせて解決を目指します。このAR技術は、画像情報から自分の位置を測るVPS技術を使っているため、GPSが使えない屋内でも利用でき、特別なビーコンを準備する必要もありません。

来場者は、パーソナルモビリティに乗ってストレスなく施設内を移動し、ARグラス越しにARナビゲーションを見ながら、「より快適に」「より楽しく」施設を巡ることができます。今回の実証では、本田技研工業株式会社のハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE」と、デジタルツインを活用したARナビゲーションを組み合わせ、年齢や身体能力、場所の制約を超えた、誰もが楽しめる施設周遊体験を提供します。

デジタルツインとARナビのシステム概念図

NTTe-City Laboのウェブサイトはこちらです。
https://business.ntt-east.co.jp/content/regional_revitalization/labo/

実証の概要

  • 期間: 2026年1月28日(水)から(終了時期は未定)

  • 場所: NTTe-City Labo(東京都調布市入間町1-44/NTT中央研修センタ内)

  • 内容: パーソナルモビリティとデジタルツインを使ったARナビゲーションによる施設内移動支援の実証

  • 対象: NTTe-City Laboの来場者(来場方法はNTT東日本の営業担当者にお問い合わせください)

役割分担

  • 実施主体: NTT東日本

  • 技術協力:

    • 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(デジタルツインマップの制作)

    • 本田技研工業株式会社(モビリティに関する技術協力)

今後の予定

今回の実証で得られた知識やデータは、地域の商業施設や観光地などの魅力を高めるために活用し、より多くの人を集めたり、滞在時間を長くしたりすることを通じて、収益の増加につなげていく予定です。

ARナビゲーションの表示例

協力企業からのコメント

本田技研工業株式会社 UNI-ONE事業責任者 中原大輔氏

「UNI-ONEの導入を通じて、NTT東日本が推進する地域のミライ実証フィールド『NTTe-City Labo』に貢献できることを大変光栄に思います。このフィールドでUNI-ONEが果たす役割は、単なる移動手段にとどまらず、人と空間、情報が融合する新しい体験価値の創出です。NTT東日本のデジタルツインやAR技術との融合により、UNI-ONEが新たな都市モビリティの可能性を拓き、誰もが快適に自由な移動ができる未来の社会づくりに寄与することを期待しています。」

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