IoT-EXがMicrosoft Intune向けに「BizMobile Go! Geofence」を提供開始、場所に応じてセキュリティを自動で切り替え

IoT-EX株式会社は、2026年2月17日より、Microsoft Intune環境で使える新しいサービス「BizMobile Go! Geofence」の提供を始めました。このサービスは、スマートフォンやタブレットなどのデバイスが特定の場所(ジオフェンス)に入ったり出たりするのを検知し、その場所に合わせてセキュリティの設定を自動で切り替えるものです。

BIZMOBILE GO! GEOFENCEのロゴ

Microsoft Intuneとは

Microsoft Intuneは、マイクロソフト社が提供するクラウドベースの管理システムです。WindowsパソコンやiPhone、Android、macOSなど、さまざまなデバイスをまとめて管理し、アプリの配布やセキュリティの方針(ポリシー)の適用、会社のデータ保護を行います。会社の大切な情報を守るための中心的な役割を果たしています。

Microsoft Intuneに「場所」の制御を追加

現在、多くの会社がデバイス管理にMicrosoft Intuneを使っていますが、標準機能ではIPアドレスや国単位といった広い範囲での場所の設定に限られています。建設現場や工場、お店など、もっと狭い範囲での設定を、人の手を介さずに自動で変えるのは難しいという課題がありました。

未来的な都市のイラスト

「BizMobile Go! Geofence」は、今使っているIntuneの仕組みはそのままに、追加で導入できるサービスです。管理者が設定したエリアへの出入りをデバイスが検知すると、Microsoft Entra ID(以前のAzure AD)のグループを自動で更新します。これにより、場所に合わせたセキュリティの管理を完全に自動で行えるようになります。

「BizMobile Go! Geofence」の主な特長

対応デバイス

iOS(iPadOS含む)とAndroidを搭載したモバイルデバイスに対応しています。ビジネスで広く使われている主要なモバイル機器で、場所に応じたアプリや機能の自動制御ができます。

Intuneグループの自動切り替え

デバイスがジオフェンス(設定された場所の境界線)を通過すると、Microsoft Graph APIという仕組みを使って、そのデバイスのセキュリティグループ(Entra ID)を自動で追加したり削除したりします。これとIntuneの設定(カメラの使用制限、Wi-FiやVPNの設定、アプリの配信など)を連動させることで、手動で操作しなくても「その場所に最も適したデバイス設定」を自動で適用できるようになります。

BizGo! AirとMicrosoft Intuneの連携フロー

高精度な検知とプライバシー保護

IoT-EX独自の特許技術を使い、デバイス側で場所の判定を行います。

  • 高精度:エリアへの出入りをデバイス側で素早く検知し、設定が切り替わるまでの時間を短くします。

  • プライバシー保護:デバイスの位置情報はサーバーに保存されないため、利用者のプライバシーに配慮した運用が可能です。

  • 低消費電力:場所を検知するアプリ「BizGo! Air」は、アプリが起動していなくても検知できるため、デバイスのバッテリーの減りを抑えられます。

GPSが届かない場所でも使える

GPSの電波が届きにくい場所(地下や金属に囲まれた工場など)でも使えるように、NFCタグにタッチしたり、BLE Beacon(ビーコン)という機器を使ったりして場所を判定することもできます。これにより、建設現場の地下や工場の中でも、確実な制御が可能です。

GPS自動制御のイメージ

NFCカードタッチによる認証のイメージ

BLE Beaconによる屋内検知のイメージ

導入の流れ

今使っているIntuneの運用を止めずに、以下の手順でスムーズに導入できます。

IntuneとBizGo! Airの導入手順

  1. 運用設計:管理したいエリアやデバイス、それと連動させるグループや設定(カメラ制限、特定のアプリ配布など)を決めます。
  2. ジオフェンス検知アプリ配信:Intuneから対象のデバイスへ「BizGo! Air」アプリを一斉に配布します。
  3. EntraID連携設定:「BizMobile Go! Geofence」の管理画面からMicrosoft Entra IDとの連携を行います。Intuneからデバイスとグループのデータを取り込みます。
  4. エリア・グループ紐付け:「BizMobile Go! Geofence」の管理画面の地図上でジオフェンスを作成し、エリアの出入りによって切り替えるIntuneグループを指定します。
  5. ジオフェンス検知アプリ初期設定・自動制御:デバイス側で簡単な初期設定(通知・位置情報取得設定)を行うと、エリアの出入りによる自動制御が始まります。

料金について

利用するデバイスの数に応じた柔軟な料金プランが用意されています。

項目 料金(税込)
初期費用 0円
月額利用料 660円 / 台
最低利用台数 10台

※ジオフェンス機能に特化した追加サービスです。運用設計や設定代行、導入支援サービスは別途有料で提供されます。

どんな場所で役立つか

  • 建設・製造現場:建設現場や工場内で、スマートフォンのカメラ機能を無効にすることで、持ち込みを許可します。物理的なカメラの使用制限をなくし、仕事の効率化と現場のデジタル化を進めます。

  • 小売店舗:お店専用のデバイスがエリア外に出ると自動でロックがかかり、不正な持ち出しや盗難を防ぎます。

  • 医療・福祉施設:病院内でのみ、医師や看護師のスマートフォンに患者さんの情報を表示させたり、訪問看護・訪問介護では、エリアごとに使えるアプリやアクセスできる情報を自動で切り替えたりします。

  • 研究施設:大切な場所でのみ特定の機密アプリを表示させ、情報が外部に漏れるリスクを減らします。

IoT-EX株式会社について

IoT-EX株式会社は、「ネット社会の平和を実現する」ことを目標に、国内のMDM(モバイルデバイス管理)市場をリードする技術を持つ会社です。8,500社、130万台を超える管理実績に基づいた信頼性の高いサービスを提供し、企業のセキュリティ対策とデジタル変革(DX)を支援しています。

IoT-EXのロゴ

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