応用技術、金型製作の加工延長面モデリングを自動化する「Ezsurf.make」の特許を取得

応用技術株式会社は、Autodesk Fusionのアドインツール「Ezsurf.make」に関する特許を取得したことを発表しました。

金型製作の課題を解決する「Ezsurf.make」

「Ezsurf.make」は、オートデスクのプラチナパートナーである応用技術が開発した、Autodesk Fusion用のアドインツールです。金型製作のCAMオペレーションにおいて、時間のかかる加工延長面のモデリング作業を自動化することを目的としています。

加工延長面の作成は、ツールパスの回避やプロファイルラインの精度向上に不可欠ですが、これまでの手作業では多くの工数が必要でした。この課題に応えるため、「Ezsurf.make」は直感的な使いやすさを重視して設計されており、CAMスキルを問わず誰でもすぐに扱えるようになっています。

EZ surf.makeの画面

作業工数を大幅に削減する機能

「Ezsurf.make」を導入することで、手作業で数十分から一日以上かかっていた延長面作成時間を70%以上削減できるとされています。主な機能は以下の通りです。

  • サーフェイスの自動取得から同時延長

  • 延長面生成と同時に補完面を生成

  • 延長面生成と同時に穴埋めを生成

これらの機能は直感的に操作できるUIで提供されるため、複雑なオペレーションは不要です。

既存環境での導入と費用

現在のCAD/CAMツールを変更することなく、Autodesk Fusionのアドインとして導入できます。年間96,000円(税抜)のサブスクリプションで提供され、少額の投資で作業を効率化し、金型製作の生産サイクルを早めることで生産性の向上が期待できます。

「Ezsurf.make」のサービス詳細は、以下のリンクで確認できます。
https://todim.apptec.co.jp/machining/ezsurfmake/

CADからCAMへのワークフロー

無料トライアル付きセミナー開催

特許取得を記念し、2026年1月27日(火)14:00から14:50にオンラインセミナーが開催されます。このセミナーでは、「加工延長面作業70%削減は本当か?現場で使える加工延長面自動生成ツール『Ezsurf.make』とは」をテーマに、「Ezsurf.make」の紹介が行われます。

長年のCAM支援実績を持つ株式会社モノミラをゲストに迎え、「現場目線で本当に使える自動化」のポイントを検証。デモを交えながら、工数削減と品質向上の実例が解説される予定です。

セミナー参加者には、2週間の無料トライアルが提供されます。

セミナー概要

  • タイトル:加工延長面作業70%削減は本当か?現場で使える加工延長面自動生成ツール「Ezsurf.make」とは

  • 日時:2026年1月27日(火) 14:00-14:50

  • 参加費:無料

  • 形式:オンライン(Zoom)

  • 主催:応用技術株式会社

セミナーの詳細とお申し込みは、以下のリンクからご確認ください。
https://todim.apptec.co.jp/event/202601-ezsurf/

応用技術株式会社について

応用技術株式会社は1984年の設立以来、ものづくり支援やBIM/CIM、GISを活用した「ソリューションサービス事業」と、防災・環境分野を対象とした「エンジニアリングサービス事業」を展開しています。製造分野では、デジタル技術で変革する「toDIM」を推進し、AM技術や切削加工のDX支援を行っています。

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