リアルワールドがグローバルAI大会で1位に、ロボット技術で世界をリード

東アジアで注目されるロボティクスAI企業、リアルワールド(RLWRLD)が、アメリカで開催された「Nebius Robotics & Physical AI Awards」という世界的な大会で、ファウンデーションモデル部門の1位を獲得しました。この受賞により、リアルワールドの技術力が世界中で高く評価されたことがわかります。
権威あるグローバルAI大会での快挙
「Nebius Robotics & Physical AI Awards」は、AIインフラ企業であるNebiusが主催し、世界最大のAI半導体企業であるNVIDIAが協力する、ロボットAIに関するグローバルなアワードです。次世代のPhysical AIスタートアップを見つけ出し、支援することを目的として今年初めて開催されました。世界約60カ国から250社以上の企業が参加し、その中から選ばれた約50チームが決勝で競い合いました。
この大会の審査員には、NVIDIAのロボティクス製品リーダーであるスペンサー・ファン氏をはじめ、OpenAIやグローバルロボット企業のABB、さらにはシリコンバレーの有力なベンチャーキャピタルであるKhosla VenturesやAccelなど、世界的に有名な専門家たちが名を連ねました。彼らは技術の独創性や、それが実際に役立つかどうかを厳しく評価しました。
ファウンデーションモデル部門で最高賞を受賞
リアルワールドは、このような厳しい競争の中で「ファウンデーションモデル」部門の1位に選ばれました。この部門は、ロボットの「脳」となる基盤技術を評価するものです。1位になったチームには、副賞として約2,300万円相当のNebius AI Cloudコンピューティングクレジットが贈られました。これはNVIDIAの最新AIインフラを使って、リアルワールドの技術開発をさらに加速させるためのものです。
今回の大会では、総額約2.3億円規模のインフラ支援が提供され、リアルワールドはこの受賞を通じて、世界における技術的な優位性を確かなものとしました。
リアルワールドの代表であるJunhee Ryu氏は、「世界の有力企業と競い合う中で、グローバルな大企業や投資家から高く評価される権威ある賞で1位を獲得できたことを大変光栄に思います。今回の受賞は、リアルワールドチームが目指してきたPhysical AIの新しい価値と技術力が、世界の舞台で認められた証拠です。東アジアから生まれた新しい企業として成し遂げたこの成果が、将来的に世界の製造業や物流業の未来を大きく変えることに貢献すると確信しています。」とコメントしています。
今後の展望
リアルワールドは今回の成果を活かし、世界中の企業との協力関係を広げていく方針です。また、開発したファウンデーションモデルを、様々な工場や物流現場で使われる人型ロボットに適用するなど、実用化の取り組みをさらに進めていく予定です。
リアルワールド(RLWRLD)について
RLWRLD(リアルワールド)は、人間と同じような手の動きや考える能力を機械に持たせるためのロボットファウンデーションモデルを開発しているPhysical AIスタートアップです。2024年に設立され、アメリカ、韓国、日本に拠点を置いています。
この会社は、高精度な4D+マルチモーダル(多様な種類のデータ)の産業データを集めて学習させる独自のシステムを持っています。これにより、工場などでロボットが人間のように見て、感じて、行動するための技術をリードしています。リアルワールドは、独自のマルチセンサーキャプチャシステムを使って、製造業や物流現場での複雑な作業を記録し、そこから安定して状況に対応できるAIモデルを作り出しています。
現在、韓国や日本の主要な製造企業との協力や試験的なプロジェクトを進めながら、技術の実用化を進めています。産業用ロボットAIの分野で、世界をリードする企業へと成長することを目指しています。
リアルワールドの公式サイトはこちらです。
https://www.rlwrld.ai/ja


