「THE JSSA TOKYO Meetup Vol.62 Start up Grand Prix 2025」開催、最優秀賞はTieUps株式会社が受賞
一般社団法人日本スタートアップ支援協会は、ビジネスの革新や新しい市場の創造、次世代技術の開発に挑戦する企業を応援するため、「THE JSSA TOKYO Meetup Vol.62 Start up Grand Prix 2025」を開催しました。
このイベントでは、10社のスタートアップ企業がビジネスコンテストに挑み、話題の経営者によるトークセッションも行われました。ベンチャーキャピタル(VC)、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)、大企業の新規事業責任者、スタートアップ企業やその支援者、報道関係者など、およそ500名が参加しました。

イベント概要
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名称:スタートアップ支援協会主催『THE JSSA TOKYO Meetup Vol.62 Start up Grand Prix 2025』
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開催日:2025年11月20日(木)
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開催時間:11時30分~20時30分
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主催:一般社団法人日本スタートアップ支援協会(本部:大阪池田市、代表理事:岡 隆宏)
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共催:港区立産業振興センター
最優秀賞はTieUps株式会社が受賞
「THE JSSA TOKYO Meetup Vol.62 Start up Grand Prix 2025」の最優秀賞は、TieUps株式会社が受賞しました。

TieUps株式会社は、登録者数400万人を誇るクリエイタープラットフォーム「リットリンク」を運営しています。個人の活動者がファンを獲得し、収益を上げるための支援を行い、活動データを活用して企業とクリエイターを最適につなぐ事業を展開しています。
TieUps株式会社CEOの小原史啓氏は、初の「スター誕生×M-1GP形式」ピッチコンテストでの最優秀賞受賞を大変光栄に思うとコメントしました。審査員が単に事業を評価するだけでなく、成功への道を共に探す伴走者のような姿勢で評価してくれたことに感謝の意を表しました。また、一般社会には馴染みが薄いクリエイターエコノミーのビジネスの魅力を伝えることに苦労したものの、岡隆宏代表の的確なアドバイスにより、初めて最優秀賞を受賞できたと述べています。
スポンサー賞受賞企業
イベントでは、協会スポンサー企業7社から豪華賞品が提供され、以下の企業がスポンサー賞を受賞しました。
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三井住友信託銀行株式会社賞:TieUps株式会社 CEO 小原史啓氏
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RSM清和監査法人賞:株式会社Prorium 代表取締役 川上拓人氏
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株式会社プロネクサス賞:株式会社APILLOX 代表取締役社長 山下雅弘氏
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宝印刷株式会社賞:株式会社LacuS 代表取締役 古津瑛陸氏
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EY新日本有限責任監査法人賞:株式会社秀イノベーティブLAB 代表取締役社長 家村秀也氏、株式会社U-DAKE 代表取締役CEO 三宅 正隆氏
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株式会社オービックビジネスコンサルタント賞:LOOVIC株式会社 代表取締役 山中 享氏
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東海東京証券賞:株式会社NURSY 代表取締役 福岡厚志氏
登壇企業一覧
今回のイベントでピッチを行った10社のスタートアップ企業とその事業概要は以下の通りです。
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① 株式会社APILLOX 代表取締役社長 山下雅弘氏
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創業間もないベンチャー・スタートアップで初めての1人目採用を始める企業と、1職種でのメンバー経験をベンチャー・スタートアップで経験しリーダーポジションに挑戦したい求職者をターゲットに、1人目ポジションを起点にマッチングを生み出します。現状はWebで提供しています。
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② 株式会社秀イノベーティブLAB 代表取締役社長 家村秀也氏
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スマート農業のシステムを開発し、増え始めている中規模酪農家をターゲットにスマートフォンアプリで提供します。日本の農家との接点を創り、双方のローカルエリアの持続可能性を高めます。
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③ 株式会社Prorium 代表取締役 川上拓人氏
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世界各国のプロフェッショナルが持つ専門技術をオンライン化し、場所を問わず学べる教育コンテンツを提供しています。
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④ TieUps株式会社 CEO 小原史啓氏
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クリエイタープラットフォームの開発と導入支援を行っています。
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⑤ 株式会社LacuS 代表取締役 古津瑛陸氏
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世界で初めて、シニア向け完全栄養食ブランド「Me TIME FOODS」の開発、販売を行っています。
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⑥ 株式会社NURSY 代表取締役 福岡厚志氏
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看護師スポットワークサービス「NURSY(ナーシィ)」を提供。有資格者の看護師限定で登録でき、アプリ上で看護の仕事を探し、1日数時間単位から働くことが可能です。仕事を依頼する施設の初期費用、更新費用は0円で、ワーカーが実際に働きに来るまでは費用がかかりません。
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⑦ 株式会社U-DAKE 代表取締役CEO 三宅 正隆氏
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AIを活用した自動住宅設計ツール「AI建築家U-DAKE」の開発・提供を通じて、誰もが簡単に理想の家を建てられるワンストップサービスの実現を目指しています。
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⑧ 株式会社Genics(ジェニックス) 代表取締役 栄田 源氏
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口腔ケアロボット「g.eN」で、すべての人に質の高い口腔ケアを届け、口腔から全身の健康維持をサポート。テクノロジーで新しい予防の形を日本から世界へ届けます。
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⑨ LOOVIC株式会社(ルービック) 代表取締役 山中 享氏
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AIでは解決できない最後の課題を解決する音声DX「TASK+al(タスカル)」を提供。現場で教えながら15秒話すだけで技能継承課題を解決し、伴走支援DX化で稼働費70%削減、コミュニケーションギャップ解決で離職率30%低減、自立したタスク支援で業務ミス70%低減を目指します。
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⑩ 株式会社Doctock(ドックトック) 代表取締役・医師 丸目 恭平氏
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脈拍計測が可能なスマートウォッチを用いることで、病院レベルの質の高い運動を誰でも可能にする運動アプリを開発します。まずは国内企業向けのサービスから開始し、その後顧客向けに展開、国立循環器病研究センターの信頼度を用いて世界展開を目指します。
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イベントの特徴と日本スタートアップ支援協会について
このイベントは、IPO(新規株式公開)やM&A(企業の合併・買収)を目指す起業家が必要とする「ファイナンス(資金調達)」「メンター(助言者)」「アライアンス(提携)」について、それらを支援するサポーターとのビジネスマッチングの場を提供しています。上場企業の経営者、大企業、証券会社、監査法人、VC、士業の専門家、行政、メディアとの質の高い交流が期待できます。
また、「トークセッション」では、インターネットや書籍からは得にくいIPOやM&Aに必要なスキル、失敗事例の実体験が語られ、参加者から大きな反響を得ています。
一般社団法人日本スタートアップ支援協会は、スタートアップ企業に優秀なメンター、質の高い資金調達、ベンチャー企業に理解のある大企業とのネットワークを提供することを使命としています。スタートアップ企業、上場やM&Aを実現した経営者、大企業、証券会社、監査法人、銀行、エンジェル投資家、VC、メディア、士業の専門家が協力し合い、日本にベンチャーエコシステムを構築することを目指しています。
協会の特徴:
- 上場経験のある創業経営者100名以上が、メンタリングを通じて経営課題の解決をサポートします。
- 協会顧問のエンジェル投資家、VC、事業会社、銀行からの資金調達を最短で実現させます。
- スポンサー企業や顧問企業から、事業拡大につながる上場企業を随時紹介します。
一般社団法人日本スタートアップ支援協会の詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
代表理事の岡隆宏氏は、夢展望株式会社を創業し、2013年にマザーズ市場へ上場させました。2016年7月からは、日本に「ベンチャーエコシステム」を構築するため、上場企業の創業経営者仲間やスポンサー企業の協力を得て、当協会を運営しています。自身の30年以上にわたる幅広い経験を活かし、メンタリング、コーチング、マッチングを通じて、起業家を支援しています。


