「KOLC+」が大規模な3Dボクセルに対応、建設現場のデジタル管理がさらに進化
大規模ボクセル対応で建設現場のデジタルツイン活用を加速
BIM/CIMクラウド「KOLC+(コルクプラス)」が提供する「3Dグラフ」機能が、大規模なボクセル描画に対応しました。これにより、ICT土工やトンネル掘削といった現場で、5万件を超える3Dボクセルを表現できるようになりました。描画処理やメモリ消費が大きく改善されたことで、より詳細な現場状況をデジタルツイン上で確認できるようになります。

開発の背景と機能強化
「3Dグラフ」機能は、計測データをデジタルツインにAPI連携し、3次元グラフとして表示できる機能です。2025年6月の正式リリース以来、多くの建設現場から反響があり、機能強化やAPI連携の拡充が進められてきました。特に、ICT土工やトンネル掘削の現場からは、数万件以上のボクセルを表現したいという要望が多く寄せられたため、今回のアップデートで描画処理とメモリ消費を大幅に見直し、大規模ボクセル表示を実現しました。

簡単な設定でボクセルを表現
「KOLC+」の「3Dグラフ」機能でボクセルを表示するには、CSVまたはJSON形式で、ボクセルの「中心座標」と「属性情報」を用意するだけで済みます。色分けの凡例設定やボクセルのサイズ定義は、KOLC+のクラウド画面で簡単に設定でき、現場のニーズに合わせてカスタマイズが可能です。
「3Dグラフ」の詳細については、以下のリンクから確認できます。
https://s.kolcx.com/3d-graph

属性情報のリアルタイム自動更新
計測データは手動でKOLC+にアップロードすることもできますが、AWS(Amazon S3)や外部クラウドとAPI連携することで、ボクセルと属性情報を自動的に更新できるようになりました。今回のアップデートでは、自動更新の秒数を指定できるオプションも追加され、より柔軟な運用が可能になっています。

属性情報の一覧表示とBIMビューア連携
今回のアップデートでは、計測データの属性情報を「一覧表」で確認できるモードが追加されました。ボクセルに含水比や設計値などの属性情報を含めることで、BIMビューアと並べて参照できます。さらに、一覧表の行をクリックすると、対象のグラフに焦点を合わせることも可能です。
GNSSモデル連携で重機位置もリアルタイム反映
「KOLC+」の「GNSSモデル連携」を併用すると、3D重機や作業員の位置をボクセル上にリアルタイムで表示できます。これにより、ドローン撮影による点群データ、BIM/CIMモデル、2D図面、地形などを統合し、施工管理に活用することが可能になります。
「GNSSモデル連携」の詳細については、以下のリンクから確認できます。
https://s.kolcx.com/gnss-sync-bim

料金プランとKOLC+について
「KOLC+」の料金プランは月額5万円(税別)から利用でき、初期費用はかかりません(100GB/100ユーザー/統合アプリ(2現場分)の場合)。
導入検討やトライアルの相談は、以下の問い合わせ窓口から可能です。
https://kolcx.com/support/contact/
KOLC+は、BIM/CIMモデルや点群をクラウド上で統合・共有・活用できる「BIM/CIMクラウド」です。国土交通省などの情報共有システム(ASP)としても利用されており、500社以上の企業で導入されています。また、国土交通省の「建築GX・DX推進事業」における補助対象ソフトウェアにも認定されています。
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サービスサイト: https://kolcx.com
株式会社コルクは、東京都豊島区に本社を置き、建設業向けBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営を行っています。
- 会社HP: https://kolg.co.jp
