大浦工測とアイテックが業務提携、建築現場の「測量」と「BIM」を連携し生産性向上へ

大浦工測とITECのロゴと握手のイラスト

建設業界では近年、建物の情報をデジタルで管理する「BIM(Building Information Modeling)」の利用が広がっています。しかし、現場で実際に測ったデータとBIMモデルをうまくつなげることが難しいという課題がありました。

この課題を解決するため、建築測量の専門企業である大浦工測株式会社と、施工図やBIMモデルを作る専門企業であるアイテック株式会社が、2026年2月14日に業務提携を結びました。この提携は、建設現場の生産性を上げ、デジタル技術を使って仕事を効率化する「建設DX」を進めることを目的としています。

業務提携の主な内容とメリット

今回の業務提携では、大浦工測の建築測量・3D計測技術と、アイテックの施工図・BIM技術を密接に連携させることで、次のような実務的なメリットが生まれます。

3D計測データとBIMモデル作成の効率化

大浦工測が持つ、3Dレーザースキャナーで正確に測ったデータ(点群データ)を、アイテックがBIMモデルを作る際に直接利用できるようになります。これにより、古い建物を改修する際や複雑な形の建物の工事で、実際の建物の状態を正確に反映したBIMモデルをスムーズに作れるようになります。

設計・計測データの相互活用とフィードバック

アイテックが作ったBIMモデルや施工図のデータを、大浦工測が現場での測量や墨出し(工事の基準となる線を引く作業)に活用します。さらに、現場での測量や墨出しをより効率的に行うための知識をアイテックのBIMモデルや施工図作成にフィードバックすることで、現場全体の生産性を高めます。

ワンストップでの施工支援サービス

施工図の作成から建築測量までの一連の作業を、一つの窓口でまとめて行えるようになります。これにより、建設会社は管理にかかる手間を減らすことができます。

今後の展望

この提携を通じて、両社は建築現場の状況に合った「3D計測とBIM」の新しい使い方を作り上げ、より確実な工事管理を実現することを目指しています。実務レベルでの連携を深めることで、建設業界が抱える人手不足などの問題解決にも貢献していくことでしょう。

会社情報

  • 大浦工測株式会社
    建築測量や墨出し、3Dレーザー計測、ドローン測量など、建設現場での測量全般をサポートしています。
    公式サイト: https://www.oura.co.jp

  • アイテック株式会社
    施工図(生産設計)やBIMモデル、実施設計図の作成など、設計と工事をつなぐ図面作成サービスを提供しています。
    公式サイト: https://www.itectokyo.co.jp/

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