Kudan、フォトリアル3Dデジタルツインのクラウド版「Kudan PRISM Cloud」をグローバル市場向けに提供開始

Kudan PRISM Cloud、グローバル市場で提供開始

Kudan株式会社は、フォトリアル3Dデジタルツインプラットフォーム「Kudan PRISM」のクラウド版「PRISM Cloud」を、世界に向けて正式に提供し始めました。これは、これまで高性能なパソコンや特別なソフトウェアでしか扱えなかった3Dデータを、インターネットを通じて誰もが使えるようにするものです。現場、本社、海外拠点など、会社全体でデジタルツインを活用し、インフラ、エネルギー、製造、建設といった様々な分野でのデジタル化を進めることを目指しています。

Kudan PRISM Cloudのダッシュボード画面

デジタルツインの課題を解決

近年、多くの会社でデジタルツインの導入が進んでいます。しかし、「データが重すぎて特定の高性能パソコンでしか開けない」「専門家でないと扱えず、他の部署や経営層に共有できない」といった問題が起きていました。これにより、せっかく集めたデータが一部でしか使われず、会社全体の仕事の改善やデジタル変革(DX)につながらないことが少なくありませんでした。

「Kudan PRISM Cloud」は、Kudanが持つ独自の空間を認識する技術と、最新の3D Gaussian Splatting(3DGS)という技術を組み合わせることで、これらの問題を解決します。これにより、「誰でも、どこからでも、すぐに」3Dデータにアクセスできる環境を提供します。

Kudan PRISM Cloudの主な特徴

「Kudan PRISM Cloud」には、デジタルツインをより多くの人が使えるようにする、いくつかの大切な特徴があります。

  • どんな機器でもすぐに使える
    特別なソフトウェアをインストールする必要がありません。インターネットブラウザを通じて、パソコン、タブレット、スマートフォンなど、様々な機器からアクセスできます。これにより、現場や本社、海外拠点など、どこにいても関係者全員が同じ3D空間の情報を見ることができます。

  • 少しずつ始めて大きく広げられる
    将来的にデータ量が増えたり、利用する範囲が広がったりすることを考えて作られています。そのため、最初は小さな範囲で試し、そこから部署全体、さらには会社全体へとスムーズに広げていくことができます。

  • みんなで協力して情報を共有できる
    写真のようにリアルな3DGSデータや点群データをクラウド上で一元管理し、複数のユーザーや拠点で共有できます。3D空間にメモを書き込んだり、資料を紐付けたり、離れた場所から一緒に確認したりする機能も備わっています。

  • 会社のルールに合わせてクラウドを選べる
    会社ごとのデータに関する方針やセキュリティの決まりに応じて、AWSやAzureなどの一般的なクラウドサービスだけでなく、会社の専用クラウドにも対応できます。

  • 今あるシステムと連携しやすい
    設備管理システムやERP、IoT基盤など、今すでに会社で使っているシステムと連携することを考えて作られています。既存のシステムを入れ替えるのではなく、一緒に使うことで、今の仕事を止めずにデジタルツインの活用を始められます。

  • Kudan独自の空間認識技術とAIの組み合わせ
    Kudanが持つ独自の空間を認識する技術が中心となっており、会社独自のAIモデルと簡単に組み合わせることができます。リアルな3DGS空間を使って点検や検査、シミュレーションを行い、AIによる自動分析や高度な活用を加速させます。

  • 世界中の拠点と連携できる多言語対応
    日本語、英語、ドイツ語など複数の言語に対応しており、統一された操作画面で世界中の拠点と3D空間データを共有できます。

Kudan PRISM CloudとPRISM Edgeの組み合わせ

Kudan PRISMは、「PRISM Cloud」と、現場に特化した「PRISM Edge」を組み合わせて使うことで、それぞれの会社の状況に合わせた柔軟な運用が可能です。

  • PRISM Cloud: 会社全体での情報共有や協力、複数の拠点や大勢の人が同時にデータを見るための基盤です。世界中の拠点での利用や多言語対応に適しています。

  • PRISM Edge: ネットワーク環境が良くない現場や、非常に高いセキュリティが必要な場所で使うためのデジタルツイン環境です。単一の現場だけで使う場合に、素早くデータを処理できます。

これらを組み合わせることで、現場での最適な活用と会社全体での連携を両立できます。

今後の展望

Kudan PRISMは、3D空間データを「一部の部署だけで使われるデータ」から「会社全体の財産」、そして「会社全体で共有される経営の基盤」へと進化させることを目指しています。「PRISM Cloud」と「PRISM Edge」を組み合わせることで、現場から経営層、地域から世界までを一つにつなぎ、デジタルツインの価値を最大限に引き出します。

Kudan株式会社は、このプラットフォームを通じて、現場と経営をつなぐ空間データの統合基盤を作り、会社の資産情報を経営に役立つ情報へと変えていきます。これにより、様々な産業分野でのより良い意思決定を助け、設備の管理を効率化したり、技術をデジタルで引き継いだりするなど、会社が抱える課題の解決を進めていきます。

Kudan株式会社について、さらに詳しい情報はKudanのウェブサイトをご覧ください。

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