エムシーディースリーの法人向け生成AIサービス「Tachyon 生成AI」にGPT-5.2、Claude 4.5、Gemini 3など最先端7モデルが追加搭載

エムシーディースリー株式会社が提供する企業の方向け生成AIサービス「Tachyon(タキオン)生成AI」に、世界で一番新しく、性能の高いAIモデルが7種類追加されました。

追加されたのは、OpenAI社の「GPT-5.2 Fast」と「GPT-5.2 Thinking」、Anthropic社の「Claude Opus 4.5」「Claude Sonnet 4.5」「Claude Haiku 4.5」、そしてGoogle社の「Gemini 3 Pro」「Gemini 3 Flash」(いずれも試験提供中)です。これにより、「Tachyon 生成AI」を使う企業は、より幅広いAIモデルを仕事に活用できるようになります。

Tachyon 生成AIに最新LLM 7種追加搭載

新しく搭載されたモデルの特徴

OpenAI社の最新「GPT-5.2シリーズ」

  • GPT-5.2 Thinking:多くのテストで最高の成績を出している、専門的な仕事に向くモデルです。特に長い文章の理解や、いくつかの手順が必要な複雑な作業で優れた能力を発揮します。あるテスト(44種類の仕事で、実際に役立つかどうかの性能を測るベンチマーク)では、多くの職種で専門家よりも高い点数を記録しました。

  • GPT-5.2 Fast:GPT-5.2シリーズの賢さを保ちながら、速く答えを出せるモデルです。深く考える必要がある複雑な作業には「Thinking」が向いていますが、「Fast」は速さを活かして、日々の業務の効率を上げます。

Anthropic社の「Claude 4.5ファミリー」

  • Claude Opus 4.5:シリーズの中で一番賢く、プログラミングやAIを使った作業で非常に高い性能を持つ、Anthropic社の最新モデルです。以前のモデルよりも賢くなり、使うデータ量(トークン効率)も大幅に改善されたため、より少ない費用で利用できます。

  • Claude Sonnet 4.5:Opus 4.5と同じくらいの能力を持ちながら、より速く、費用を抑えて使えるバランスの取れたモデルです。推論や計算能力も大きく向上し、法律、医療、金融といった専門的な分野でも、高い費用対効果で良い性能を発揮します。

  • Claude Haiku 4.5:4.5シリーズの中で一番速く、経済的なモデルです。数ヶ月前の最先端モデルである同社のSonnet 4と同じくらいの性能を持ちながら、3分の1の費用で2倍以上の速さで提供されます。速さと費用が重視される日常の業務や、素早い試作開発に役立ちます。

Google社の次世代モデル「Gemini 3シリーズ」(試験提供中)

  • Gemini 3 Pro:Googleが開発した中で最も性能の高いAIモデルで、多くの主要なAIテストでこれまでのモデルを大きく上回る成績を出しました。特に、博士レベルの科学的な推論、数学、そして文章や画像をまとめて理解する能力(マルチモーダル能力)で新しい基準を作っています。AIが一度に理解できる情報量(コンテキストウィンドウ)が100万トークンと広く、細かなニュアンスまで深く理解できるため、これまで以上に高度なビジネス作業や、深い思考のパートナーとして機能します。

  • Gemini 3 Flash:「Gemini 3 Pro」の持つ最高の賢さを、Flashシリーズならではの圧倒的な速さと費用効率で提供する画期的なモデルです。多くのテストで、前の世代の一番良いモデル「2.5 Pro」を上回る性能を示しています。最高の賢さが速く動く高いバランス性があり、良い費用対効果も踏まえ、様々なビジネスシーンで活躍します。

最適な回答を導く「モデル比較機能」

「Tachyon 生成AI」では、今回追加された新しいモデルも含めて、同時に最大4つのAIモデルの出力結果を比べられる「モデル比較機能」を提供しています。それぞれのモデルの得意なことを理解しながら、効率よく一番良い答えを見つけることができます。

モデル比較機能の画面

「Tachyon 生成AI」で利用可能なLLM一覧

「Tachyon 生成AI」では、OpenAI社が開発する「GPTシリーズ」、Google社開発「Geminiシリーズ」、Anthropic社開発「Claudeシリーズ」、Preferred Elements社開発「PLaMo Prime」を搭載しています。

Tachyon 生成AIで提供されるLLM一覧

これらのモデルをそれぞれの得意分野に合わせて使うことで、業務における生成AIの活用レベルを高めることが可能です。

例えば、非常に高度な専門知識や推論が必要な作業には「GPT-5.2 Thinking」「Claude Opus 4.5」「Gemini 3 Pro」を、速さと費用効率を両立した大量の作業には「Gemini 3 Flash」を、高い精度でビジネス文書作成や翻訳を行うには「Claude Sonnet 4.5」を使うなど、多様なAIモデルの長所を活かした柔軟な活用が期待されます。今回のアップデートにより、利用企業のビジネスにおける生成AI活用の幅がさらに広がるものと期待されます。

「Tachyon 生成AI」の主な機能

「Tachyon 生成AI」は、エムシーディースリー株式会社が提供する、月額770円(税込み、一人当たりの金額。利用人数により変動します)から利用できる企業向けの生成AIサービスです。入力されたデータがAIの学習に使われない安全な環境で生成AIを利用できます。

個別の業務に特化した機能が多数提供されています。

Tachyon 生成AIの機能概要

主要な機能

  • チャット機能:GPT/Gemini/Claude/PLaMoの複数のAIモデルから選んで、チャット形式でAIと会話できます。画像を入力とした会話や、文書ファイルを活用した要約や質問応答も可能です。

  • カスタムアシスタント機能:複数の文書ファイルをまとめてアップロードすることで、社内の問い合わせ対応や、日々の文書整理を効率的に行えます。

  • アノテーション機能:自由に書かれたアンケートデータなどにタグを付けて集計できるようにすることで、文章データの数値化を進め、集計作業の効率化や意思決定の高度化を支援する機能です。

  • Web検索連動機能:最新のインターネット情報を参照し、より正確で新しい情報に基づいた回答を生成します。回答には参照したページが表示されるため、利用者は情報源を簡単に確認できます。

  • 議事録機能:音声や動画ファイルを登録することで、1時間の会議に対して約15分で文字起こしと議事録を自動で作成します。これにより、日々の議事録作成業務を大幅に効率化できます。リアルタイム議事録機能や、オンライン会議収録機能、辞書登録機能、自動話者分離機能など、豊富な機能を提供しています。

「Tachyon 生成AI 議事録機能」の詳細

「Tachyon 生成AI」の議事録機能は、効率的な議事録作成業務を支える多様な機能を搭載しています。AI専門企業としての高い技術力を活かした独自のアルゴリズムや、生成AIに最適なシステム設計により、高い議事録品質と業務削減効果を提供します。

Tachyon 生成AI 議事録機能の詳細

無料トライアルとデモ版について

現在、「Tachyon 生成AI」の全ての機能を使える無料トライアルを実施中です。サービスの説明やトライアルを希望する企業は、以下のURLから申し込むことができます。

https://www.mcd3.co.jp/tachyon_genai

また、登録後すぐに試せるデモ版も用意されています。無料トライアルの前に機能や価値を体験できます。今回搭載された議事録の新機能「リアルタイム議事録機能(β版)」も利用可能です。

デモ版は一部機能に制限があり、簡易利用を想定しているため、利用期間は1カ月です。過度な利用が確認されたアカウントについては、利用が一時停止される場合があります。

エムシーディースリー株式会社について

エムシーディースリー株式会社は、2025年7月に株式会社インダストリー・ワン、エムシーデジタル株式会社、株式会社MCデータプラスが合併して発足しました。「産業に寄り添い社会課題に向き合い続ける」をミッションに、3社が持つ「デザイン」「デジタル」「データ」の強みを組み合わせ、AI・デジタル技術を使った事業の計画からサービス提供までを一貫して行うことで、お客様にとっての価値を最大限に高めることを目指しています。

  • 会社名 :エムシーディースリー株式会社

  • 設立日 :2015年4月21日

  • 代表者 :代表取締役社長 飯田正生

  • 事業概要 :AI・デジタル技術を活用したサービス・ソリューションの企画開発・提供など

  • URL :https://www.mcd3.co.jp/

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