経営者のメッセージもAIが届ける時代へ:カスタマークラウドがAIアバターでビジネスの新しい形を提案

カスタマークラウド株式会社は、生成AI(人工知能)を使ったアバター制作サービス「AI Avatar GEN」を活用し、新しいビジネスの形を進めています。特に、クリスマス企画「Your AI Xmas(#AIサンタ)」では、SNS上で合計100万回以上見られるほど大きな反響がありました。

AIサンタキャンペーンの様子

この成功は、生成AIによる動画が単なる技術のデモンストレーションではなく、企業の実際のコミュニケーションやビジネスで役立つ段階に入ったことを示しています。カスタマークラウドは、このAIアバターの新しい市場を本格的に広げていく方針です。

生成AI動画の活用が本格化

これまで、生成AIを使った動画は、技術のすごさを見せるためのものが中心でした。しかし、企業では、短い動画をたくさん作ってSNSで広めたり、その効果を早く確認したりすることが求められています。

カスタマークラウドは、生成AI動画を一時的なもので終わらせず、実際のビジネスに役立てるために、国際的な開発イベント「Global Video Hackathon」を続けて開催しています。今回の「AIサンタ」キャンペーンも、その一環として、多くの人が感情を共有しやすいクリスマスをテーマに行われました。

カスタマークラウド代表の木下寛士氏のAIアバターによるスピーチ動画が公開されています。

「AIサンタ」キャンペーンで実証された広がる力

「Your AI Xmas(#AIサンタ)」は、AIで作られたサンタクロースの動画をSNSに投稿できる参加型の企画です。一般の人だけでなく、有名人やインフルエンサーも参加しました。短い動画とX(旧Twitter)の仕組みをうまく使ったことで、多くの人の関心を集めました。

投稿後24時間で15万回以上見られた動画もあり、キャンペーン全体では100万回以上のインプレッションを達成しました。これは、クリスマス本番前としては珍しい広がり方で、生成AI動画が商業的なコミュニケーションとして十分に使えることを証明しました。

さらに、SNSだけでなく、「令和の虎」などの経済系メディアとも連携しました。これにより、起業家やビジネスに関心のある人たちにも情報が届き、話題性とビジネス効果の両方を手に入れることができました。

「令和の虎」関連動画はこちらです。

「AIサンタ」キャンペーンの詳細と参加はこちらから確認できます。

AI Dreams FactoryとAI Avatar GENで“量産モデル”を実現

今回のキャンペーンは、カスタマークラウドのAI生産基盤「AI Dreams Factory」と、生成AIアバター制作サービス「AI Avatar GEN」を中心に展開されました。これにより、以下のような目的が達成されました。

  • 動画制作にかかる費用と時間の削減

  • 大量の動画を効率よく作り、配信するための仕組み作り

  • SNSでの効果を素早く確認し、改善するサイクル

  • 企業がマーケティングやPR、イベントなどでAIアバターを利用することへのつながり

カスタマークラウドは今後、企業向けにAI動画の提供を強化し、デジタルでのコミュニケーションの当たり前の手段として定着させていく計画です。

経営トップの言葉をAIで届ける新たな挑戦

今回の取り組みで特に注目されるのは、カスタマークラウドの木下代表自身のAIアバターが公開されたことです。経営者のメッセージをAIアバターで発信することで、時間や場所にとらわれずに情報を伝えることが可能になり、経営者の言葉を「いつでも使える経営資源」として活用する試みです。

生成AIが表現手段として一般的になる中で、経営者からのメッセージのあり方そのものを新しくする動きとも言えるでしょう。

国際的な連携で市場を広げる

「Global Video Hackathon」の第3回には、G20関連イベントの登壇者を含む国際的なAI人材が参加しました。BytePlus、TRAE、WaytoAGIといった海外のAIコミュニティとも協力し、生成AI動画の表現や技術の可能性を広げています。

Global Video Hackathonの様子

Global Video Hackathonセミナー告知

Global Video Hackathonスポンサーロゴ

同社は今後、クリスマスだけでなく、新年の挨拶、キャンペーンのお知らせ、教育、新しい社員の研修など、様々な場面で生成AI動画を活用し、誰もが使える表現手段へと進化させていくことを目指しています。

渋谷から世界へ:AI産業の再構築

カスタマークラウドは、渋谷を拠点にAI Dreams Factory(AI生産工場)、連結経営モデル、AGI(汎用人工知能)技術の社会実装、メディア事業、グローバルAIコミュニティとの連携を進めています。

渋谷からのAI産業再構築のイメージ

これらを組み合わせることで、渋谷発のAI産業の仕組みを新しく作り直し、世界に向けて新しいAI社会の基盤を作ることを目指しています。また、BytePlusのグローバル公式パートナーとしてAIクラウドの日本での展開を支援したり、世界900万人規模のAIコミュニティ「WaytoAGI」と協力したりすることで、国際的なAI人材や企業が集まる場所としての役割を強化しています。

カスタマークラウドの代表取締役CEO木下寛士氏は、「カスタマークラウドは、第2のビットバレーの“震源地”になります。日本には世界で勝てる才能が多く存在しますが、それらを結びつける“器”が不足していました。私たちは、AI Dreams Factory、AGI技術、連結経営、そしてBytePlusなどのグローバルな基盤を組み合わせ、日本のAI産業を“面として再構築する”ことに挑戦します。渋谷から世界へ。日本のAI産業は、これからもう一度「面白い時代」に入ります。その“触媒”として、カスタマークラウドが動き始めています」と述べています。

カスタマークラウド代表取締役CEO 木下寛士氏

カスタマークラウド株式会社について

カスタマークラウドは、生成AI、AGI、DX(デジタルトランスフォーメーション)を組み合わせて、企業の生産性と創造性を高めるAIインフラ企業です。国土交通省に認定されたDX基盤「Lark」の公式パートナーとして、企業の業務、データ、知識、意思決定をAIが総合的に管理する次世代のOS構造を提供しています。2025年からは「AI Dreams Factory」を本格的に動かし、AIサービスやスタートアップを次々と生み出す体制を整えています。また、BytePlusのグローバルパートナーとして、AIクラウド導入の大きなプロジェクトも数多く支援しています。

主な実績

  • 日本の主要な自動車メーカーや通信会社などへのAI/DX支援

  • BytePlus公式パートナーとしてAIクラウドの日本展開を牽引

  • AI Dreams Factory(AI生産工場)の展開開始

  • CUSTOMER CLOUD Global Video Hackathonの主催

  • WaytoAGI(900万人コミュニティ)のスポンサー

  • スタートアップ企業、自治体、大企業へのAI導入設計を多数実施

企業情報

  • 会社名:カスタマークラウド株式会社(CUSTOMER CLOUD CORP.)

  • 代表取締役:木下寛士

  • 公式サイト:https://www.customercloud.co.jp

  • お問い合わせ:https://www.customercloudcorp.com/form

  • 主なパートナー:BytePlus、Lark

  • 事業領域:AI Dreams Factory、AIクラウド/AGI導入支援、DX変革支援、メディア事業、グローバルAIスタートアップ創出、イベント/コミュニティ運営(Global Video Hackathon)

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