中堅・中小企業向け「DX体験会」開催、建設業界の経営課題解決を支援
建設業界のDX化を推進する「DX体験会」を開催
NTT西日本株式会社 東海支店は、2025年12月22日にNTT西日本 LINKSPARK NAGOYAで、瀬戸商工会議所および名古屋国税局と協力し、「DX体験会」を開催しました。この体験会は、紙やアナログ業務が多い中堅・中小企業が、デジタル技術を活用して業務を効率化し、労働生産性を高めることで、労働力不足などの経営課題を解決できるよう支援することを目的としています。
今回は特に建設業界に焦点を当て、建設現場から事務作業まで、幅広い分野でのDX化につながるサービスが紹介されました。

体験会の具体的な内容
体験会では、名古屋国税局から「直近の動向から見た デジタル化促進の重要性」と題した講演がありました。ここでは、建設業界が抱える課題を踏まえ、DX化の効果や進め方について説明されました。続いて、NTT西日本から、建設業で役立つ具体的なDXサービスが紹介され、その場でデモンストレーションも実施されました。

開催の背景にある税務行政のデジタル化
国税庁は、税務行政をより効率的にし、納税者の利便性を向上させるため、そして社会全体のデジタル化に対応するために、さまざまな取り組みを進めています。その一つが、「税務行政のデジタル・トランスフォーメーション ―税務行政の将来像2023―」に基づいた以下の3つの目標です。
-
納税者の利便性の向上
-
課税・徴収事務の効率化・高度化
-
事業者のデジタル化促進
税務分野でのデジタル技術の活用は、手続きを簡単にし、間違いを減らして正確性を高めるだけでなく、業務効率を上げて生産性を向上させる効果が期待されています。さらに、事業者の業務をデジタル化することで、税務をきっかけに社会全体のDX推進を目指しており、ICT企業などと協力して情報提供を行っています。
NTT西日本では、情報システムの担当者を置くことが難しい中堅・中小企業向けに、様々なDX化のサポートを提供しています。今回の体験会も、その一環として瀬戸商工会議所 建設部会と協力し、3者で実現しました。
参考資料や関連サービスは以下のリンクから確認できます。
紹介されたDXサービスの一部
体験会では、建設業に特化した具体的なDXサービスが多数紹介されました。
-
DX化を支える「情シスおまかせコンシェルジュ」
-
経費にかかわる処理を一元管理するサービス
-
建設現場の遠隔調査に役立つサービス
-
施工管理・図面管理サービス
-
現場でのコミュニケーションを円滑にするツール



今後の取り組み
NTT西日本は、これからもDXを通じて、地域の多くの中堅・中小企業が抱える経営課題の解決に力を入れていく方針です。また、セミナーや体験会を続けて開催し、企業の競争力を高めるための支援を行っていく予定です。


