穴吹カレッジグループとNEC、DX人材育成で連携を強化

学校法人穴吹学園/穴吹カレッジグループとNECは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する人材の育成、教育活動の充実、そして地域社会への貢献を目指し、連携することを合意しました。この連携では、NECが提供する「BluStellar Academy for DX」の研修プログラムが活用され、DX人材の育成に取り組みます。

NECと穴吹カレッジグループの連携合意

連携の背景

近年、多くの企業がDXの重要性を認識し、その推進に力を入れています。しかし、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調査によると、DXに取り組む企業の8割以上が「DXを推進する人材の『量』の確保」に課題を感じていることが明らかになっています。この人材不足は、DX推進の大きな障壁となっています。

このような課題を解決するため、企業だけでなく、大学や専門学校などの高等教育機関でも、それぞれの特色を活かしたDX人材育成が進められています。

連携による具体的な取り組み

今回の連携では、「BluStellar Academy for DX」の研修プログラムを活用し、DXリテラシーの育成を行います。このプログラムは、経済産業省/IPAが定めている「DXリテラシー標準」および「DX推進スキル標準」に準拠してNECが開発したものです。2026年4月から、学校法人穴吹学園/穴吹カレッジグループの学生向けに授業が開始される予定です。日本の専門学校が「BluStellar Academy for DX」を単位講座として活用し、人材育成でNECと連携するのは今回が初めてとなります。

また、学生向けのキャリアセミナーの開催や、地域社会に向けたDXに関するセミナー・ワークショップなども検討されています。

BluStellarについて

NECは、DXに関してビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3つの視点から、戦略構想のコンサルティングから具体的な実装まで、一貫したサービスを提供しています。NECの価値創造モデル「BluStellar(ブルーステラ)」は、これらのサービスを体系化したものです。業界を横断する先進的な知識と、長年の開発・運用で培われた最先端のテクノロジーを組み合わせることで、ビジネスモデルを変革し、社会や顧客企業の経営課題を解決へと導きます。

BluStellarロゴ

「BluStellar Academy for DX」は、DX推進に欠かせないデジタル人材の育成をトータルで支援するサービスです。

関係者のコメント

学校法人穴吹学園の池田耕士副理事長は、「今回の連携により、学生たちが将来の職場で求められるDXの基礎を習得できる環境を整えられることを大変嬉しく思います。中四国に14校を展開する専門学校グループとして、2026年度から各学科の教育特性に合わせて取り組みを進めてまいります。NEC様との協働を通じて、地域社会の人材育成に貢献し続けたいと考えています」と述べています。

NEC BluStellar事業推進部門の吉本裕部門長は、「今回の連携合意を大変光栄に存じます。この合意を通じて、双方の強みを活かした実践的なDX人材育成の機会が、未来を支える人材の育成と日本の持続的な成長につながっていくものと確信しています。NECは今後も、価値創造モデル『BluStellar』を通じて、未来を担う若い力が活躍できる社会の実現に貢献してまいります」とコメントしています。

穴吹カレッジグループについて

穴吹カレッジグループは、中四国地区に14校の専門学校を持つグループです。この広範なネットワークを活かし、常に教育環境の充実に努め、時代のニーズに応じた多様な学科・専攻・コースを設定しています。「好きを極めたプロフェッショナル」を育成し、開校以来約44,800名の卒業生が企業、病院、施設など、地域社会の様々な分野で活躍しています。グループに属するすべての学校は、文部科学省が定める専修学校設置基準を満たした教育機関であり、各県知事から認可された専修学校(専門学校)です。

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