測量機・計測機器レンタルの株式会社ソーキ、データ分析の内製化へ 「Srush」のデータ統一クラウドを導入

株式会社ソーキ、データ分析の内製化で事業を強化

データを使いこなす力が、企業の未来を変える。

測量機・計測機器のレンタル、販売、修理を専門とする株式会社ソーキ(大阪府大阪市)は、データ分析と活用の課題解決のため、株式会社Srush(東京都品川区)が提供する「データ統一クラウド」の導入を2025年10月より開始しました。これにより、レンタル事業のデータ分析を自分たちで行えるようにし、事業の効率化と意思決定の精度向上を目指します。

これまでのデータ分析の課題

株式会社ソーキは1989年の設立以来、「計測技術で新しい世紀を創造したい」という理念のもと、土木・建設現場に最適な機器とソリューションを提供してきました。レンタル事業を運営する中で、レンタル商品の稼働状況など、重要な数字(KPI)を正確に把握することが不可欠です。

しかし、これまでのデータ分析では、「データを取り出す→加工する→見える化する」という一連の作業がバラバラに行われていました。このため、データ集計の担当者が限られたり、数字が合わなかったり、分析方法を変えるたびに大きな手間がかかったりといった問題が発生していました。結果として、データ管理部門に依頼してExcelで手作業を行うことが多く、約30,000点もの機械を扱っているため、商品ごとの詳しい分析には多くの時間と労力がかかっていました。

「データ統一クラウド」導入で課題解決へ

これらの問題を解決するため、ソーキは「データ集計・活用の属人化をなくす」ことを目標に掲げました。まずは少人数での運用から始め、将来的には全社的に展開することを見据え、データ集計・加工・統合・見える化・分析までを一貫して、専門知識なしで実現できる「データ統一クラウド」の導入を決定しました。

このシステムでは、会社の基幹システムや様々なデータベース、Excel、CSVファイルなど、あちこちに散らばっているデータを一つにまとめます。これにより、数字の定義や集計のルールを統一し、誰が見ても同じ結果が得られる環境を整えます。さらに、「Srush AI」を活用することで、人が気づきにくい問題点まで深く分析できるようになることを期待しています。

導入の初期段階では、レンタル商品特有の傾向を素早く把握し、異常の兆候を見つけるための環境整備を進めます。将来的には、「BI(ビジネスインテリジェンス)を使いこなし、必要に応じてAIを活用する」という方針のもと、数値以外の情報(定性情報)の分析など、より幅広い視点でのデータ活用を進めていく予定です。

株式会社ソーキからのコメント

株式会社ソーキ 機材本部データ活用推進チームは、今回の導入について次のようにコメントしています。

「これまでもデータ分析は行ってきましたが、より詳しい分析が必要な場面では、個別にデータを抽出・集計する必要があり、時間と負担が増えていました。また、分析項目によっては長年の経験が必要なため、担当者が限られ、業務が特定の個人に集中することも大きな課題でした。誰でも柔軟に資料を作成できる一方で、データが複雑になるにつれて作業が増え、効率的な分析環境が求められていました。」

「このような背景から、日々の業務の中で必要な時に無理なく分析ができ、さらにAIによる高度な分析機能も備えたツールを探していたところ、『Srush AI』を知りました。短い期間の試用でしたが、ExcelやCSVを扱えるレベルでデータベースの準備ができ、AIを使った分析をスムーズに行える点を評価しました。専門的な知識がなくても直感的に分析を進められることは、現場での活用イメージを具体的に描ける大きなポイントとなりました。」

「『Srush AI』を活用することで、人が気づきにくい課題や傾向を見える化し、より深いデータ活用と意思決定の高度化につなげていきたいと考えています。」

株式会社Srushについて

株式会社Srushは、「データドリブンジャパン」を掲げ、日本の中堅・中小企業のデータ活用を推進しています。「Srush AI」を核として、専門知識なしでデータを統合・見える化できる「データ統一クラウド」、データ活用をサポートする「データ活用伴走サポート」、データを使いこなせる人材を育てる「データ人材育成プログラム」の3つのサービスを展開しています。2025年4月には福岡に九州支社を開設し、地域企業の支援を本格化しています。

データ活用に関する無料相談会

現在、社内データ活用に関する無料相談を実施しています。ご興味のある方は、以下のリンクからお問い合わせください。

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