富士通と1FINITY、世界最大の通信展示会「MWC Barcelona 2026」でAIと最新ネットワーク技術を展示

富士通株式会社と、そのグループ会社でネットワーク事業を担う1FINITY株式会社は、2026年3月2日(月曜日)から3月5日(木曜日)にかけてスペインのバルセロナで開催される世界最大のコネクティビティ関連展示会「MWC Barcelona 2026」に出展します。両社は「Intelligence in Motion」をテーマに掲げ、最新のエンタープライズ向けAIソリューションと、AI時代を支えるネットワークソリューションを紹介します。

近年、企業活動や個人の生活でAIを活用したアプリケーションが日常的に使われるようになり、それに伴いデータ通信量も大きく変化しています。このような状況で、ネットワークのインフラはますます重要になっています。富士通と1FINITYは、最先端のネットワーク技術を通して、お客様とともに持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

「MWC Barcelona 2026」の開催概要およびブース情報は以下の通りです。

会期:2026年3月2日(月曜日)から2026年3月5日(木曜日)まで
会場:Fira Gran Via, Av. Joan Carles I, 64 08908 L’Hospitalet de Llobregat, Barcelona, Spain
富士通・1Finityブース:2G60 (Hall 2)

MWC Barcelona 2026 富士通・1Finityブース

主な出展内容

今回の展示では、以下の3つのエリアでさまざまな技術やソリューションが紹介されます。

1. テクノロジーエリア

このエリアでは、未来を切り開く先端技術が集結します。主な紹介内容は以下の通りです。

  • 量子コンピューティング:AI、HPC(高性能計算)、量子コンピューティングを組み合わせることで、材料開発における複雑な物性評価を効率的に行うことを目指します。これにより、これまで時間とコストがかかっていた触媒探索などの分野で、より広範囲な探索が可能になる可能性があります。

  • 「FUJITSU-MONAKA」:最先端の2nm技術とスーパーコンピュータ「富岳」の技術を受け継いだ富士通独自の設計による、次世代プロセッサです。AIの推論やネットワーク処理など、さまざまな作業において高い電力効率と性能を発揮します。2027年の提供を目指し、NVIDIA社やArrcus社との協力により、AIを支える環境に優しいITインフラの実現を進めています。

  • マルチAIエージェント連携技術:複数の企業にまたがるサプライチェーン(供給網)を最適化し、調達業務を高度化します。また、異なるベンダーが開発したAIエージェント間で安全に情報を共有できるセキュアエージェントゲートウェイも紹介されます。

  • フィールドサポートエージェント:AIエージェントが現場での作業を支援し、ネットワーク企業を中心としたサービスデスク業務を効率化する技術について、実際に操作できるデモンストレーションで体験できます。

  • Amalgamation AI:少ない学習データと限られたGPUリソースから、価値あるAIアプリケーションを素早く作ることができます。例えば、AIの専門知識がなくても画像認識のタスクに最適なVLM(視覚言語モデル)を選べるため、工場の監視業務などの現場の生産性を大幅に向上させることが期待されます。

2. ゴジラなりきり体験エリア

このユニークなエリアでは、社会課題解決を目的とした富士通の事業モデル「Uvance」の一つである「AI Technologies and Solutions」の技術を体験できます。人の動きをリアルタイムで高精度にデータ化する骨格認識AIを使って、日本の代表的な怪獣「ゴジラ」になりきる体験ができます。参加者は30秒間、グリーンスクリーンの前に立ち、ゴジラの動きを真似ると、その動きが画面上でゴジラとして再現され、都市を破壊する映像が流れます。

同時に、災害対策にも役立つ1FINITYのネットワーク技術の一つであるAI-RAN技術も紹介されます。これは、緊急時にRAN(無線アクセスネットワーク)の機能とAIアプリケーションの間でGPUリソースを最適化したり、周辺の携帯端末に素早く警報を送ったりするユースケース(利用場面)を説明するものです。このデモンストレーションを通して、富士通と1FINITYの技術が人々の可能性を高め、より快適で安全、そして持続可能な社会を作るという両社の思いを体験できます。

3. 1Finityエリア

1FINITYが提供する最新のネットワークインフラソリューションが、「AI-Ready Infrastructure」「Network Optimization」「AI-Driven Opportunities」の3つのゾーンに分けて紹介されます。

  • AI-Ready Infrastructure Zone
    増え続けるAIのデータ通信を支える最新のネットワークインフラ製品・サービスを紹介します。

    • Open RAN:都市部向けの高容量Massive MIMOを含む最新のRadio Unitポートフォリオ

    • Open Transport:エッジやアクセス網から、メトロ、長距離、次世代データセンター間の接続までをカバーする光伝送製品や、消費電力を抑える液冷技術など

    • Arrcus:エッジからクラウドまで多様なプラットフォームで動作し、通信の最適化、自動化、拡張性を特徴とする、AIインフラを支える共通ネットワークOperating System「ArcOS」を中心としたネットワークソリューション

  • Network Optimization Zone
    AIを活用し、ネットワークの構築や運用を高度化・効率化するソリューションやサービスを、デモンストレーションで体験できます。

    • AI Operations:長年のネットワーク運用とAI活用の経験に基づいた、複数のベンダーやドメインに対応するネットワーク運用ソリューション

    • Network Modernization:既存のネットワークから最新技術への移行を支援し、リソースの最適化や規模の拡大・縮小によって変化する需要に柔軟に対応できるモダナイゼーションサービス

  • AI-Driven Opportunities Zone
    AIとネットワークが融合することで生まれる新しいビジネスモデルやユースケースを紹介します。

    • AI-RAN:骨格認識AIを使ったゴジラのなりきり体験に加え、AIアプリケーションとRANの作業を両立させるAI and RANのユースケースを中心に、NVIDIA社のGPUを活用したAI-RAN技術の最新状況やビジネスモデルのアイデアを紹介します。

    • Private Wireless:製造業や流通業など、多くの業種に対応したオールインワンのプライベートワイヤレスソリューション

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